月刊ポップル

月刊ポップル

千葉県柏市で気まぐれにサポート活動をしている、「ポップル」(旧:Pople)の公式ブログです。「月刊ポップル」と名付けたキッカケは、とある音楽仲間から「(月に数回の更新なので)月刊誌みたいですね」と言われたことから。閲覧はパソコンかタブレット環境推奨。

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1日の夜は柏Studio WUUのOpen Micでした。

 

今月は先月のOpen Micで披露した、勝手にウイスキーのCMソング「ときの響」の打ち込みの音源と、去年の春に弾き語りで作って8月のOpen Micで歌った「春を迎えにいこう」の音源が(こちらはあくまでもラフですが)完成したので歌いに行きました。

(この記事を書きながら「春を〜」の歌詞を公開した気になっていて、実際は公開していなかったことに初めて気づいたw)

 

素敵な夜をありがとう!

 

 

See You...

春を迎えにいこう

2018.4

 

 

 

花より団子のあなたと 歩く並木道

よそよそしく逸らす顔に 期待を託すよ

 

すこし大げさだけれど 春を迎えにいこう

キッカケなんて ほんの一言でいい

ほらいち早く 春を先取りするために

一歩先に踏み込んで・・・

 

 

徹夜で寝不足のキミと 歩く石の道

幼かったはずの横顔 願い綴る絵馬

 

すこし大げさだけれど 春を迎えにいこう

キッカケなんて ほんの一言でいい

ほらいち早く 春を先取りするために

桜前線を追い越して・・・

 

 

すこし大げさだけれど 春を迎えにいこう

キッカケなんて ほんの一言でいい

ほらいち早く 春を先取りするために

一歩先に、いま・・・

 

花冷えを越え実を結ぶ 夢に破れた春

スーツを決めて手を振った 友の声がする

 

 

*****

 

自称・春歌ヒットメーカーのポップルが2018年に書いた曲。

ポップルとしては初めて3番まである歌で、3人それぞれの春の訪れを書いている。

 

 

最終更新日:2019.3.5

今回のブログはアルコール度数43%です。

お酒は二十歳になってから。

 

 

 

 

 

季節外れの暖かさで汗が一向に引かない背中が気になりながら、7日の夜は半年ぶりに柏Studio WUUのOpen Micに参加してきました。

今回は"勝手にCMソングシリーズ"の新作として、ウイスキーのCMソングが完成したので披露しました。

 

この曲の説明をするにあたり、私がウイスキー好きになった簡単な経緯を語りたいと思います。

 

いきなりですがお酒が大好きでおなじみのポップル。

二十歳になりたての頃、まだ甘いお酒しか飲めなかった私が、キリンの缶チューハイ「氷結」を初めて飲んでその美味しさに感動し、「銀と青のキリン」というCMソングを書きました。

しかし2年ぐらい経つと毎回のように甘いお酒を飲むのもマンネリになり、甘くなくて口に合う他のお酒を探していたとき、当時ファンになりはじめた山崎まさよしが、過去にTOWER RECORDとサントリーとのコラボで、ウイスキー山崎の魅力を山崎まさよしが語るキャンペーンがあったことを偶然知る私。(このときすでにキャンペーンは終わっていたのだが)

 

そして2016年の秋、山崎まさよしが好きだから山崎蒸溜所へ行くという(ある種の聖地巡礼のようなノリで)実際に山崎蒸溜所の工場見学に行きました。

そこで麦芽から原酒の蒸留、樽詰め、熟成、ブレンド、という一通りの工程を見学したあと、最後の試飲コーナーで貴重な原酒2種類と山崎の飲み比べをしました。

 

下の画像に写っている左2つは原酒なのでやはりツンとアルコール臭があったのですが、その原酒を味わったあと山崎を炭酸水で割って飲むと・・・

「コーラで割らなくても美味しい!」

 

恥ずかしながら山崎を初めて飲んだ一口目の感想がこれでした(笑)

 

というのも、それまでの私はスーパーで売られている2l入って2,000円程度の(ウイスキーとスピリッツを混ぜた)安いウイスキーを、(ハイボールだとアルコール臭がキツくて飲めないので)コーラ割りにして飲むことしか知らなかったので、本物のウイスキーの味に感動して衝撃が走ったのを覚えています。

平日だったこともあり、個人でこの工場見学に来ていたのは私以外みんな外国人で(団体だと他の日本人もいた)、一人でいる私を気に留めてくれたサントリーのガイドのお姉さんが、試飲中に話しかけてくれたのはいい思い出w

 

このような体験をした私は22歳にして本物のウイスキーの味に魅了されたと同時に、ウイスキーがいくつかのロマンに満ち溢れているお酒である点にも惹かれていったのです。

 

■世界中にあるウイスキーで世界旅行気分

キリンのホワイトホースのホームページにこんなわかりやすい地図がありました。

・・・偉そうに言っている私はもっぱらサントリーの角がメインなのですが(笑)、たまに海外のデュワーズやジョニーウォーカーのレッドラベル、最近だとホワイトホースなど、それぞれの個性を味わう楽しみは幸せそのものです。

 

■無数の個性からひとつの味を作る

私は工場見学をしてしばらく経った頃、YouTubeにアップされていた某公共放送の「プロフェッショナル 〜仕事の流儀〜」という番組で、サントリーのチーフブレンダー輿水精一さんの仕事をたまたま拝見しました。(現在は削除済)

その仕事を簡単に説明すると、ブレンダーは蔵から作業場に原酒(樽で熟成させたウイスキーの元となる酒)を持ち込みます。原酒は仕込んだ年代も熟成させた年数も、味も香りも違うため全て味見します。

 

原酒にはクセが強いものや弱いもの、香りがあまりないものや強いものなど、どれも個性が強すぎて単体では飲むのが難しい味。

しかしブレンダーはそれらの個々の特徴を把握したうえで、原酒同士の良い個性が引き立つように何度も果てしない試行錯誤をして完成形のウイスキーを創り上げるのです。

また常に最高のコンディションで仕事をするため、ブレンダーは日々の生活でも体調や嗅覚を常に一定に保つために気をつかっていることも知り、本当に大変な仕事なのだと感じました。

YouTubeを見ながら片手に山崎のハイボールを持っていた私は、思わず背筋を伸ばして敬意を払ったのは言うまでもない(笑)

 

私はこの原酒のバラバラの個性を活かしてブレンドを施しウイスキーを完成させる仕事に、我々の人間社会を重ねたのです。

1人でできることは限られているが、皆が手を取り合って協力することで、生まれや育ち、価値観などが異なる老若男女が、社会において調和してこの世界を作っている。

今回の歌で伝えたかったことのひとつです。

 

ウイスキー作りにおけるこのような点に私はロマンを感じ、よりウイスキーが好きになったのです。

 

■歌いたかったこと

さて、前置きが非常に長くなりましたが、新曲のタイトルは「ときの響」。(曲名をクリックして歌詞ページへジャンプ)

言うまでもなく時間をかけて熟成された原酒が響き合う様からきています。

 

コード進行とテーマは約1年前からあったのですが、煮詰まってしまったのもあり半年ほど寝かせて、2019年に入ってまた手を付けたところ突破口が見つかり、自分の中でOpen Micを締切と決めて一気に書き上げました。

 

大阪の山崎蒸溜所、そして北海道の余市蒸溜所を見学して感じたことをもとに、原酒作りに必要な麦芽。そして原酒の熟成に必要不可欠な蔵の環境(ここでは)と時間

これらを主体に(妄想で作ったCMの映像と合わせながら)、ゆったりとしたときの流れを感じられるようなイメージでサビから作りました。

 

またDメロではあの有名な、石川さゆりの「ウイスキーが、お好きでしょ」のアンサーパートを、ノリと勢いで作って入れてみました。

余談ですが歌詞にもあるとおり、ハイボールにはレモンを入れないでほしい派ですw

ここだけの話、このDメロが一番歌っていて気持ちがいい部分だったりします(笑)

 

=====

 

案の定Open Micの3日前まで埋まっていない歌詞を書いていたことと、まだ体に歌が染み込んでいなかったので結構ふらふらした歌い方だった(いつものことかw)とは思いますが楽しく歌えました(笑)

そのあと休憩タイムにカウンターでスコッチウイスキーのハイボールを頼もうとしたところ、2種類の銘柄があって迷ったのですが、私のウイスキー愛が認められて(笑)、なんと試飲してから選ばせてもらえてとっても嬉しかったです!(^^)

 

 

最近は新しい常連さんが増えはじめている(?)Open Micですが、このブログでおなじみのTFUさんや鈴木悠平さんとも久しぶりにご挨拶できてよかったです。またこの日は音楽活動を始めたばかりの19歳の女の子が、初々しく歌う姿も見られて初心を思い出す夜でした。

今年はOpen Micをひとつの締切と自分の中で定めて、この「ときの響」のように作りかけで眠っている曲を、また趣味として肩肘張らずに作って歌っていこうと思っていますので乞うご期待。

 

 

PS

遅くなりましたが今年もよろしくお願いしますm(_ _)m

あと前回のOpen Micで歌った、タイトル未定のカルピスCMソングの歌詞も公開しましたのでこちらからどうぞ。

 

 

See You!!

タイトル未定

2018.8.1

 

放課後の部屋を そっと抜け出して

高鳴る胸を抑えて いつもの場所へ

校庭に伸びる 長い白線を

未来をかけて走る姿 見てた

 

「いつでも挑むのは昨日の自分だ」と

脇目も振らないあなたは

焦がれる人

 

果てしなく 雲のない 空のような

澄んだ目をした君に 私が映れば

どこからか 溢れ出る 想いがいま

弱気な私をそっと 後押しする

 

 

8月最後の 勇姿を追いかけ

滴る汗も忘れて 大声あげて

夕暮れを歩く 細長い影は

付かず離れず言葉は なくて

 

果てしなく 雲のない 空のような

澄んだ目をした君に 涙が伝えば

どこからか 込み上げる 想いがいま

弱気を両手でぎゅっと 包んでいた

 

 

思い出を夏の 風に散りばめて

いつかまたあなたを強くさせるよ

 

 

果てしなく 雲のない 空のような

澄んだ目をした君と キスを盗んだら

たぎるように 踊りだす 気持ちがいま

とわに続く未来へ ほら掛けられた

2人の答えに今 時が動き出した

 

 

*****

 

 

ポップル・勝手に「カルピス」CMソングとして比較的早く完成したものの、打ち込み音源の制作ができず、ラストアルバムには惜しくも未収録となった。また活動終了からしばらく歌うことからも離れていたため、1年以上お蔵入りしていた。

歌詞は久々の学園モノで学生の夏の恋愛がテーマになっているが、あえて男性目線でも女性目線でもない視点から書かれている。

また珍しく曲のキーが、メロ:Aメジャー、サビ:Bメジャー、間奏:Gメジャー→Aメジャー、サビ:Bメジャー・・・と何度も転調する。

 

 

最終更新日:2019.2.9

ときの響

2019.2.7

 

 

 

ウイスキーはいつも 一人の夜も

華やかな宴も 寄り添う仲間

 

まあるくいたいね心は グラスに浮かんだアイスのように

 

香りと味の世界旅行 琥珀色につれられて

大きな森の声がする 時間旅行へようこそ

モルツと水 森とときの響き

 

ウイスキーもみんな 個性があって

原酒の調和こそ 我らそのもの

 

焦らずいたいね気持ちは 素敵な出会いが巡るときまで

 

香りと味の世界旅行 琥珀色につれられて

大きな森の声がする 時間旅行へようこそ

モルツと水 森とときの響き

 

ウイスキーがお好きです 貴女のこともタイプです

気取ったレモンはなくていい そのままの貴女が好きだから

 

香りと味の世界旅行 琥珀色につれられて

大きな森の声がする 時間旅行へようこそ

モルツと水 森とときの響き

 

 

*****

 

 

ポップル・勝手に「ウイスキー」CMソングとして作られた。

もともと甘いお酒しか飲めなかったポップルが、山崎蒸溜所で本物のウイスキーの味を知り感動した体験と、ブレンダーの仕事に感銘を受けたことを踏まえて制作された。

歌詞は時間をかけて作られる原酒同士の味わいの響き、そして世界中にあるウイスキーで味の世界旅行ができるロマンをサビに詰め込んでいる。

またDメロでは、石川さゆりの「ウイスキーが、お好きでしょ」の歌詞に対するアンサーがお遊びで盛り込まれている。

 

さらに詳しいエピソードはこちらの記事を参照されたい。

 

 

最終更新日:2019.2.9