忙しいから解放される「時間の使い方」ステップ⑤他の人に任せる | 『7つの習慣®』認定コンサルタントが教える人生を輝かせる最高の時間術

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次に、「第Ⅳ領域」以外の3つの領域の「タスク」の中で、あなたがやらなければならない理由がないものはすべて、あなた以外の人に「任せる」ことを考えましょう。つまり、あなたでなくてもできる「タスク」については、他の人に委託・委譲・委任してしまいましょうということです。
特に、

・「あなたの理想の人生時給」よりも低い金額でアウトソーシングできるもの
・あなたが行うよりも専門家に任せたほうが、「ROT(時間生産性)」の向上
が期待できるもの

については、積極的に他者に「任せる」ことを選択しましょう。
他の人に「任せる」ことで結果を出すためには、2つの前提条件があります。
1つ目は、任せたい「タスク」について、できる限り「単純化」しておくことです。
2つ目は、任せたい「タスク」を遂行するための「マニュアル化」ができていることです。

まずは、あなたの「タスク」について、「単純化」を図りましょう。大学生のアルバイトや新入社員にでもできるレベルまで、「何をどのようにすれば良いか」を徹底的に考えることが、「ROT(時間生産性)」を高めることに繋がります。
その上で、あなたの「タスク」の遂行手順を「マニュアル化」していきましょう。あなたがいなくても、その仕事が回るように「仕組み化」することが、「任せる」ということです。

会社に勤めている場合、勝手に自分の「タスク」を同僚や後輩に「任せる」ことは難しいと感じるかもしれません。ただ、そもそもあなたは、自分の「タスク」を同僚や後輩に「任せる」という考えをこれまで上司に相談したことがあるでしょうか。
あなたの「タスク」を同僚や後輩に任せることで、組織全体の「ROT(時間生産性)」が高まるのであれば、仕事ができる上司なら反対しないはずです。まだやってもないことを諦めたりせずに、ぜひ上司に相談・提言してみてください。

この「任せる」ことをアドバイスすると、よく言われることがあります。それは、「人に任せるために教える時間を考えたら、自分でやってしまったほうが早いのではないか」という意見です。
これは短期的に見れば、その通りかもしれませんが、中長期的に発生し続ける「タスク」なのであれば、人に「任せる」ことのほうが効率的であることは明白です。

また、「任せる」ことで、「任せられる」側の人の能力だけでなく、「任せる」側のあなたの能力も確実に向上します。人は、教えることで成長し、役割や責任をもらうことでも成長するのです。
あなたが抱え込んでいる「タスク」の中で、あなたでなくてもできるものは何ですか。それを思いきって、他の人に「任せる」準備をしましょう。

任せる(例)
・自宅の家事を代行会社に任せる
・中途新人の教育を新卒3年目社員に任せる
 

次回はタスクを他の人とシェアすることについてのお話です。

 

 

仕事ができる人の最高の時間術 (アスカビジネス)