6.隙間.先生とウソ、そしてメガネ AS | なうのこたつ保管部屋

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大好きな彼らの記憶を残しつつも、趣味な物語や日記、旅行記などを書いてる部屋です♪


【※無断に話や内容転写利用、画像利用はお断りします。別公式小説サイトにてオリジナル名にて上げています】


テーマ:先生と嘘メガネ
に、収録してゆきます♪



嘘メガネ
おさらいはテーマ
先生と嘘メガネに入っています♪


初めて↓
先生と嘘メガネ1.



最後に書いた物

隙間1.








6.隙間.- 先生とウソ、そしてメガネ



新しい服は車で着替えたのがあるのに
それは自分のだからって

複合施設の中にあるショップでオレの服を買うって


このままで良いのに
軽く抵抗しても無理めに手を引き
中央にある浅めの階段を上がって行く


「 んで、無駄使いすんだょ!! 」


服だって
今着ているのが雅紀のなら
後で洗濯して返せば良いだろって

平日のこの時間
ほぼ人も居なくて

男どうし
しかも年齢差がある二人で
こんな風に言い合いをしてるのを
見られるとか恥ずかしいのもあり耳が熱くなる


「 また・・、なんで無駄使いとか思うんだろなぁ 」


雅紀は軽く身体を引くオレを振り返り
不機嫌な表情で見つめてくる


「 なんだょ 」


「 自分の物に何かを買うのは無駄遣いじゃないと思うけど? 」


言葉が止まる
多分、今オレは”はぁ?って顔をしていると思う


時々マジで雅紀のいう意味が分かんなくて
それで動きが止まるんだ


「 自分の物ってなんだそれ 」


「 はぁ~、ほんと子供だね。翔はお子さんだ 」


「 違うって、」


「 いやそうだって、君はオレの物だと思ってるけど。何か違う? 」


このままここじゃあって
身体の体重をかけるように引き
店の路地へと呼び寄せる


「 もう少し単純に話してよ、それにどうして急に怒ってんだよ 」


「 それは翔でしょ、素直じゃない 」


これじゃあ痴話喧嘩だって
なんかそれって、


いつしか引いていた手を
雅紀がその上から重ね覆うように繋いでいる


「 オレって雅紀のなの? 」


ふと、二人の関係を
自分の視点ではなく

恋人の位置から考えてみることにした
もしもオレが女で、雅紀が彼氏

それなら彼女に服を買ってやる恋人ってことで


オレって・・彼女位置なのか?


「 なにを今更、そうだって言ってるけど。ずっと 」


マジか、いやそうだよな
オレが好きとか可愛いとか

いつも遊ぶように
冗談を見せてくるように思えるけど
オレが彼女の位置なら

全部話は普通に通るじゃん


「 そうじゃなくてその年上とか年下とか関係無くて、そのオレは同じ気持ちだって 」


「 なにを言ってんの? 」


「 だから一方が男とか女とか、そういう位置じゃなくて。同じ場所で好きで居たいっていうか 」



自分でも上手く説明できなくて
雅紀もそれが理解出来ていないみたいで
不思議そうな顔をしている

いつもそう
上手く伝えられないんだ


「 オレが翔を好きなのが負担なの? 」


「 はっ? 」


マジで上手く伝わらねぇ
そうじゃなくて

そのなんだ

オレが受けるだけの方じゃなくて
オレだって男だ、

可愛がられるってのは
性に合わないっていうか

その女の位置というのを
いや恋人とか誰かをすげぇ好きになんて
これまで無かった

だからどう言えば伝わるのか?


「 違う!!今のオレは学生で実家を手伝うぐらいだけど、オレだってその同じ程には雅紀が好きなんだよ 」


「 ・・翔? 」


「 オレばっかされるのが腹立つ!! 」


気付けば背中すぐのところに
くぼみが出来ていて

引き寄せていたと思っていた体勢は
転んでしまわないように雅紀に腰を支えられていた


「 ごめん分かったかも、そっかそうだよね。オレさ可愛いばっか思って確かに彼女扱いしてたかも 」



ちょっとその言葉に
やっと理解されたような
心が通じたって感じてしまい

ほっとして涙が滲んだ


「 あっ、ごめん。そんなつもりじゃなかったんだよ。ただ本当に翔が可愛かったから 」


「 うっせぇ、可愛い可愛い言うな。雅紀だって可愛いだろ 」


「 えっ!オレが可愛いの? 」


そのまま転けないように
ゆっくりと腰を落とし

より高く雅紀を見上げた


「 気付いてないのか?女子や教師だって見る目が違うぞ、お前が通ると 」



本当は知ってるクセに
そう言いかけて

それもバカらしくて
ちょっと笑えてくる


「 そうかな? 」


「 そうだろな 」


全身の勢いで
膝を立てて

姿勢をもとに戻す


「 じゃあこれからどうするの? 」


確かに、
オレを可愛いと思ってる雅紀が
彼女扱いするのはちょっと癪で

でもオレが雅紀を彼女扱いしたとしても
まだ背伸びをしてる感が強いだろうし


「 オレが雅紀の背を越すタイミングで、今度は可愛がってやる 」


「 なにそれ、ふふ 」


さっきまで怒ってて
痴話喧嘩で

なのに互いに笑い合うとか
相当おかしな二人だよな


「 だからそれまで貸しで良いよ 」


「 えっ? 」


「 オレが買った服小さくなったら雅紀が着ろよ 」


「 買いに行くの? 」


「 まぁな、行くぞ 」


訳わかんないって
笑ってオレの引く手に付いて来る


多分思春期で反抗期なんだろうって
自分でも少し思うけど


そういう我儘を言えるなら
まだ大人にならなくても、良いかもしれないよな











・・・つづく


おはようございます
このお話が上がる頃

私は早朝出勤してます(p 。- )ふわぁ...。

短パン'◇')
クランクインだね♡

私もがんばる!
相葉さんも頑張れー♡

翔くんから
何か差し入れあるといいなぁ

良い1日を(*^^*)
台風の影響大丈夫かな


なう

260日目


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