こんにちは、龍司です。
最近は、本当に大きな動きが毎日ありますよね。
阪神電気鉄道株の筆頭株主となり話題となっているに村上世彰氏率いる村上ファンド。
今度は、TBS株も取得し、9月末時点で同社の保有比率は7%超に達し、筆頭株主となっていたことが明らかになりました。
おそらく、村上ファンドの狙いは、TBS本社がある港区赤坂の土地や、東京エレクトロン株などの資産でしょうし、売却益でしょう。そして 、村上ファンドは保有したTBS株を楽天 などネット系企業に売却する交渉を行う見通しだとのことですが、すでに楽天 に売却されているかもしれません・・
というのも、村上ファンド以上に、楽天 が大量の株式を取得していることが明らかになったのです!
本日17:00から三木谷社長の記者会見があり、楽天 もTBSの株式を大量に取得し(15.46%)、一気に筆頭株主になっていることが発表されました。
共同持株会社化を通じた経営統合の申し入れを行っているとのこと。
TBS側のコメント: 「これまで業務提携について協議を続けてきた中で、何の事前連絡もなく短期間に、かつ、大量に当社株式を取得されたことに唐突な印象を受けております ~今後、慎重に対応を検討してまいる所存です」
楽天 の狙いは、ネットと放送を融合させ、事業を発展させていくためのコンテンツでしょうね。
今年の初めにライブドア のニッポン放送買収騒動で話題となってきた通信と放送の融合ですが、ここで一気に加速する可能性がでてきました。
私は、放送が通信を活用するのではなく、通信が放送を飲み込む形で融合していくものと思っております。
なぜなら、これからの時代、主導権は放送者ではなく消費者(視聴者)に移行していくからです。
10月11日 に「阪神タイガースをハイジャック!?」 という記事で、「ブランド・ハイジャック~マーケティングしないマーケティング 」という本を紹介しましたが、TBSに関しても消費者(視聴者)がいかに番組を活用できるか、いかに「ハイジャック」できるかということがキーポイントになってくると思います。
そして、それを支援できるのは楽天のような「ニューミドルマン 」であると思います。
PS
村上ファンドに資金が集まるようになったのは金融革命 の影響が強いでしょうし、楽天が躍進できたのはIT革命 の影響が強いでしょう。
そして、主導権が企業から消費者へと移行しているのもIT革命 の影響が強いでしょうね。
IT革命 がなければ、∞最前線通信 も存在していなかったでしょうし、私も・・・・
社会の変化の流れの中で、出来事を見ていると非常に面白いです。
特に最近。