テーマ:先生と嘘メガネ
に、収録してゆきます♪
嘘メガネ
おさらいはテーマ
先生と嘘メガネに入っています♪
初めて↓
先生と嘘メガネ1.最後に書いた物
隙間1.
→隙間6
7.隙間.- 先生とウソ、そしてメガネ
さっきまで花火を背に見ていた観覧車に、自分が雅紀と乗ってる
暗闇に浮かび上がるような
そんな不思議な感じ
全部がガラス張りで
辺りに光る粒が見えるのはライトが点滅しているからだ
「 静かだね、さっきとは大違いなんだけど 」
「 別に ・・ 」
暗闇に光るライトは
小さな雪が降るようで
その中に雅紀が見えるから
人工物なのにとても綺麗だ
別にオレに固執することないぐらい
顔も、頭も良いのに、なんで?っていつも思う
「 隣おいでよ 」
乗る前に店で買ってもらった服は
結構カッコいいのに着心地も悪くない
黒のボタンシャツ
袖に小さく結ぶ細いリボンがついていて
これならいつか雅紀に返せるかなって思ったんだ
パンツは細身のブラックデニム
新しいのに所どころ傷穴のように空いていて
仕事で破いたヤツとは大違いだ
「 なんでここで良いじゃん 」
隣なんか行ったら
せっかく落ち着いてんのに
また緊張するっていうか
車よりも近くなんだろうが
だから絶対に近寄らないって
まだ免疫がそこまで付いてねぇし
「 もう何、コソコソ独り言みたいに呟いてるの。いいからおいでよ 」
雅紀はその言葉と同時に
軽く腰を上げると、
オレをふんわりと持ち上げ
自分の脚の間に座らせた
「 にゃにっ!!? 」
「 あはは、なにそれ可愛いんだけど 」
しかも隣じゃなくて
雅紀を背にして
二人で同じ向きに
重なるように座ってる
「 座るなら隣に行くから放せ 」
ガッツリと抱きしめられて
いや、それは抱きしめてるんじゃなくて
捕まってる
そんな感じに近い
「 離さない、せっかくこんな近くに翔が居るんだもん。ねぇこのデニムさ生地柔らかいね 」
めちゃ耳元で声が聞こえてくる
一見、鼻にかかるよな高めのイメージなのに
ゆっくりと聞き始めれば低く響く声が良くて
耳がくすぐったくなる
生地を確かめとかで
膝の辺りに手の平が置かれて
そのままそっと
膝上のダメージ加工に指が撫でるように触れる
逃げたいのに
ある意味密室
一周は30分ほどあるって説明がされており
お気を付け下さいって書いてあった
何を気を付けるのか分かんなくて
ただ待っている間に注意かきを読んでいたけど
もしかしてこの逃げれないってやつ?
「 マジでもう隣で良いから 」
「 ダーメ、せっかく抱きしめてるのに。隣とか勿体ないよ 」
「 なんだよ勿体ないって 」
遅い営業時間に
客はほとんどおらず
多分この施設の象徴のように
光を放ちまわりつづけてる
だから上下見ても他に客は見えなかった
そのまま頬に唇が触れて
左腕が鳩尾の辺りを強めに抱きしめてくる
結構キツい
息が詰まるっていうか
雅紀がオレが逃げないよう
こうして抱きしめてるには絶対に理由があって
先ほどの膝のダメージ部分に
やっぱり指が、
「 帰ったらさ、このダメージんとこもっと空けようか? 」
やっぱくる
オレが苦手で逃げれなくなる
ブラック雅紀だ
でもダメージ加工は
膝の少し上部分だけ
だからそれ以上は無いし
そのくらいならとしばらく黙って
雅紀が飽きるのを待っていた
「 ・・・ 」
「 どうしたの?静かじゃん 」
そのまま
波が引いて、雅紀が飽きる頃には
この観覧車も地上に戻り始めるだろし
さすがに係員が扉に手をかけると止めるだろって
それにオレもキスぐらいなら・・
そう思って
耳元で囁く声に
ゆっくりと頭を下げるように傾かせ
雅紀を探す
「 ぁ ・・の、 」
多分真っ赤だ
めちゃ顔が熱いけど
これぐらいは逃げずに頑張りたい
オレだって好きってとこをちゃんと見せたいから
「 あぁ ・・そうなの? 」
なにがそうなの?って
分かんねぇけど、
受け止めてくれて
ちゃんとキスが始まる
素肌に触れるのは
ほんの3センチほど
だからそこまで拒否反応は出ない
「 静かだね、翔からって珍しくてうれしい 」
これぐらいのレベルなら
オレだって大丈夫ってとこを見せてやりたい
でも、そのキスでさえ
未経験な自分が分かるぐらい
雅紀は上手くて
めちゃくちゃ絡んでくる
くちんなかいっぱいだ
左腕はいつしかシャツの 中に入ってるし7
裂かれた部分にだって
指はもう居なくて
諦めたんだって思ったのに
いつしか膝の内側に、そっとデニム生地の上を 撫でて
上がってきているのが分かった
「 ゃめ ・・ろ 」
「 静かにして、音声は聞こえるみたいだよ・・緊急時用にね 」
マジで?
そのもうすぐ地上だし
そろそろこの体勢もおかしいだろって
慌てて立ち上がろうとするのに
ここに来て左腕が絶対的にオレを放そうとしない
「 マジで着くって 」
ほんの数センチだけ
唇が離れて
雅紀の口角が上がっているように見えた
「 降りますの札を中からかけるまで乗れるフリーパスを買ったので,着かないから 」
マジで!?
それってダメージ加工で
安心とか言ってる場合じゃねぇし
このままじゃ絶対に狙って来るだろ
その瞬間から
心臓の音がドキドキと強くなり
オレは元の席に戻りたいのに
力強い腕がそれを止めさせようとしない
「 緊張すると硬くなんのかなぁ・・ 」
ヤバい!!絶対にヤバいって
オレのは確かに反応してる
心とは全く別の動きを雅紀に見せるから
オレはマジでこの場所で?とかって
慌てて降りますの札を必死に探し始めた
・・・つづく
おはようございます
めっちゃ偏頭痛ʕ´-ﻌก̀ʔᐝ
昨夜ちょっと眠れなくて
嘘メガネ深夜に書いたら
朝に上げるには
ちょっと刺激強め?
ゆっくり行きます
親知らずのせいかしら
めっちゃ頭いてーw
良い1日を♡
なう
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