このところ、
暑くなったと思えば、急に寒くなったり

皆様、お風邪など召されていませんか?


昨夜からは雨もしとしと

今日は午後からテニスの予定でしたが
朝、コートを見ましたところ、
水たまりもあちこちにあり断念


お昼は家族のリクエストで、焼肉

私は焼肉が特に好きというのでもなく
しばらく行っていませんでした

久しぶりの焼肉は美味しかったです


お店に近付くと
匂いで食欲がそそられますよね

匂いにもいろいろあります

匂いは鼻がその感覚器

鼻の奥の天井にある、嗅細胞が
それぞれ特有の受容体をもっていて
その受容体が決まった匂い分子と
結合して匂いを感じます

匂い分子の構造は千差万別であり
匂いの受容体は約350種類もあることが
分かっています

つまり、
情報の受け取り口がたくさんあって、
個々が受け取るかどうかのパターンで
匂いが決まるわけで、ある意味
デジタル的な処理です

もちろん、個々の受容体が受け取った
情報の組み合わせも影響しますので
単純にデジタルとは言えませんが。


ちなみに、
嗅覚がヒトの数万倍といわれるイヌは
嗅細胞や受容体がヒトと比較にならないくらいたくさんあります



一方、色にもいろいろありますね

嗅覚と同様に、視覚も色を感じる細胞が
たくさんあってデジタル的に処理して
いるのでしょうか?


視覚の場合、水晶体を通して入った
視覚情報は網膜に映り、網膜の視細胞が
光を電気信号に変えます

視細胞は、
錐体細胞と桿(かん)体細胞の2種類

錐体細胞には、
赤錐体、緑錐体、青錐体の3種類があり
それぞれ感じる色が決まっています

つまり、
基本的には3つの色しか感じられず
それぞれの強弱のパターンで
多種多様な色が感じられます

情報の受け取り口が少なく、
個々が受け取った強さで
色が決まるわけで、嗅覚よりも
アナログ的な処理と言えますね


テレビやコンピュータディスプレイに
色を表示する際に、赤と緑と青の
強さを変えることで多様な色を
出しているのと同じですね
液晶ディスプレイも同じ原理です


ちなみに、もう一つの視細胞である
桿体細胞はロドプシンという分子により
明るさを感じます

色を感じる錐体細胞は
網膜の黄斑という中心部分に分布
視線の中心にあたります

それに対して、
桿体細胞は網膜の周辺、
視線から外れた部分に分布しています


夜空の比較的暗い星を見るときは
視線を少しずらした方が見やすい

というのは、そういう理由からです


ヒトの眼に見える光は可視光と
よばれますが

電波、可視光、X線、ガンマ線は
全て電磁波という点では同じで、
違うのは波長だけ

波長とは、波と波の間隔です

可視光の色の違いも波長だけです

このシンプルな物理的性質が、
視覚情報を受け取るシンプルな
メカニズムに通じているのでしょう



(おしまい)






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