テーマ:先生と嘘メガネ
に、収録してゆきます♪
初めて↓
先生と嘘メガネ1.
おさらい↓
嘘メガネ3部ー1
Ⅲ.-2 先生とウソ、そしてメガネ
あーありがとう・・って
なんだ?
どうして雅紀がここに居んの?
しかもメガネのままじゃん
ってことは葉ってことか・・
「 じゃあ帰ります 」
きっと居ても良い事なんてない
大人の状態の葉なんて興味もなく好きじゃないから
そう言って馴染みの店長に頭を下げると
エレベーターに乗り込み背中のパンツの間に突っ込んでいたタオルを取り出し
再び頭に巻き始める
そして再び狭いエレベーターの空間に・・
「 ちょっ!!なんで帰るの!!? 」
葉が自分の右肩を差し込んでドアが閉まる瞬間だったから、大きな音がした
「 ・・・ 大丈夫かよ・・ 」
着痩せするのは知ってるけど
こんな古ぼけたエレベーターじゃ安全装置がどんな風に動くか分からないのに
そのまま乗り込んできて隣で息を整えてる
「 はぁ・・急に帰ろうとするからマジで焦った 」
「 どうせ学校の教師らと飲み会なんだろ? 」
うちにも時折来るから分かる
副担だとしても春からは正式な教師なんだ
どこからか来た部外者じゃないなら
大人の付き合いってのもあるんだろう
「 まぁね、翔くんの顔見たいから焼き鳥お願いしちゃった 」
お願いしちゃった♪じゃねぇし
オレはこれからもまだ焼き場に数時間は籠もる
だから葉の相手なんか・・
あと少しで一階に着きそうな場所で、葉が突然に緊急停止ボタンを押した
さっきのドアに挟まれるよりも強い音で
ビーっと高い音で急停止した
ドキドキする・・
なんで、こんな事するとか
時々、葉のことが全然分かんねぇよ
「 あのね会いたいから呼び出したの
教職の集まりなんかどうでも良くて
本当はずっと我慢してた翔を連れて帰りたいわけ 」
暗闇にシャットダウンした狭い箱の中
葉がオレを抱き寄せるとメガネを外しジャケットの内側に片付ける
雅紀にこのタイミングでなるとかズルくて
思わず久しぶりの雅紀に嬉しい気持ちになりながらも拒否反応を見せた
「 お前もオレも仕事だろ?なんで止めたんだよ 」
「 ちょっと待って 」
暗闇で引き寄せられ鼓動の音だけが聞こえているけど
次に何が起こるのか予測できない
待っての先にあったのは
どこかに携帯を出し電話を始める雅紀の声
「 えぇ、もう時間も時間なので保護者の方に・・そうですね 」
もしかしてまた職権乱用しようとしてないか?
「 はい終わり 」
「 お前は終わりでも、オレはまだ仕事あるぞ 」
「 そこは大丈夫だよ、
翔を借りる時点で生活指導なんて言いくるめさせてもらったから 」
すげぇ・・
こいつがマジでこわいよ
「 でもうちにはうちの事情もあんだろ 」
「 でも先生集団もこうして隣のビルに居るんだし、もう21時過ぎてるよ? 」
確かに雅紀が呼び出してくれなかったら・・ヤバかったかも
炭の前にいれば時間を忘れるけど
「 とりあえず母さんだけには言って上がるけど・・ 」
「 けど? 」
別に誘って欲しいとか言ってる訳じゃないし
「 じゃあマンションまで送らなくても良いの? 」
「 良いよ 」
せっかくの雅紀になってるのに
嘘メガネじゃない・・恋人の彼に
長い指が襟足をつかみ
オレの顎を上げる、するとそっと唇の端を咬まれた
「 っ・・たぁ 」
「 痛いのも良いでしょ?・・そんな顔でみるからだよ 」
いつもの声じゃない
甘く低い囁きに怖くなり身を放した
「 車で来てるから送ってあげる、それまでに理由考えたら? 」
全部見透かしてるクセに
オレから言わせようとするのってズルい・・
でも、あの店に居たって事は酒入ってるんじゃ
「 あと、さっきの店はノンアルしか飲んでないからね 」
だからーー!!マジで何でもお見通しですか!!?
再び明かりが灯いて動き出しドアが開く
多分誤作動だとエレベーターが気付いたんだと思う
「 じゃあ裏の駐車場で待ってるね 」
結局上手くのせられてんの
制服姿に戻り店の店員と両親に上がると告げ店を出て雅紀を探した
さっきのビルの裏で
車内がかすかに光る車を探す
「 翔!こっち、おいで 」
助手席が運転席から開くとオレはお邪魔しますと乗り込んだ
・・・つづく
明日は久しぶりのアリスかなぁ
ずっと誰かがいると
書けないもんです
今日のしやがれ
重大発表ってなんだろうねぇ
なう
今から勉強します!
・・・
これからゆっくり
オレ鳴や
きか飴、他新章を
アップしてゆきます↓
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