クビシメロマンチスト | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)/西尾 維新
¥1,029
Amazon.co.jp鴉の濡れ羽島で起こった密室殺人事件から二週間。京都、私立鹿鳴館大学。「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”が級友・葵井巫女子とその仲間たちと送る日 常は、古都を震撼させる連続殺人鬼“人間失格・零崎人識”との出会いによって揺らめき脆く崩れ去っていく―。そして待ち受ける急転直下の衝撃。一つの世界 が壊れる“そのとき”を描ききった新青春エンタの傑作。
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戯言シリーズ2冊目です。

なんとも後味の悪いというか、善か悪で割り切れないことを突きつけられるというか。
この後味の悪さを味わうために読む感じです。
マゾ風味な人じゃないと、きびしめな気がします。

主人公の過去にいろいろあったことは相変わらず匂わされるのですが、まったくまだ見えてこない感じです。
面白くないかといわれれば、おもしろいんですよね~。
主人公が本当に正義感とかないのもすごいです。

しかし人類最強の請負人、ただのさみしんぼ?みたいな後日談が垣間見えたりして人物がすごくしっかりしているイメージがさらに強化されました☆