前川前事務次官は、さすが元文科省!
この答弁は、日本全国に数学で登場する「背理法」を示してくれようとしたに、違いありません!
「文書を流出させたのは前川さん?YESかNOかで答えて」前川喜平「回答を差し控えたい」うわあああああ
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日常にあふれる背理法
私、常日頃から、日常には数学が溢れていると思っているんですが、
その典型が「背理法」。
先月辺りにも、背理法と対偶命題の証明法についての記事も書いたところです。
背理法というのは、「もし違ったとしたら・・・」と、証明したい結論と逆の仮説を立てた上で、論理を進め、現実との矛盾を示すという証明法。
と聞くと難しく聞こえるけど、実は頻繁に周りで使っています。
※あまり厳密に考えすぎず、数学ってそんな所にもあるんだ、というネタだと思って、気軽に読んで下さい(笑)
背理法ケーススタディ① 彼氏いるの?
男「ねぇねぇ、彼氏いるの?」
女「え~、教えない。」
ハイ、この女の人、彼氏いますね。背理法を使って、証明してみましょう。
女の人に、彼氏がいないと仮定してみます。
彼氏がいないなら、誰にも気を遣わず「いない」と言えますし、言った方が新しい相手が見つかるかもしれない。
ハッキリ「彼氏はいない」と言うはずです。
しかし現実にはハッキリ否定せず、「教えない」とはぐらかしました。
これは、始めに「女の人に彼氏がいない」と仮定したから生じた矛盾です。
よって、「女の人には彼氏がいる」ことが証明されます。
背理法のケーススタディ② 連絡なしに遅刻すると・・・
A「遅いな~、Cくん。もう遅刻だぜ。連絡もないし。」
B「いつも、10分前には来てるもんな。」
A「ってことは・・・?」
これは、C君の身を案じた方が良いですね。今すぐCくんに連絡を取りましょう。
背理法を使ってみます。
「Cくんは、ただ遅刻しているだけだ」と仮定します。
しかし、いつも10分前には来ているという、Cくんの習慣とも矛盾してますし、連絡もない。
ということは、仮定した「ただ遅刻しただけ」というのが間違っているということになります。
よって、「Cくんに何か特別なことが起こった」という事が証明されるわけですね。
ちなみにCくんは、スマホの充電が切れて、連絡も出来ず、道に迷っていただけだそうです。安心ですね。
背理法のケーススタディ③ 前川前事務次官
では、前川前事務次官・・・いや、背理法の伝道師の身を挺した教育を見ていきましょう。
国会で、こんな答弁がありました。
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前川伝道師「文書の提供者が誰であるかということにつきましては私はお答えを差し控えさせて頂きます」
平井氏「ちょっと待って下さいよ。私はあなたのためを思って言っているんですよ。要するにもし前川さんが自分で出して会見をしてこの流れがあるんだったらまさに茶番なんですよ。まさかそんなことはないだろうと言っているんです。ないとお答えできないですか?」
前川喜平「え~この…まぁ、その様々な文書が、あ~まぁ世の中に出てきているわけでございますけれど、その文書を誰がどういう経路で誰に、え~提供したか、これについては様々な憶測があると思いますけど、これは私が何らかの明確にお答えするものではないと思っています」
平井氏「私は誰がと言っているんじゃなくて、『あなたじゃないですよね?』と言っているだけなんですよ。否定しないままだと私の心の中でわだかまったままになるんですけど…」
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長いので要約
平井「文書の流出元はあなたですか?」
前川「答えられません。」
平井「あなたじゃないですよね?否定してください。」
前川「答えられません。」
この答弁から、前川前事務次官が流出元だということが分かりますね。
背理法で証明していきましょう。
例のごとく「前川前事務次官が、流出元ではない」と仮定します。
すると、前川さんは、何のためらいもなく、自分は流出元ではないと答えられるはずです。何しろ、全く根拠のない疑いがかけられているわけですから、否定しないと大変なことになります。
しかし現実には否定しなかった。答えをはぐらかしています。
ということは仮定した結論が間違っていたということ。
「前川さんが流出元ではない」というのが間違っていることになり、間接的に前川さんが流出元だと証明されてしまうわけですね。
まとめ
とこんな感じで、色々なことが背理法で証明できます。
こんな感じのシチュエーションなら、日常でもたくさんありそうですよね。皆さんも、探して見て下さい!
そして、身を挺して背理法の教育をしてくれた前川さん!
あなたは、文科省の事務次官の鏡だ!
ありがとう前川さん!!
※本当に前川さんが流出元かどうかは、分かりません
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