Morgen~明日(12) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

「あ、いいよ。 それで。 タマちゃんはかおりんと一緒に打ち合わせ行ってその辺詰めてきて。 いずみんは後であたしと一緒に行ってくれる?」



突然やってきた彼女は


いきなり事業部の中心人物のようにテキパキと指示をして


あの飲み会中のふざけた人と同一人物か、と思えるほどだった。



斯波は気がつけば南の姿を追ってしまう。




「あ、ねえねえ。 ランチ行かない? いずみんとかおりんと一緒に行く約束したから。」


南は軽く斯波の肩を叩いた。


「え・・・ランチ?」


「お昼やん。 ね、いこいこ。」


無理やり連れ出された。



イタリアンのバイキングの店にやってきたが


南と泉川と香織の3人が集まるともうおしゃべりが止まらない。


「ほんっまにも~~~。 いずみんっておもろいよね・・・。 バカバカしくて笑える!」


「ばかばかしいは余計だろ・・・。」


「あ~あ、早く南ちゃんが帰ってくればいいのにね~~~。 志藤さんも寂しそうだよ、」


香織も笑った。


「そやなあ・・。 まあ、あと1年くらいかな。 あたしも早く帰りたい、」


その間斯波はずーっと黙って黙々と食事をしていた。



南はふっとその様子に気づき、



「あんた。 よう食べるなあ・・・。 さっきっからおかわりばっかやし、」


と指摘すると


「は?? バイキングでしょ? 何をどれだけ食べようが自由でしょうが。」


いきなり自分に照準が合って、恥ずかしそうに言った。


「別に悪いとか言うてへんやん。」


「ま、ガタイがデカイもんな。 そりゃ食うって、」


泉川が笑うと南がいきなり



「あ~~~。 食欲と性欲って比例するってゆーよね。」



と言い出した。



「はあああ?????」


斯波はものすごく大きな声を出してしまい周囲を気にした。



「あー、言う言う。 食の細い男ってダメって言うよね、」


香織は動揺せずに同調した。



まるで


自分が性欲がスゴいとでも言われたような気になり


「そっ・・・・そういう話を昼間っから!!」


斯波はもう顔中を真っ赤にして真剣に言った。


「姐さんたち下ネタ好きだから。」


泉川も軽く笑った。



しっ・・・・下ネタって!!



斯波がわかりやすく動揺していたので


「ほんっと見かけによらず純情だよね・・・。 かわいー!!!」


南はまた思いっきりからかうように笑った。



「か、かわいー!とか言うなっ!!!」


斯波はごまかすためにガーっとまた食事を始め


それが『性欲』に準えられている、と気づきあわててやめてみたり。



もう


彼の人生において全く出会ってこなかった人達と


一気に出会ってしまった・・・・




だんだんと斯波ちゃんの調子が狂ってきます・・・・



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