抗がん剤について | 肺がんと向き合う

肺がんと向き合う

2011年8月、父が癌であることがわかり、
それと向き合うために、いろいろ奔走する内容を
アップしていこうと思っています。

抗がん剤という言葉も


良く聞くけど、実際はどのようなものがあるのだろ?


素人なりに理解した点としては


抗がん剤としては


2種類あり、点滴タイプ(殺細胞性抗がん剤)と


服用する内服タイプ(分子標的治療薬)があるという。


父の場合は


まず点滴タイプで、治療を始め、同じ点滴を2クール(2か月)×2回を


試してみた結果、あまり効果が出なかったので、錠剤タイプに変更となりました。


なぜ効果が出なかったかという説明を受けたのですが、


肺には一定の効果があった模様ですが、


骨の部分には効果がなく、癌細胞が増大しているという事でした。


その説明で、1番理解できたのは、抗がん剤は


血液に乗って、体に浸透するので骨には


効果が出にくいという内容でした。


それで、骨の部分には放射線を20回ほど


当てて、直接的に癌を退治するという方法を取ったのですが


それも効果は薄かった模様です。


そして、抗がん剤の気になる点としては


副作用です。


その副作用の前に、理解した内容としては


良い細胞は、新たに生まれて一定期間を経て死滅するという事ですが


癌細胞については、死滅する事はなく、増大していくだけだというのです。


なので、抗がん剤を使って、癌細胞を叩くのですが、


その時に、良い細胞に対しても、攻撃を加えてしまうので


体が弱ったり、副作用がでて脱毛が進んだり、吐き気が起こったりするみたいです。


現在は、内服のタルセバという薬になっており、


点滴に比べると副作用が少ないように感じていますが、


この薬も当初は副作用の無い、夢の薬といわれていたみたいですが、


実際は副作用があり、飲み始めのころに大きなアレルギーがでて


5%程度の人には危険な症状がでてしまうとのことです。


痛みがなく少しでも有意義な時間を作るために


この抗がん剤とは付き合っていかないと


いけないのですが、リスクなどを考えると


一切飲まなかった方が良かったのではないかと


思ってしまう時もあります。


しかし、主治医の先生と話、信用していこうと決めたので


現在は、迷ってはいません。



父の場合は

カルボプラチン、アムリタ 2コース(2011/9、2011/10)

カルボプラチン、パクリタキセル 2コース(2011/11、2011/12)

タルセバ(2012/1からスタート)

という内容で治療を進めています。

2011/12から骨での増大を止めるためにゾメタという薬も使い始めました。