追記あり2・もう?!(笑) Perfume Tour 『JPN』のマニアックな話題をどうぞ(笑) | 音楽三昧 ・・・ Perfumeとcapsuleの世界

追記あり2・もう?!(笑) Perfume Tour 『JPN』のマニアックな話題をどうぞ(笑)

昨日で "Perfume 3rd Tour 『JPN』" の初回を飾った神戸公演の2daysが無事に終了。







オレは "お留守番組み" だったのだが・・・・・ 








実はオレは、このTourで採用されているPAスピーカー・システムの情報をかなり前から把握していた(笑)。






まぁ、Perfume側から箝口令が発令されていので、set listと演出の情報に関してはエントリーに書かないが、PAスピーカー・システムは書いても・・・・ いいよね??(苦笑)


というか、既に公式に公表されているし・・・・ (笑)。








ということで、このネタは神戸公演が終了してから書こうと思っていたし、既に公式に公表されていて、この内容は問題ないと思う。














しかし、ネタバレを気にする方々はここから先はご遠慮して頂きたい。
















































このTourで採用されているPAスピーカー・システムは、これだ。








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これはPerfumeのLiveのPA全般を担当している、村田孝氏や佐々ふみ氏が所属する "MSI JAPAN" の公式HPのものだ。





それで、ここに書かれている「V-DOSC」というのは、このBLOGを訪れる方々にはおなじみのL-ACOUSTICS社の「V-DOSC」という、線音源方式のいわゆる『ラインアレイスピーカー』である。







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この「V-DOSC」というPAスピーカー・システムは『Perfume LIVE @東京ドーム(2010年)』や『直角二等辺三角形TOUR(2009年)』でも用いられた、いわば"Perfume御用達のPAスピーカー・システム" と言っても過言ではないだろう(笑)。






"線音源" 方式というのはHeil Christian博士 と Urban Marcel教授の「多数音源アレーの放射する音場(1992年)」の研究成果であり、これは円柱状音波の物理的性質を研究したものである。



そして「V-DOSC」といえば、そのHeil Christian博士 が考案したWST(Wavefront Sculpture Technology)理論(1987年)を具現化したシステムだ。


このシステムが発表された当時には、極めてシンプルな構成なのにもかかわらず会場の各地点において音圧の差が少なく、音質の劣化は極端に少なく、さらに遠達性に優れているということで「これでアリーナ、ドームクラスの音響・音質もかなり改善される」と業界内の話題をさらい、PAエンジニア達もかなり高く評価していたようである。




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 *「V-DOSC」のSPL(音圧)の公式データ







オレは当然、『Perfume LIVE @東京ドーム(2010年)』や『直角二等辺三角形TOUR(2009年)』で「V-DOSC」のサウンドを体験しており、また他のアーティストのLiveでも「V-DOSC」を幾たびも体感してきた。その経験から、他社の『ラインアレイスピーカー』を比較すると「V-DOSC」は"緻密でパワフルな低音の質感" を備えており、オレはその響きが非常に好みであった。







「V-DOSC」を用いているのであれば、一昨日と昨日の "神戸ワールド記念ホール" のキャパを考慮すると、さぞかし "緻密でパワフルな低音" が響いたことだろう・・・・・。 






う~ん・・・・ 参戦した方々がうらやましい・・・・・。








今回のTOURも「V-DOSC」を採用している・・・・ 神戸公演前からその情報を知り、その情報だけでワクワクしているオレがいた(笑)。









今後の各会場も楽しみだ!!!!!!!!!!!!!!!











<○追記1>


"さいたまスーパーアリーナ公演" は会場レイアウトがスタジアム・モードが確定なので、そのキャパを考えると、個人的には「V-DOSC」の上位機種で、高音域の遠達性と鮮明性に優れているL-ACOUSTICS社の「K-1 System」を導入して欲しかった気もするが・・・・(ちなみにPerfumeと同じ所属事務所の "福山雅治のアリーナツアー(2009年)" のさいたまスーパーアリーナ公演では「K-1」を採用している)



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まぁ、Perfumeの場合舞台装置なども大掛かりで、輸送・設営などに手間と予算が必要となるので、それを言うのは贅沢な話か・・・・(笑)。 しかし、そうは言ってもオレの個人的な好みからすると、実は低音域の質感は上位機種の「K-1」より「V-DOSC」のほうが勝っているように感じるからなぁ・・・・・。




さいたまスーパーアリーナで「V-DOSC」がどのような響きを放ってくれるのかも、今から興味深いところだ。












<○追記2>


ミキシング・コンソール(卓)はたぶん"あれ" だろうけど・・・(笑)。参戦できる会場でアリーナに降りれる事があれば、PAブースに行ってミキシング・コンソールやアウトボードをしっかりと確認しておきたいと思っている(苦笑)。











<○追記3 : 21日・pm13:30>


某巨大掲示板では "日本ガイシホール" がなぜか人気のようで・・・・  それで「日本ガイシホールは最新鋭のPA設備を入れているから、良い音がするのでは・・・」というのがその理由のようだが、このTourでは、実際は常設のPA設備は用いない(苦笑)。


日本ガイシホールでも "MSI JAPAN"が持ち込んだ、L-ACOUSTICS社の「V-DOSC」を中心としたシステムを採用している(これはMSI JAPANの公式HPでも既に公表されている)。


そしてこのTourでは、どの会場でも基本的には同じPAシステムを用いる(キャパが小さい会場では例外もあるかもしれないが)。



これは2009年に展開された『直角二等辺三角形TOUR』も同様である。オレは当時、アリーナスケジュールは"日本ガイシホール" と "横浜アリーナ" に参戦していて、両会場の響きを違いを把握している。




確かに "日本ガイシホール" の低音域の量感はかなりのものであったが、"ある課題" も同時に感じられた。



総合的なバランスなどを考慮すると "横浜アリーナ" のほうがオレ好みの傾向の響きだ。




どちらにせよ、同じPAシステムを用いて、同じF.O.Hエンジニアがオペレーションを担当しても、各会場で差異がある。




この音質の差は、会場のcapacityと形状の差なのだ(笑)。





「V-DOSC」・佐々ふみ氏・Perfumeの音源との組み合わせでの、初の"さいたまスーパーアリーナ" での音の響き。どのように仕上げてくるのか、今から楽しみだ・・・・。













<○追記4 : 21日・pm22:30>


他のアーティストだと "さいたまスーパーアリーナ公演" であればL-ACOUSTICS社の「V-DOSC」を進化させた「K-1 System」を採用することが増えている(ちなみに「K-1 System 」はドーム・スタジアム級を想定した設計思想である)。




その理由として、さいたまスーパーアリーナを例にとると、500レベルのサウンドフォーカスが「V-DOSC」と比較して、かなり正確に狙えるようになったそうである。




「V-DOSC」を用いて、500レベルのオーディエンスにはどのように聴こえるのだろうか・・・・ 。



F.O.Hエンジニアの手腕がかなり試されるなぁ・・・・・・




その興味は尽きない。










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