トイプードルの自宅出産体験は、子供の方が気丈だったよ〜 | ペットコンシェルジュ®︎HITOMI のペットライフコーチング

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こんにちは〜

ペットコンシェルジュ®︎HITOMIです

 

今日は、お家で「うちの子出産」を体験されたご家族のお話し〜

うちの子の子供を見てみたい・・・

 

やっぱり子孫を残したい・・・

などなど、おうち出産をされるご家族のフォローも

これまで数々させていただいてきました〜

 

*最近は、動物管理法の改正により、なかなか

一般の方の交配は受けられなくなっています

 

 

 

 

  うちの子に子供を産んでもらいたい

 

「出産」 新しい命の誕生!!

 

トイプードルは孫?

トイプードルを飼われている佐々木さん御一家

トイプードルのシャンティーちゃんをお世話させていただいてから

たびたびさまざまなことでご相談にいらっしゃいます

 

ある日、ご主人が「孫の顔が見たいんだけどどうかなあ?」

まっ孫?????

 

確か、お子様はまだ中学生だったような……(中学2年生)

 

ご主人の中では、トイプードルの「シャンティー」は子供も同然

なので、孫という発想に自然になってしまったようです笑

 

ということで・・・トイプードルのシャンティーちゃんの子供が

欲しい!というお話し

 

 

  犬の出産って、軽いってイメージ??

 

 

犬の出産って?

「シャンティーもそろそろ2歳、赤ちゃん産めるよね?大丈夫だよね?」

 

犬のお産は、人間社会の中では

犬印だったり戌の日だったりで

なんだか安産というイメージですが

やっぱり母犬の身体に対するリスクがないわけではありません

 

出産に実際たちあっても

やっぱり産むのは犬といえども大変そうです

 

そして、通常お産は自宅

 

自然分娩が難しく

帝王切開になってしまうときのみ

獣医さんでの出産になるのです

*だから、絶対に普通分娩の場合は、自宅で介助になります

 

出産予定日はあるもののあくまで予定

 

家族もさすがに出産当日は立ち合いをしなければならないのですが

出産ばかりは・・・いつ出産が始まるのかが

なかなかわからないということもあります

 

私たちのようなブリーダーでも、確実な日はもちろんわかりません

 

 

多々、大変なこともある中

なぜ、赤ちゃんを産ませたいのかとお訊ねすると

一つはシャンティーの子供をもう一頭飼いたい

 

シャンティーにもしものことがあったら耐えられないから

子孫を残しておきたいのだそうです <パパさん、ありがち・・・>

 

そして、子供達に出産のシーンを見せておきたい!

これがもう一つの理由でした

 

確かに、私の激しくこれには同意です

出産を立ち会えるのであれば、命の誕生をぜひ、

子供達に見てもらいたい〜

 

できれば、学校をお休みしてでも

見てもらう価値があると私は、常々お伝えしているくらいです

 

やはり、家族であるうちの子の出産というのは

TVで見るのとは全く違った感動体験になるので

機会があれば、ぜひ見てもらいたいと思っています

 

 

  実際、出産が始まってみたら・・・

 

 

子どもたちのほうが気丈だった!!

 

私は、確かにお産は大変だけど皆さんが協力のもと

頑張ってシャンティーちゃんをサポートしていただけるのなら

私はぜひう中学生の娘さんに出産に立ち会ってもらいたいとお話ししました

 

私の息子も何度も出産に立ち会っていますが

やはり出産は感動的でもありまして

自分の可愛がっているわんちゃんが頑張って

出産する姿も目の当たりにするのは

子供たちにとって本当にいい経験になると思うからです

 

 

シャンティーちゃんは、結局3匹の赤ちゃんを産みました

 

 

 

 

出産当日は、ちょうど土曜日の夕方で

家族が皆さんそろっている時でした

 

 

何だかシャンティーの様子がおかしいと

お電話をいただきました

 

出産予定日の一日前

お産箱を用意して、一種間くらい前から

そこで産んでくれるように、シャンティーには

そこで寝てもらうようにお願いしていました

 

ガリガリとお産箱のダンボールを掘るようなしぐさ

まさに、ダンボールを破壊しそうな勢いだそうです

 

奥様が電話をかけてくれたのですが

「出産セミナー」を事前に私からうけていただいていたのですが

おろおろしている様子が手に取るようにわかりました

 

 

無理もありません

確かに出産は、何度立ち合いを経験しても

私でも緊張感があります

 

まして、我が子同然のシャンティーが

目の前で頑張っている姿を見ると

おろおろしてしまうのも無理はありません

 

そんな時、電話口のむこうから

「お母さん、なんか出てきてるよ!」という声が聞こえてきました

 

中学生の娘さんの声です

 

「 HITOMIさん、産まれてる!どうするんだったっけ?」

奥様はちょっとパニックになってるご様子

 

そこで、私は娘さんに電話を代わってもらいました

 

産まれた赤ちゃんの処置の仕方を説明すると

 

娘さんは

「お母さん、落ち着いてまずは袋が破れているかを確認するんだって!」と

私の言葉を的確に伝えてくれます

 

 

そして、次には洗面器にお湯を溜めることをお願いすると

「お父さん、ちゃんと温度の確認してお湯入れてよ!

赤ちゃんをあらってあげるんだから・・・。」と

ご主人にもしっかりと指示を出してくれました

 

 

こんなやりとりがしばらく続き、

少し分娩の間があいたようなので

私は電話を切りご自宅へ向かうことにしました

 

 

  こんなに素晴らしい体験はない〜

 

 

命を知る・命を学ぶ

 

ご自宅に到着すると

一番テキパキ動いていたのはやはり、娘さん

 

後でご両親は、

「あの子があんなに動いてくれるとは・・・

それがいちばんの驚きでした。」と

感想を話されました

 

 

そして、何より命の尊さと産むことの大変さを

家族の皆さんで感じていただけたのは

本当によかったと思っています

 

 

 

結局、3頭の子供たちのうちお父さんが

どうしても選べないと2頭の女の子をお手元に残すことになり

男の子の1頭はご主人の親戚のところに行くことになりました

 

犬は本当に色々なことを私たちに身をもって伝えてくれます

 

人間同士の関係だけでは得ることができない感情さえも

かけがえのない家族だからこそ

揺り動かすものがあるのではないでしょうか?

 

そして何より、子供の気丈な態度と動き〜

命が関わるからこそ、子供の方が真っ直ぐな気持ちで

向き合ってくれるのではないでしょうか

 

この後、何回か他のご家庭でも

出産介助をお手伝いさせていただいたことがあるのですが

 

やぱり、お子さんの動きにはいつも驚かされますねっ〜