出典:http://unionsakai.seesaa.net/article/259394930.html

 

出典:http://qbiz.jp/article/9579/1/

 

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出典:「モラハラ資料」

 

パワーハラスメント(モラルハラスメント)の加害者は

「自己愛性人格障害(パーソナリティ障害)」である

とされています。


モラハラの被害にあった人は「自分が駄目だから叱られるんだ」という認識を植え付けられているかもしれませんが、

原因は「加害者が人を見下し傷つけていなければ自分を保てない弱い人であること」です。

 

その精神的暴力を正当化するために、「あなたが傷つけられても仕方のない駄目な人間である」という認識を周囲やあなた自身、更には加害者自身に思い込ませようとしているのです。

 

 

1.自己愛性人格障害とは:

 

一見「自分大好きな人たち」という印象を与えがちな名称ですが、

「ありのままの自分を愛せない」障害です。

 

心の底には強い劣等感、コンプレックス、自己無価値感が渦巻いており、もろく崩れそうな自尊心を「自分は万能で特別な存在だと信じること(自己暗示)」「他者から肯定的に評価されること」「優越感を得るため身近な弱者を貶め見下すこと」で維持しています。

 

そのため賞賛・注目・感謝・愛情を求める行動に駆り立てられ、

些細な否定に怒り、

特別扱いされることを求め、

外では理想の自分を演じる一方で、

絶えず身近な弱者を否定し傷つけること(モラハラやDV)で、

精神のバランスをとっています。

 

 

2.自己愛性人格障害者の特徴:

 

①常に注目を浴びたり外的評価を得ていないと不安になる


■ 目立つのに必死、声が大きい、話を盛る、自慢話が好き、長々と一方的に話す、人が話している時はイライラしている、キーワードに反応して話題をもぎ取る


■ 地位を求める、ランク付けに一喜一憂、天才・一流などの言葉を好む、誉められると5歳児の顔ではしゃぐ、○○さんに認められているなど人の評価を強調する


■ 人の上に立ち、主役になりたがるが自分のことしか考えてないので適性は低い


■ 目上の人やよその人には愛想が良く明るく饒舌ないい人、お世辞がうまい、手を叩いて笑うなどリアクションが大きい、差し入れやサプライズプレゼントが好き、おごる、世話を焼く、親孝行、謙遜する、道化を演じる、いい人アピール頑張ってるアピール、実際よりできる人に見せかけるのがうまい


■ 身近な人を下げ、引き立て役や自分が賞賛を得るための道具・奴隷化する

 

 

②身近な人より上の立場でいられないと不安になる


■ 嫉妬深く些細なことでも比較して優位に立ちたがる、目で見えるもの・数値化できるものでの比較が多い。容姿やファッションを馬鹿にする、人の収入や貯金を知りたがる、年上であることを強調


■ 身近な人の幸せを喜べない、羨ましくても興味のないフリ、不幸や失敗を喜ぶ


■ 恋人や取り巻きに自分より格下で自分の思い通りになる人を選ぶ


■ 対等な関係を築けないので長期的に付き合っている友達がいない


■ 身近な人が才能があったり褒められているとモラハラで引きずり下ろす

 

 

③人より上だと思える行為で優越感を得て不安を解消する


■ 自分を特別な人だと思い込み実績がなくても自信に満ちた偉そうな態度、憧れの人の考えや動きをコピーしその人であるかのように振る舞う(同一化)


■ 上から目線で説教やダメ出し、いじる・からかう、人を笑いものにする、些細なミスを責める、批判・うわさ話・悪口を好む、仲間はずれを作る


■ 悩み相談に乗りたがり、弱みや恥ずかしい話を聞き出しばらまく


■ 身近な人を見下し傷つけたり嫌がることをさせる、支配的なセックスを好む

 

 

④身近な人が思い通りにならないと不快になる


■ 人の趣味や考え方を馬鹿にする、自分のやり方や好きなものを押し付ける、共感性が低く人それぞれという発想が乏しい、デリカシーの無さ


■ 身近な人とは上下関係を築き利用する、やたら急かす、こだわりが強い、しつこい、不満を言葉ではなく態度(無視や嫌がらせ)で表し相手に顔色を伺わせコントロール、思い通りにならないとモラハラ

 

 

⑤人の評価に左右され個性のない薄っぺらな人格


■ 本当は気が小さく批判に弱い、人の目を気にする、多数派に流れたりはやりに迎合する、人のマネをする(取り入れ)、身近な人の要素を張り合わせたコラージュのような人格、個性がない、一貫性がなく発言が矛盾、どこか薄っぺらい


■ 自分の頭で考えられない、パクる、人に意見を言わせて賛否を言う、創造的な活動が苦手、同じパターンを繰り返す

 

 

⑥自分の非や否定的な評価を受入れられず正当化する


■ 言い訳がうまく、落ちつきはらった態度で相手をおかしな言いがかりをつけてきた悪者に仕立てあげ被害者のように振舞う、非を認めず謝らない


■ 批判に弱く、落ち込んだり些細な指摘に激怒し復讐する(自己愛憤怒)


■ 失敗しそうな仕事を人に押し付ける、手柄は自分のもの・失敗は人のせい


■ イジメをしつけや冗談のつもりと正当化、お前のせいでイライラすると言う


■ 都合の悪い発言や記憶を消去(解離・否認)、大切な人を傷つけた時は大切ではなかったと思うことで罪悪感から逃れる(躁的防衛)(大切にしていた頃の記憶を消去)、感謝の気持ちがない(相手に優位に立たれた記憶の消去)、自分のことを棚に上げてお前が言うなということを言ってくる(自己投影)、プライドを傷つけた人を嫌いになる(脱価値化)

 

 

⑦人を利用価値や自分より上か下かでしか見ない


■ 良い自分を映す鏡(褒めてくれる、自慢話を聞いてくれる、あなたのおかげと感謝してくれる、チヤホヤしてくれる、イエスマンで何でも賛同してくれる)


■ 利用価値のある人(権威付けに役立つ、引き立ててくれそうな上司や先輩)


■ 優越感を得るための道具(不幸な人、自分の世話を必要としている人)


■ 引き立て役、叩き台、サンドバッグ、面倒な仕事や身の回りの雑務を処理するための道具

 

 

⑧自分の価値を確認するのに他者の存在が必要なので一人で過ごせない


必ず同居同棲している、常に取り巻きと行動、

一人で有意義な時間を過ごせるような趣味がない

 

⑨洞察力のある人は本能的違和感から回避できる


立ち居振る舞いが演技くさくわざとらしい、笑顔がうそ臭い(本能的な不快感)、ギョロ目で爬虫類を思わせる風貌、どや顔、謙遜してる割に説教や自慢話が多い、友達が少ない人を馬鹿にしているが自分も友達はいない、人によって態度を変える、言ってることとやってることが違う、前任者(前の恋人)も無視されたり暴言を受けていた、ふとした時に見せる冷酷さや器の小ささ

 

参照:パーソナリティ障害

 

 

ポスター販売人財多様性経営を支援する 公益財団法人21世紀職業財団

 

*参照:PTSDに効果「持続エクスポージャー療法」(PEの4本柱)