こんばんは、龍司です。
今年2月、ライブドア の電光石火のニッポン放送株取得の時は、800億円を同社に投資した米投資銀行のリーマン・ブラザーズ証券 が注目を浴びましたが、
現在、TBSへ統合交渉中の楽天 は、ゴールドマン・サックス証券 と17日までに財務アドバイザリー契約を結んだことが明らかになりました。
財務アドバイザリー契約とは・・・・
ライブドアニュースの記事 によると、「財務アドバイザーとは企業経営やM&A(合併・買収)などについて助言するもので、ゴールドマンは今後、楽天とTBSの統合交渉で企業価値の算定や統合手法などについて幅広く助言する。」
ゴールドマン・サックス証券 ⇒ 楽天 ⇒ TBS
世界的な金余り現象の中、投資先を求めて世界中を動き回るカネが、このように大量に流れてくるのでしょう。
以前なら、世界で起こっている出来事は日本にはダイレクトに影響することは少なかったですが、今では世界で起こっている出来事がそのまま日本に影響を与える時代。
まるで、地球の裏側で起こった津波が、すぐに日本へ押し寄せるような・・・・
今ではこの波からの影響を受けずにいることは難しいでしょう。
よく考えてみれば、私達もインターネットに繋がった地球の反対側の人とリアルタイムで連絡が取れるわけですしね。
こうした社会の大きな変動がIT企業によるM&Aを可能にしたのでしょう。
以前、ライブドアの堀江社長は「ネズミが象を食べる」感覚という表現をしていました。
こうした新しい経済原則の中で、大企業でさえも新しい考え方を持てなければ生き残れない時代に突入したのでしょうね。
TBSのような企業に必要なのは、「ZOOM」だと思います。
ZOOM?
ZOOMとは、変化を回避する本能を呼び覚まさずに、新たなアイデアや新たな機会、新たな課題に取り組めることです。
一度成功してしまった大企業にとって、これを行うことがいかに難しいことか・・・・
- ゴールドマン・サックス―世界最強の投資銀行
- リサ エンドリック, Lisa Endlich