Yuzuru Hanyu: I’m
Excited, Happy, Disappointed, Sad…
ユヅル・ハニュウ:ワクワク、ハッピー、がっかり、そして悲しくて・・・
https://sportymags.wordpress.com/2015/08/06/yuzuru-hanyu-im-excited-happy-disappointed-sad/
そういう訳で、待ちに待ったユヅル・ハニュウのトロント・クリケット・クラブにおけるメディア・デイがついにやって来た!フィギュア・スケートというスポーツにおいて、これほどまでに高まる期待と興奮を、私は目の当たりにしたことがない。一人のスケーターの練習セッションにソシアル・メディアは大騒ぎだ。それが最近のユヅル・ハニュウの日常なのだ。
これまでのところ、このブログを書いている今現在においてさえも、練習風景のちょっとした映像の断片のみがニュースで流れて来ているだけである。そして数枚の画像がネットに投稿されているぐらいだ。
しかし、突然、洪水のように沸き起こったニュースや画像、ファンの方々が投稿してくれた情報に追いつくのに、私はこの数時間を費している。ファンの皆さん、ありがとう!!
これから先の数日間、もっとたくさんの新しい映像が届いたら、ソシアル・メディアがどんなことになるか、想像がつくというものだ。単なる練習セッションについて、このようなことが起きているのだ!!
(マオ・アサダは別としても)他のスケーターたちについて、こんな大騒ぎするメディアがどこにあるのだろう?パトリックって誰??ナムって誰??カナダのメディアは日本のメディアを参考にして、どのように自国のスケーターたちをプロモートするか学ぶべきだと思う!!
カナダではパトリック・チャンという世界王者が復帰するというのに・・・彼については何も聞こえてこない。またナム・ニューエンという若い新星もいるのに・・・スケートのファンではないほとんどのカナダ人は、「ナムって誰?」と言うだろう。
今日の二つの発表のうち、最初の一つは、ユヅが昨シーズンのショート・プログラムのショパンを今シーズンに持ち越すというものだった。ユヅは中国杯のアクシデント以前にもともと計画されていた、より難しい構成に戻りたいと思っている。
このプログラムをパーフェクトに滑ることができたとき、101.45点を超え得るだろうか?ユヅが2シーズンに渡って「パリの散歩道」を演じた時、何が起こったか!!だから、おそらくこのプログラムは「パリの散歩道」のようなもう一つの傑作へと進化するために、もう少し時間が必要なのだろう。
個人的には、私はユヅにショートには違うプログラムを選んでほしかった。しかし、彼の心には、このプログラムで到達したいという、とても明確な目標があるのだ。
二つ目の発表はユヅがフィンランディア杯ではなく、オンタリオ州のバリーで開催されるオータム・クラシックへの参加を表明したことだった。このことについて、私が最も面白く思ったのは、ツィッターではバリーが今、流行語になっているということだ!!日本のほとんどの人々が今、オンタリオ州の小さな町、バリーのことを知っている。やったね、バリー!!
私はバリーの町は自分たちの町に何が起きようとしているかをまだ知らないと思う。大会のチケットは窓口販売のみである。男子の大会に向けてそれがどのようなことになるかを想像することができるだけだ。
ユヅがフィンランディア杯に参加しないと決めたことを嬉しく思う。彼は昨シーズン、本当にいろいろなことを学んだように見える。彼の第二の故郷、トロントに近い場所で行われる大会を選んだのは賢い選択だと思う。バリーへはブライアンも同行するだろう。ナムもだ。
それは、移動という観点からも、ユヅの消耗を最小限に留めるだろう。うまくいけば、移動が減ったことの恩恵を彼が最も受けるのは・・・世界選手権だろう!!
シーズンは速く過ぎ去るが、一方で、毎日毎日練習に明け暮れる日々は長いシーズンでもある。大洋を二度も往復しないで済むことで、ほんの少しでもエネルギーを節約できるなら、それはボストンまで彼を有利に導くことになるかもしれない!
全ての新しい情報に追いつき、私の「ドキドキ」ハートがやっとノーマルなペースに落ち着いて、私は自分が本当にワクワクして、ハッピーで、がっかりして、そして悲しい・・・という感情を一度に味わっているということに気が付いた!何ていろいろ入り混じった気持ちになってしまったのだろう!
ユヅに関することならどんなニュースだって目にすることができるのはとてもワクワクする!!もちろん、新しいアンダー・アーマーにティファニー・ブルーのアクセントがついていたというニュースもあったが、それは全く違うニュースで、私が待ちきれないのはより詳細なトレーニング風景の映像だ!
最初の映像ではいくつかの練習のジャンプが流れてきた。それらはそこそこのものだったが、まだ完全なユヅのスタンダードには達していない。まだシーズンの初期の段階であるということがわかる。
本当に嬉しかったのはスケート・カナダのオータム・クラシックに関することだ!!スケート・カナダの数週間前に、私はトロントへ行ってバリーへ車でさっと移動する計画を立てようか?本当に私はそのことを今考えているところだ!!
がっかりしたのは、ショパンを持ち越すというニュースだ。悪く取らないでほしい。それは素晴らしいプログラムだ。でも、私はちょっとした変化を望んでいた。ショパンとオペラ座の怪人は昨シーズンのドラマを思い起こさせる。
ああ、でも今シーズンはもうあれこれ言うのよそう。だって少なくとも私は今年、彼をライブで何度か見ることになるのだから!おそらく、衣装のちょっとした変更はあるだろうし、それがこのプログラムに新しい息を吹き込むことになるかもしれない。
悲しかったこと・・・とても悲しかったことは、2018年のピョンチャン・オリンピックの後で引退するというユヅの固い決意を聞いたことだ。彼は繰り返しそう言っていた。だからこのことはほとんど疑う余地のないことだ。
2018年に再び金メダルを獲るということに対して、彼が自信と固い決意を持っているのが本当に嬉しい。一念発起したら、それに向かって突き進み、成し遂げるということを、ユヅは既に私たちに見せてくれている。
(プルシェンコとはまた違って)最高の状態の時に引退したい、そして、ピークにある間にプロフェッショナルとして滑りたいのだ、というユヅの理由について、私はその気持ちがよく理解できる。もちろん、私たちは皆、ユヅが幸せで健康であり、彼の思うように試合ができることを望んでいるのだけれど。
私の悲しみは、ショーではなく、競技会でユヅのスケートが見たいという気持ちから来るものだ。北米で私が見たショーが私をこんな気持ちにさせている。そこでは「4回転ジャンプ大会」などというものは存在しないから。多くのスケーターは技術的なチャレンジをするよりも、「娯楽的な」プログラムをより多く滑っている。私がもし日本でショーを見たことがあったら、この意見も違ったものになるかもしれないが。
ユヅはアイス・ショーを「違った」ものにしてみせる。彼はショーを全く異なる次元のものへと変えてしまう。思うに、ユヅはまだ「4回転ジャンプ大会」で4回転アクセルをクリーンに着氷する機会が欲しいと願っているのではないか!!!私もそれを見てみたい!!!
将来的にプロフェッショナルの競技会というものが催されればいいと切に願っている。もうかなり前にあったような(ブライアン・オーサーがプロフェッショナルとして滑った時のこと)・・・。
そして日本以外の場所で開催されるものがあってほしい。他の国々も実際にスケートの花形スターたちがいるスポーツを見てみたいと思っているだろう。
しかし、その前に、ソシアル・メディアでは2018年に向けてのカウント・ダウンが既に始まっている。こうしたことは2016年のリオのオリンピックまであと1年になってしまったという事実に主に基づくものだ。そしてまた2018年のピョンチャン・オリンピックまでは2年と154日しかない。スケジュール、いや、カウントダウンと言うべきか、は突然、私にとって現実味を帯びたものとなってしまった。
あなた方の多くがこの記事を読む頃には、トレーニング風景の新しい映像が流され、またクレイジーなユヅ熱はどうしようもないことになっていることだろう。
それから、オータム・クラシックまで何のニュースもなくなり、私たちの「ステルス·ユヅ」サイクルがまた始まる。オータム・クラシックのストリーミング映像の詳細を求めて既に大騒ぎとなっているようなので、スケート・カナダのDailymotionサイトへのリンクを貼ることにする。これであなたもフォローできるはずだ。去年はこちらでオータム・クラシックの大会全体が放映された。
http://www.dailymotion.com/skatecanada
10月が待ち遠しい!!!ゴー、ユヅ、ゴー!ドキドキするわ!!!
※写真家の富井義夫さんのブログ「フロム」は今、原爆ドームのお写真が掲載されいています。
http://ameblo.jp/tomiiyoshio/
※SportyMagsさんのインスタ「ユヅルとユカイな仲間たち」更新されています。
https://instagram.com/won0066/