暗記系の科目なら、こうやってノートを取ります | 東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

1期生合格率100%!東大に「完全」特化したオンラインの「敬天塾」。【今なら個別の入塾説明会で無料カウンセリング実施中】東大二次試験の数学が4倍に伸びる生徒も続出!世界史満点講師からも教われます。

昨日に引き続き、ノートを公開していきましょう。昨日は、たくさんの方に見ていただきまして、ありがとうございました。
 
今日は暗記系の科目のノートの取り方ですが、まずは昨日のおさらいから。詳しくはこちらです。
 
昨日は、頭を使う科目でしたね。主に英語と古文のノートでした。
ポイントは合理的!
出来ることや知っていることは、ノートを取りません。自分が出来ない事だけをメモして、見直した時に復習しやすいようにします。そして、未来の自分へ教えてあげるのです。
 
では、暗記系の科目はどうか?
基本的には、昨日と同じです。
知らないことを書き留めて、知ってることは書かない。これが基本ルールなんですが、それを踏まえて日本史のテキストの写真を見てもらいましょう。
 
{F3668F25-6881-4195-A67F-8C9A9B351621}
 
お分かりのように、メチャクチャ書き込んでますね。
そりゃそうです。だって、僕の場合は日本史を全くの未習で始めましたから、授業で聞く事は全て知らないことだらけです。
 
だから全部メモを取る!
テストに出るとか出ないとか、自分では判断出来ないので、ひたすら全部メモしてました。
今で言うと、全く意味がないことまでメモしてたような気がしますがね。良い思い出ではあります。
さて、この、全部メモを取る作戦。ちょうど数日前に書いたばかりですね。
よろしければお読みください。
 
また、これにはもう一つの目論見があります。
こちらの記事で書きましたので、ご興味あればぜひ
 
まとめると、暗記にはコツがあって、関連付けが非常に大切なのです。
一つの単語や情報から連想させていったり、ストーリーとして覚えたりと、どうやって関連付けられるかが大切です。
 
日本史の授業っていうのは、日本史というストーリーの暗記ですから、先生の話をわざわざぶった切って、ただの情報として覚えてしまっては勿体ない。
先生の話を思い出せるように、細かいところまでメモしておいて、見直しながらストーリーを思い出して勉強したいので、わざと細かくメモしてあります。
 
また、関連付けのために、こんなこともします。
 
{5E43A078-F254-4413-BB88-8EEC934FCC5A}

細かく読まなくて良いですが、何となく図や絵、箇条書きなんかが書いてあるのが分かりますか?

教科書やテキストでは文章で書いてあるものを、自分なりに図にして書き直したり、先生が授業中に書いた図は並べて書いておきます。

江戸時代の将軍15代なんかも、教科書やテキストではバラバラに出てきますが、それをわざと一つの表にまとめて書く。これが大事なのです。

 

まとめて書くというのは、頭で一度理解したり、整理する作業が含まれますよね。これがまず効果があります。

 

その後、手を動かして書くことにより、脳に刺激が行くので効果がある。

さらに、見直した時も見やすいので効果があります。たくさんの情報を覚え直さなきゃいけない場合は、キレイにまとめ直すことをオススメします。見直した時に、グチャっとしていると見直す気がなくなります。

 

 

そうそう、話の順番が入れ替わりますが、僕は日本史の授業を聞いている時に、ノートを取らないんですよね。

全部テキストに書き込んでましたから、授業内容をメモするノートを用意していません。

その代わり、テキストの内容を整理するためにルーズリーフを用意して、情報の整理をしていました。だから、日本史のルーズリーフは、(僕なりに)キレイにまとめた図とか表とか地図なんかが載ってます。

 

話を戻して、いかに関連付けをするかという事で言うと、問題集の使い方もご紹介しましょう。

 

またいつか詳しく書きたいと思いますが、オススメの参考書や問題集はなんですか?ってよく質問されますし、ネットなんかを見るとこういう悩み相談が流行ってますが、僕としてはあまり答えたくありません。

なぜなら、問題集の種類よりも、問題集の使い方の方が100倍以上大切だと思うからです。使い方が下手だと、良い問題集を使ってても成績は上がりません。あくまで使い方が大切なのです。

 

と、一言だけ言わせてもらって、今日ご紹介するのは、それを踏まえてでも、オススメの問題集です。

 
{60036F85-B930-44E3-B71B-A73A673A5367}

受験日本史と言えば山川出版。その中でも、この一冊は秀逸です!

教科書やテキストでは、どうしてもまとめきれない所、図にすると面倒だったり時間がかかる所を、穴埋め式で問題集にしてくれてます。

 

中はこんな感じです。

 

{9BBDAB0F-49FD-4444-A75D-0F70606D0B6F}


ひとまず、ゴチャゴチャ色々書き込んであるなという事と、上の穴埋め問題の答えが下に書いてあるって分かりますでしょうか?

 

普通の教科書やテキストって文章だったり、文字ばっかりの印象がありませんか?

これは図とか因果関係、矢印ばっかりでまとめ直しています。

政治史だけでなく、文化史、美術史、外交史などのテーマでまとめてくれてるページもありますし、非常に頭が整理されます。

なにより、普通のテキストと違うまとめ方でわかり易くまとめてくれてるのが良いですね。

 

僕はこの問題集に、全ての情報を書き込んでました。

動画の授業のテキストの情報、先生が授業中に言った事、別の参考書や問題集で知った事を、全てこの一冊に書き込んでいます。

こうすることによって、色んな情報や知識が一つの場所にまとめられて、復習も楽ですし、よく覚えられます。

 

とにかく暗記系の科目は、頭の中の情報を整理することと、関連付けすることです。

だから、この「流れがわかる日本史ノート」のように、そもそも整理してくれていて、出来事と出来事が関連付けてまとめてあるモノは、暗記するのに良いということなのです。

 

 

さて、折角ですから、地理のノートもお見せしましょう。

地理っていうくらいですから、地図の上で暗記しなければいけないので、当然こうなります。

 

{E06C59E6-7560-471D-BE1C-26C7AF52849C}

 

 
見ればお分かりのように、地図だらけですね。お蔭で、あの一年間で国の形とか、場所を良く覚えましたー。
地理の覚え方も、基本は日本史と同じです。
 
ただ、ちょっとだけ違う事があります。
意外と知られていませんが、地理はHD系の科目ではなく、CPU系の科目です。
日本史や世界史は、暗記さえしておけば、あまり問題を解くのが難しいってことはありません。ようするに、ちゃんと覚えてるかどうかです。
ただ、地理だけは覚えていても解けない問題が多いです。ある意味数学チックで、問題文を読みながら頭を使って答えを出す問題が多いのです。
だから、ノートの取り方も、微妙に変えているのですが、地理選択の方はあまりいないと思いますし、長くなってしまったので、今日は割愛しましょう。
ご要望があれば、またいずれ公開します。
 
さて、ここまでがメインの話でした。
なるべく無理矢理な丸暗記を避けて、聞いて書いて、頭で整理して、まとめ直してっていう作業をしながら覚えます。
でも、どうしてもそれでは覚えきれないモノって出てきますよね。
 
例えば、英単語を100個覚えなさいって言われたら、97個くらいは時間をかけて覚えられても、3個くらいはどうしても覚えられない単語が残ってしまいます。
 
こういう、覚えきれない情報を覚え切るために実践していたのが、コレです。

 

{E630982F-2EDC-495A-88C1-634545F47BFE}

 

 

簡単に言えば、オリジナル単語帳ですね。

普通は、単語カードみたいなのを使うかもしれませんが、面倒くさいのでルーズリーフを使ってました。

 

これは明治創業のうなぎ屋のタレみたいに、付け足しては捨てて、付け足しては捨てて、を繰り返してるものです。

覚えられない単語が登場したら、このルーズリーフに書き足します。

そして、一日30分くらい見る時間を取って、毎日覚えていくんですが、毎日見てれば流石にイヤでも覚えてきますから、もう忘れないだろうなと思ったら消す。

付け足して消すをずっと入試まで繰り返します。

ルーズリーフがいっぱいになったら、新しいルーズリーフに書き直して、またひたすら付け足して消す。

 

さっきの写真で、消さずに残ってる単語は、僕の入試が終わるまで、覚えられなかった「一番手ごわい単語」ってことですね。

これの日本史バージョンとか、地理バージョンもあるんですが、英単語が一番わかりやすかったので、これにしました。

 

こうやって、新しい情報が登場してから、何度も何度も覚え直して、段々その数が減っていき、最後にはルーズリーフ一枚の中に納まるまでの、プロセスがしっかりしています。

入口から出口までの道がハッキリしているのです。

東大を目指すってなったら、基本的に目に入った単語とか、用語は全て暗記していかないといけませんから、漏らさず頭に入れるように、僕はこういうシステムを作って勉強していました。

 

ノートの取り方、使い方一つを取っても、これだけ色々あります。なぜなら、ノートっていうのは、その人が勉強法を確立するまでの歴史が詰まったモノですからね。

昨日と今日の二回でご紹介してきましたが、ノートの取り方を押し付ける気は全くありません。

でも、何か参考になる所があれば、取り入れてみて下さい。

という事で、ノートの公開に関してはこれで終わります。

------------------
大学受験のお仕事なんでも承ります
セミナー講師、塾講師、家庭教師、文章の投稿や書籍出版など、何でもござれ。
教師としての得意技は・・・
・大学受験レベルを一人で全科目指導
・志望大学のキャンパス案内ツアー開催
・平井流、成績の上げ方とは?
・志望校合格のための、最適な戦略とは? などなど
お問い合わせは、こちら!
pipinee_again@yahoo.co.jp
------------------
日本から数学嫌いをなくす活動しています!
数学嫌いを数学好きに変えるイベントを開催して
数学が「分わからなかった」から「面白い」に変えます!
お問い合わせはこちらから!
日本お笑い数学協会 公式HP
https://peraichi.com/landing_pages/view/joma
「お笑い数学教室」の開催レポート
http://asunokibou.net/?p=1513
------------------
歴史上の偉人、「武田信玄」「安田善次郎」から、充実した人生の送り方を学びましょう。
他にも、東大文理両方合格の経験から、なぜ人生に勉強が必要かを語ります。
講演依頼は、こちらのURLから
㈱キャリアコンサルティング スピーカーズバンク
http://www.speakers-bank.net/hirai-motoyuki/
------------------