そのとき、わたしは本当に孤独でした。

当たり前だと思っていたささやかな日常が、砂のように指の間からさらさらこぼれ落ちて行くのを、わたしは呆然と眺めているしかありませんでした。
全世界に裏切られたように感じ、自分を見失って更によくない現象を引き込むという悪循環に、どっぷりとはまりこんでいました。

でも、誰にも相談できなかったんです。
迷惑も、心配もかけたくなかったから。
自分が不幸せだと、誰にも、自分自身にも、知られたくなかったから。
わたしの気持ちなんか、誰にもわかるわけなんかないと思い込んでいたから。

何日も眠れないようなとき、明け方の線路ぎわをよくひとりで歩いていました。
自分がどうして生きていなくちゃいけないのか、まったくわからなくなっていました。

そういう中で、REIKIと出会いました。
あのとき突然、電撃のように全身を貫いた「光になるんだ!」という声ならぬ声に導かれて。


前回までの記事
矢印レイキとの出会い(レイキ体験 序)
矢印「失うものなんか、何もない。」(レイキ体験1~出会い~)
矢印「だって、悪いのはわたしじゃないから」(レイキ1stディグリー)



花キラキラ花キラキラ花キラキラ花キラキラ花キラキラ花キラキラ花キラキラ花

 レイキ体験3 
~レイキセカンドディグリー~

花キラキラ花キラキラ花キラキラ花キラキラ花キラキラ花キラキラ花キラキラ花


伝授セミナーを受けた日から毎日、習った通りに自己ヒーリングをしました。
決まったポジションに決まった順番で手を置いていく、1時間のセルフセッションです。
5分ごとにポジションを動かしていくことになっていたので、だいたい時間の合う音楽を繋げて自己ヒーリング用のテープを作り、ウォークマンで聴きながら手を当てていました。

何がどういいのかはっきりとはわからなかったけれど、体が温かくなり、いつもざわめいていた心が、そのときだけ少し静かになります。
なんだかよくわからないけど、これ、好きだな、と思っていました。


セミナーから2週間くらいしたとき、ティーチャーさんからメールが来ました。
次回のセカンドセミナーの日程と、「受講しませんか」というお誘いでした。

そのスクールでは、通常、REIKIのファーストとセカンドは一緒に申し込んで続けて受講する人が多いそうなのですが、わたしはファーストディグリーしか受講しなかったんですね。
物理的に時間を取るのが難しかったというのもありますが、ハッキリ言って、怪しげなものに関わりたくないという思いの方が大きかったです(笑)
経済的な観点からも リスクは最小限に抑えたかったし・・・

でも、そのときは、あまり迷わず「受講します」と返事をしました。
「自己ヒーリングの時間が半分になります」と書いてあったのが魅力的だったので。
ちょうど、毎日1時間座っているのは厳しいときもあるなあ、と思い始めていたからです。
当初の緊張感が抜けてくると、まとまった時間が取れなくて細切れになったり、途中で爆睡(^^;)して、なし崩しになってしまったりすることが起こるようになっていました。



さて。
セカンドディグリーでは3回のアチューンメントを受け、3つのシンボルを習います。

エネルギーを集中させるシンボル、精神的な癒しのためのシンボル、時空を越えてエネルギーを送るためのシンボルです。
REIKIというとよく出てくる「味かえ」や「遠隔ヒーリング」は、これらのシンボルを使うので、セカンドからできるようになります。

また、セカンドのアチューンメントを受けると、ファーストの段階では約一時間必要だった自己ヒーリングの時間が、半分の30分になります。


アチューンメントは、やっぱり受けている間はぼけ~っと目をつぶっていればOKです。
ファーストでは丹光が見えましたが、セカンドでは、それに加えて何か模様のようなものが見えました。
過去生が見えたり、子どもの頃の記憶が出てきたりした人もいるようです。エネルギーに敏感で、ぐるぐる揺れている人もいました。


このときも、アチューンメントの間に講義がありました。
シンボルの使い方、各シンボルの説明と練習です。

REIKIと言えば有名(?)な「味かえ」の実習もしました。
みんなはすぐできるようになって、あちこちから驚きの声が上がったりしていましたが、わたしにはすごく難しかったです。

結局、「味かえ」ができるのに2ヶ月くらいかかりました。
駅の売店で買ったサイダーに何の気なしにシンボルを使ったら、一瞬で炭酸が抜けてしまったのです。すごくびっくりしました。
それ以来、味かえができるようになりました。


「遠隔」の方は、わたしには、簡単でした。

時空を越えるシンボルを使うと、離れたところや時間にあるエネルギーを引き寄せることができます。
セミナーの中では、この、遠くにあるものを引き寄せる、という実習をしました。
当日ご一緒だった方の一人に、ご家族がずっと意識不明という方がいらっしゃって、その本人が何を感じているか知りたいと希望されたので、その方の意識を引き寄せることになりました。

ぼぉっと両手を広げて待っていると、不意に、重さのある空気が隣にありました。
そして 耳元に
「・・・・・・つかれた・・・・」
という女性の囁きが聞こえたのです。

びっくりして、恐怖を感じました。
気のせいだと思おうとしました。

でも、空気の実体感も声も、いずれもとてもリアルで、空想だと思う方が無理でした。
そして、これがそのご本人だという確信がありました。
とても不思議な体験でした。


セミナーが終わると、当日の受講生同士で「遠隔ヒーリング」の練習をすることになりました。
約束した時間になり、ソファに座ってボーッと待っていると、腰の当たりに突然あたたかい気配が・・・。

あ、これが遠隔なのね、とよくわかりました。
これが、初めて「エネルギー」というものを実感した瞬間でもありました。



(つづく)


前回までの記事
矢印レイキとの出会い(レイキ体験 序)
矢印「失うものなんか、何もない。」(レイキ体験1~出会い~)
矢印「だって、悪いのはわたしじゃないから」(レイキ体験2~レイキ1stディグリー)




お知らせ

レイキ練習会+「海になる」マジカルメディテーションワークショップ
(8月に延期となりました。)

レイキ練習会は、レイキに興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。
他スクールで学ばれている方、伝授を受けていない方も大丈夫です。

「海になる」マジカルメディテーションワークショップでは
生命の根源である海を体の中に呼び起こす瞑想ワークを行います。
すごく心地よくて、毎年とても好評のプログラムです。
日常の緊張をすべて解きほぐし、
「いのち」そのものと一体になる体験をしませんか?



DAYBREAKのREIKI伝授セミナーはこちらでご案内しています。
クリック REIKIについて
クリック REIKI伝授セミナーについて