佐藤です。
先月、社会福祉士の実習指導者として約一か月間、大学生を指導しました。
私は障害者の就労支援の仕事もしており、当事者やご家族との面談と、企業や各種関係機関への訪問が主な仕事内容です。
ですので実習生にとっては、差し障りない限り、面談に同席しまくり、外部訪問に同行しまくる日々でした。
一般的な社会福祉士の施設実習とは異なり、様々な障害を持つ方々とのリアルな面談場面に同席し、企業訪問、関係機関訪問とかなり動きのある実習だったので、相当な驚きだったようです。
毎日、実習日誌へのコメントを書いていく中で、私は自分が実習生だった頃を思い返しました。
私は当時30代後半でしたが、実習にしろ、福祉施設でのバイトにしろ、私は明らかに今よりも目をキラキラさせて毎日ドキドキしながらやっていました。
何せ返事が違う。
周りは20代の人が多かったのですが、「佐藤さん」と呼ばれると「はい!」。
ひと際高いトーンで返事をしました。
その姿勢に周囲は驚いた様子でした。
それが今や、幸か不幸か仕事への自信が付いてきて、同僚から「佐藤さん」と呼ばれると、「はい」。
「!」マークが抜けちゃいました。
時に、ぼそっと「ぁぃ・・・」。
おー、なんてこった。
確かに様々な困難ケースに対していく中で、面談スキルもソーシャルワークスキルも明らかに上がってきています。
自信も付きます。
しかし、この自信が厄介なのです。
自信は気を付けないと簡単に慢心に変わります。
私は半年ほど前に、そういった自分がいることに気付きました。
仕事への慣れ、そして慢心になりつつあった私の自信は、キラキラドキドキを奪いました。
そうして、一ケースへの心のこめ方が乏しくなっていたのです。
対人援助職ではバーンアウト(燃え尽き症候群)してしまう人も多く、あまり熱を入れないようにという人も多いですが、バーンアウトは単にアドラー心理学の言う他者との「課題の分離」ができていないためであって、だからと言って心をこめないというのは訳が違います。
どれだけ課題の分離ができていても、どれだけ相手と距離が置けたとしても、心はこめられます。
心のこめ方に終わりはありません。
私の慢心は心のこめ方に限界を作ってしまっていたのです。
マザー・テレサは言いました。
「大切なことはどれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心をこめたかだ」
あまりに深く重い言葉です。
私はたくさんのことをしたとして慢心してしまっていたのです。
私の今年の抱負、それは「心をこめる」です。
きっとマザーテレサを前にしたら、「心をこめました」なんて一生言えないでしょうけれども。
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