イタリエン | きまぐれなオリーブとワイン

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きまぐれなオリーブとワイン-スパイス

ドイツで面白半分で買ったスパイス『ITALIEN』。イタリアンと称するスパイス。
トイレはトイレッテン、トマトはトマテン・・『エン』をつければドイツ語。
強い響きですよねぇ。

スパイスの使い方って、その国の文化が見え隠れして面白いですよね。
フランスは何が入っているのか分からないけどどこかスパイシーで、
ドイツ料理はスパイス組み合わせ技でとってもスパイシーですが、
イタリア料理はそもそもあまりスパイス使わないですが基本的に単品使い。
料理に対するアイデンティティというやつでしょうか。

スパイスが入ってきたのは古代ローマ時代。
クミンやコリアンダーなどがコンスタンティノープル(イスタンブールの前身)、もしくはアフリカ経由で入り、ワインなどにも入れていたようですが、バルバリ(古代のドイツ方面の人)が南下してきた時にはこのスパイス文化はシチリアに残るだけで亡くなってしまったようです。

その後ヴェネツィア共和国時代にスパイス独占販売状態の時代を迎えます。
この時代に入ってきたのはコショウ、クローブ、シナモン、ナツメグ。
イタリアでよく使われるスパイス類です。

でもイタリア人って何故かハーブはよく使うのにスパイスを嫌う傾向がありますよね。
『身体に悪いから』と言って、コショウすら拒絶する人をよく見掛けます。
これだけスパイスに長い歴史があるにも関わらず、スパイス文化は殆ど成長していません。

うだうだ捏ねたところで、私の興味はもっと俗的なもので、、興味あったんです。
ドイツから見たイタリア料理が。
どの国でも勘違いってあるじゃないですが。チーズとトマト乗っけてイタリアンバーグ・・みたいな。
どんなイメージなのかなぁ・・・と。

どんな味かと言うと、ドライトマトとパプリカとチリペッパー。甘いです。
あ、やっぱりイタリアと言えばトマトだよねぇ。
パスタには甘くて使えませんが、サラダには最高でした。

他にもいろいろとスパイスを買い込みましたが、日本に輸送中です。vv