戦略のおさらい
戦略で受験を攻略しようシリーズも、大分回数を重ねてきましたね。
何度か振り返りながら進んでいますが、もう一度おさらい。
目標を立てて、計画を立てて、実行する。
頭の中を紙などに書いて見える化し、次々と計画通り達成していくような戦略を「順次戦略」といいます。
勉強で言えば、目標大学や学部学科を決め、合格最低点などから自分の目標点を決定。勉強のプランを立てて実行するというのがメインストーリーになります。
対して、「累積戦略」というものもあります。
これは、順次戦略とは全く異なり(というか逆)、誰にも見えないところで、コツコツ毎日続けるという戦略です。
勉強で言うと、まさに日々の勉強態度のことで、授業に受けている姿よりも自習の方が大切ですし、ノートに書かれている事よりも、頭の中でどのような思考が繰り広げられているかが大切です。
もっと詳しいおさらいは、本シリーズの過去記事からどうぞお願いします。
目標をレベル分けしよう
さて、順次戦略の中で重要なのが目標設定です。
普通は
・次の模試で80%の得点を取ろう
・次の模試で偏差値60を取ろう
などと決めるでしょう。
決めないのと比べれば大変素晴らしいのですが、折角ですから効果的な目標設定をしてみませんか?
僕がオススメしているのは、目標のレベル分けです。
具体的には、
大勝ち、勝ち、引き分け、負け、大負け
の5レベルに分けることです。

勝利条件を決めよう
英語は勝ち、数学は大勝ち、でも国語は大負け
のような結果になった時、どのように判断するでしょうか?
英語と数学が良かったんだから、国語のことは気にせず良い評価にするのか
大負けした国語ばかりに注目して、悪い評価を下すのか
どちらのパターンもありますが、意見がブレることがあるでしょう。
これはなぜかと言うと、勝利条件を決めていないからです。
大抵、模試や入試で、全科目が勝ちで揃うことは、ほとんどありません。そんなに上手くいかないのが普通。
各科目の勝ち負けだけで、全体の評価を下すのは難しいのです。
だから、各科目の勝ち負けだけではなくて、全体の勝利条件を決めておくことをオススメします。
勝利条件とは、「これさえクリアすれば良い」という、大きな目標のことです。
例えば、勝利条件を「偏差値60」に設定したとしたら、偏差値60を越えたら勝利です。各科目の勝ち負けで、負けの方が多かったとしても、全体の勝負には勝利と見なすということですね。
僕の場合は、各科目の勝ち負けを決めてましたが、勝利条件として「東大模試B判定」などと決めてました。
地理がメチャクチャ悪くても、英語が思うように取れなくても、東大模試でB判定を取ったら、その模試は成功なのです。
以上、勝ち負けと、勝利条件を設定するだけで、目標設定が楽しくなりますし、分析もしやすくなります。
この夏は、いつもろ違う夏にしよう!と思ってるなら、いつもと違う目標を立ててみてはいかがでしょうか。
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