※ 記事の更新がないときは、過去記事、もしくは、右下のツイッターに科学ニュースなどを載せていますので、そちらをお楽しみください。






8月になりましたね

お元気でいらっしゃいますか?




以前、このブログで、

視覚について簡単に書いたことがあります



##### 引用ここから #####

視覚の場合、水晶体を通して入った
視覚情報は網膜に映り、網膜の視細胞が
光を電気信号に変えます

視細胞は、
錐体細胞と桿(かん)体細胞の2種類

錐体細胞には、
赤錐体、緑錐体、青錐体の3種類があり
それぞれ感じる色が決まっています

##### 引用ここまで #####



拙ブログ『デジタルな匂い、アナログな色』




その辺りのことも含めまして

もう少し詳しく書いてみたいと思います



眼、いわゆる目玉は「目玉おやじ」で

大体のイメージは OK です



目玉おやじ


(目玉おやじ)

東映アニメーションのサイトより




もちろん、頭の部分だけですよ




大部分を占める白い膜は

強膜という固い膜で

前の部分で水晶体にかぶさる部分だけ

透明になっています


これは、光を通すためですね



強膜の内側には

ブドウ膜という膜があります



前の方でブドウ膜が水晶体を

部分的に覆っているところは

虹彩と呼ばれます



黒い部分の周りにある茶色い所で

眼(黒目)に入る光の調節をします



黒い部分は、瞳(ひとみ)で

正式には、瞳孔(どうこう)と言います



瞳(ひとみ)という字は

目へんに童(わらべ)と書きますが

瞳を近付いてよく見ると

鏡の要領で見ている人の顔が

小さく見え、子どものようだから

と言われます



瞳孔は英語でも pupil (童)ですし



強膜、ブドウ膜ときて、そのさらに

内側で一番内側なのが、網膜です



網膜より内側には、硝子体という

ゼリー状のものが詰まっています



さて、

その網膜を詳しく見てみましょう



下図は、網膜の拡大図ですが、

どこを拡大したものかというと、

その左下の右目を水平面で切って

上から見た図に示してあるように

盲点の近くです



網膜


(図をクリックすると拡大します)



上図の左から入った光は

水晶体というレンズで屈折してから

硝子体の中をしばらく通って

網膜に到達します



光を感じる細胞である、杆体と錐体が

網膜のどこにあるかと言いますと、

網膜の一番奥です



上図では、右の方に描かれている、

青くて細い細胞(杆体)と、

杆体と並んでいてオレンジ色で

少し太い細胞(錐体)です



光を感じるというのに、

網膜の表面ではなく、一番奥なのですね



ちなみに、

杆体(桿体)は、明るさを感じて

錐体は、色を感じます



杆体は、網膜に広く分布しますが、

錐体は、水晶体から真っすぐの網膜に

多く分布します



よく見ようとしたら、真っすぐ見ますが

そこに錐体が多くて分解能が高いように

なっています



視覚情報は、杆体と錐体で神経情報に

変換されると、図で黒い矢印で

示されたように、双極細胞や神経節細胞

に伝達され網膜の表面に送られます



この続きは次回。




(おしまい)





文:生塩研一




お読みいただきまして、ありがとうございました。
リクエストやコメントもお待ちしています。お気軽にどうぞ~!
対応できない場合はごめんなさい。。


このブログはランキングに参加しています。
私の順位を知りたい方、応援してくださる方は、
下のバナーをクリックビックリマーク 


自然科学 ブログランキングへ

にほんブログ村 科学ブログ 自然科学へ
にほんブログ村


Facebook の「いいね!」も嬉しいです!


Twitterもやってます



読者登録してね