セカンドオピニオン | 肺がんと向き合う

肺がんと向き合う

2011年8月、父が癌であることがわかり、
それと向き合うために、いろいろ奔走する内容を
アップしていこうと思っています。

癌治療を進めるにあたって


本当に現在の治療が適切なのか?


これ以外に、良い方法はあるのではないか?


という気持ちは、少なからずあると思います。


父が今回お世話になっている病院も


厚生労働省から「地域がん診療連携拠点病院」として


指定されている病院で


「質の高いがん医療」が提供できるというお墨付きがある病院でした。


ですが、やっぱり後悔や後から


あれをやっておけば良かったとは思いたくないので


主治医の先生に、言いにくいけど


「セカンドオピニオンに行きたいのですが」


と相談してみると、


「それは患者さんの権利なので、ぜひ受けてみて下さい。


その為の資料などは作成いたします。」


と言われ、肩の荷が下りて、もう1点質問してみました


「近くで、セカンドオピニオンを受けるなら、どこの病院が良いのでしょうか?」


そうすると、


「それは患者さんご家族で決めて受けられるのが良いと思います。」


という回答が。


少し冷たい回答な気もしましたが、よくよく考えてみると全うな回答でした。


やっぱり自分たちで探してセカンドオピニオンを受けないと


後悔しますもんね。


という訳で、今度は


症例数が多く大きな病院を探してみようという訳で


近くにある病院に連絡をしてみました。


その結果、


国立がん研究センター:3週間待ち 1時間 26,250円


財団法人癌研究会 有明病院:3週間待ち 初めの30分 31,500円、その後30分は10,500円


埼玉県立がんセンター:2週間待ち 初めの30分 10,500円、その後30分は30分15,700円


東京都立駒込病院:5日待ち 10000~12000円(本人が同行すれば保険適用可)


どこで受診するか?2か所に行ってみようか?


など迷いましたが、治療が進んでしまっているので


1日も早く聞きに行きたいという事で、


都立駒込病院で意見をお伺いすることにしました。


主治医の先生には予約をする前に、事前にCTの結果や現状の内容などの


資料を作成して頂く依頼だけはしておき協力して頂きました。


受診した結果ですが、


標準治療としては、主治医の先生と進め方に


違いはないとの事でした。


アドバイスとしては


骨が弱っていることを考慮して、骨の強度を上げる「ゾメタ」を使ってはどうか!!


という内容でした、


話を聞けただけでも、大変参考になったのですが、


それに加えてセカンドオピニオンの内容を主治医の先生に文面で郵送までして頂きました。


これで後悔や迷いは消え、現在の治療だけに専念出来るようになりました。


セカンドオピニオンは、だいぶ認知されてきているとは


思いますが、いざ聞いてみようと思うと


主治医の先生に言いにくかったり、


どの病院で聞くべきか?


など悩みは絶えないと思います。


しかし、聞くことができれば、不安も解消されますし、


もしかしたら、すごく良い方法が分かるかもしれないので


やっぱり必要不可欠なんだと思います。