スリーピング・ドール | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

スリーピング・ドール/ジェフリー ディーヴァー
¥2,500
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【文芸春秋のwebより】
どんな嘘をも見抜く尋問官キャサリン・ダンス。尋問術を駆使し、脱獄した殺人鬼を追う! ドンデン返し満載の新シリーズ、開幕!

各ミステリー・ランキングを制覇した『ウォッチメイカー』でリンカーン・ライムに協力した《人間嘘発見器》キャサリン・ダンス捜査官をご記憶ですか? ライム・シリーズ歴代の「助演者」中、最大の人気を誇る彼女が主役を張る新作の登場です。
刑務所から脱獄した殺人カルト教祖を、その技術を駆使して追うダンスは、かつての大量殺人に深い闇があったことを知る。事件の唯一の生き残りである少女の閉ざされた心を開くことはできるのか?
今回もまた意外性と驚愕が満載。徹夜必至の傑作に仕上がっています。

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「ウォッチメイカー」で完全にライムを食っていたキャサリン・ダンスが主役です。
「スリーピング・ドール」と呼ばれた少女の心が閉ざされているかどうかはちょっとおいといてって感じですが★
やはりディーヴァならではのどんでん返しは非常に小気味いいです。

チャールズ・マンソンというのは如何にアメリカという国に暗い影を落としたんだろうかと思います。
キャサリンと対峙するのは「マンソンの息子」と呼ばれる男です。
自分の態度で他人を完全に支配するということに生きる意義を見出しているような感じです。

ただふたを開けてみると人間ってみんなそういうことしてるんでしょうね~。
系統立ててどういう風にすればよいかなど考えてないかもしれないけれど、この本を読んで非常にそういうことを思いましたよ。