- ジョーカー・ゲーム/柳 広司
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これが、結城 が訓練生に叩き込んだ戒律だった。
軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。
だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く 「魔王」―結城中佐は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を挙げ、陸軍内の敵をも出し抜いてゆく。
東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる最高にス タイリッシュなスパイ・ミステリー。
- ダブル・ジョーカー/柳 広司
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だが、同じカードは二枚も要らない。
どちらかがスペアだ。D機関 の追い落としを謀る風機関に対して、結城中佐が放った驚愕の一手とは―。
表題作「ダブル・ジョーカー」ほか、“魔術師”のコードネームで伝説となったスパイ時代の結城を描く「柩」など、5編を収録。
吉川英治文学新人賞&日本推理作家協会賞W受賞の超話題作『ジョーカー・ゲーム』シリーズ第2弾、早 くも登場。
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自分で購入ということではなくて、話題になっているのを同僚が買ってきてくれて回してくれましたw
素敵K島文庫に感謝。
で。「百万のマルコ」くらいしか読んだことがないのですが、微妙にクールな文章が後を引く作家だなーという印象だったんですが「ジョーカーゲーム」でもその切り口は変わらず。
安心して読みやすいっていうのは大きいのですが、それ以上がないというのがちょっと物足りない点かも。
魅力的なキャラたちが登場するのでもう少し、危機的な箇所とかあると話が俄然面白くなるんですけどね。
その点が少し残念な点です。
この調子で巻を重ねると盛り上がりに欠けるのでこれくらいで終了って言うのがちょうどいいかもしれませんね。