レッドクリフ part1-★★★- | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

 
 

英題: RED CLIFF
製作年: 2008年
日本公開: 2008年11月1日
配給: 東宝東和 /エイベックス・エンタテインメント
上映時間: 145分
公式サイト

スタッフ
監督: ジョン・ウー
プロデューサー: テレンス・チャン
音楽: 岩代太郎

キャスト
トニー・レオン、金城武、リン・チーリン、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童、チャン・フォンイー

【シネマトゥデイより】
はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。彼の天下統一の野望を打ち砕くため、孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……。



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この秋最大の話題作だし、ジョン・ウーだし、三国志好きとしては観とかないとって感じで早速観にいってきました。
ただし、完結していませんので★についてはあんま評価できないなーってことで3つです。

最初始まったときに「失敗したかも。。。(;´Д`)ノ」という気持ちにさせられました。
なんでかというとオープニングが1分でわかる三国志みたいなものがついてるのですがこれがチープな感じ、かつ、日本語。
もしや日本語吹き替え版!?という非常に驚きましたよ。
結構三国志ほとんど知らないで観に来る人いるんだろうなーって感じでつけたんでしょうね。
まぁ私も最後までは読めてませんけど。。。
なんというかある箇所来るとそれ以上は悲しくて読めないという感じの熱い作品なんですよ。
あとは、やはり人形劇でしょうか。
音楽聴いているとNHKの香りがする!?とおもってたら岩代太郎センセーなんですね。

さてさて。
日本ではものすごい人気があるのは孔明なかんじですが、三国志の正史の中では最も評価されている軍師は周瑜なんだそうです。
よって中国で人気なのは周瑜のほうなのかなぁ?って感じで観てましたが、あまり主役って感じでもないように思います。

なんか曹操が非常に悪人のようにセリフ上は描かれていますが、それほどなんかした?みたいな気持ちにさせられます。曹操自体は本当に非常に良く出来た人のはずです。才能ありすぎて&自己主張激しすぎて~みたいな感じかな。
まぁ映画なので全員キャラクターがはっきりさせられてしまってますが、本当はもっと全員老獪でピュアな感じなんじゃないかな~。
あと妙にコミカルなシーンが入ったりちょっとシナリオとしてデコボコしてる感じは否めません。
「フェイスオフ」「MI」のような洗練された感がちょっとなくなってて残念です。
とはいうものの、三国志の前半の見せ場赤壁の一番面白いところはpart2なのでなんともいえない感じですね。

かといって非常に面白くない?ときかれると三国志好きとしては本当にイメージどおりの武将たちが出てきてすばらしいなーと思いました。
特に超雲、張飛、関羽はイメージぴったり。
オープニングの劉備軍が曹操に襲われて、超雲が劉備の家族を助けに行くところは私が見てた三国志の世界を思い出しましたよ。
戦闘シーンが本当にすごいです。
飛び散る血、陣営の形でどうやって本当に戦闘していくのかがわかる壮大さ。
たしか周瑜のあの矢を使った戦闘はジョン・ウーっぽくってわらっちゃったけど、あの矢傷が元で周瑜はしんじゃうんでしょうけど。

まぁジョン・ウーらしく、鳥がやはり印象的に使用されてましたね。
総合的な評価はpart2待ちということで。