日曜日、
お仕事や学校もお休みの方が多いかと思いますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。。。。。
こんばんは、龍司です
11月23日に「新聞は、ネットに飲み込まれるのか 」
というお話をしまして、大きな反響をいただきましたが、
本日は久々に新聞とネットに関してのお話を。。。
皆さんは、ニュースをどんな媒体でチェックなさってますか?
新聞でしょうか?それとも、ネットでしょうか?
私は、日経新聞と日経流通新聞を取って読んではいるのですが、
最近はネットでニュースをチェックする方がメインになってきました。
CNET Japanとか、Googleニュース とか、。。。
最近では、ネットで、特に検索エンジンで
チェックする方が急増しているようですね。
このような時代の変化の中、
新聞団体が検索エンジンに対価を要求 !というニュースがありました。
(私は、このニュース自体をネットのニュースで読んだのですが・・・(笑)
世界新聞協会(WAN)という団体があるのだそうで、
この新聞団体が1月31日、検索エンジンが
新聞・出版コンテンツを無料で使用していることに対して、
対価の支払いを要求していく方針を表明したのだそうです。
新聞団体が訴えていることもわかるような気もします。
自分達が一生懸命取材したニュースが、
その新聞社の新聞で読まれずに、
他社が運営するネットの検索エンジンで読まれるわけですから・・・(笑
しかし、訴えが通って対価を得たとしても、
新聞社は事業内容自体を見直さなくてはいけない時期にきていると思います。
時代の変化の流れとして、
今後も新聞離れは加速するでしょうから。
(本と違い、スピードが要求され、
毎日記事は更新されていくわけですから紙媒体よりも
ネットの方がマッチしてると思うんですよね。)
今後、新聞社はどんな方向へ進めば良いのでしょうか。
完全に取材・記事制作のみに特化した事業を行い、
検索エンジンに提供し、対価をいただく。。。
「記事提供会社」になる・・・というのは、いかがでしょうか?(^ ^
この場合、新聞記者は仕事を継続できるでしょうけれども、
新聞社は記事を新聞で読まれるわけではないので、
広告も取れませんし事業は縮小せざるをえないでしょうし、
新聞配達業は別の何か配達するものを探さなくては仕事がなくなってしまいます。。
(新聞配達のお兄さんが乗る自転車の上を、
ブロードバンドに乗ったデータが高速で通り過ぎていくのです)
いずれにしても、IT革命 により、
様々な商品の流通チャネルが大きく変化している最近・・・
明らかに消費者優位になってきてますよね。
本当に便利ですし、私も嬉しいのです。
が、事業者は大変ですよね。
以前のように事業者優位に商品やサービスを提供できなくなってきています。
むしろ、消費者の視点に立って商品やサービスを提供する事業者が
伸びているように感じます。
ドラッカー氏も著書・「実践する経営者 」の中で、
「流通チャネルほど早く変化するものはない」
(Nothing is changing faster than distribution channels)と仰っています。
▼「実践する経営者 」
「技術がいかに早く変化しているかは、誰もが知っている。
市場がグローバル化したこと、
労働力や人口構造が変化していることも、誰もが知っている。
これに対し、流通チャネルが変化していることに注意を払うものは
あまりいない。だが、製品やサービスがいかにして顧客に達し、
それをどこで顧客が購入するかは、
技術や市場や人口構造と同じように速く変化する。」
(以上)
ニュースがいかにして顧客に達し、
それをどこで顧客が購入するのか・・・
この流通チャネルの変化に対応できない企業は
衰退してしまうでしょう。
事業者の方々は、常に消費者の中で行動し、
変化をキャッチする必要がありそうですね(^ ^