アンダルシアの犬 | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

公開日:1929年6月26日
監督・製作・脚本:ルイス・ブニュエル
脚本:サルバドール・ダリ
キャスト:ピエール・バチェフ、シモーヌ・マルイユ


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今年の13本目です。

16分のショートムービーですが、なんと若し頃のブニュエルとダリが制作した映画だそうです。
しょっぱなからカミソリをとぐ床屋のおやじが若い娘の眼を切り、水晶体がどろりとってところから始まるなぞな映画です。
サイレントというのもあり、説明らしいものがなく観てる人間側からすると「?」が頭の中にいっぱい出てくる状況です。

道路に転がる手首を杖でつつく男装の若い娘や
グランドピアノの上にヤギ(かな?)の死体を乗せて引きずられる神父
手のひらの多数の蟻などなど、もうわけがわからない映像が連発です。


この作品を楽しむとすれば、まずは感性のチャンネルのほうを大きくして観るのに失敗するとまったくの苦痛の悪夢に悩まされちゃうかな。
世界の巨匠2人の頭の中身の一端をのぞけるっていう楽しみ方がよいような気がします。


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