Once again(14) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

「まったく・・」


高宮はおかしくなって、ティッシュで彼女の顔を拭いてやった。



「あ~~~、間抜け・・・。」


夏希は自分のアホさに落ち込んだ。


ようやく涙も止まって、鼻をかんだところで。




「まだ。 『結婚式』が終わってないよ、」


高宮は笑った。



「へ?」



この間の抜けた彼女の『へ?』が


出会ったころと全然変わっていなくて。



また笑いそうになったが、夏希の頬にそっと手をあてて優しいキスをした。



少しびっくりしたが、夏希は目を閉じて



その


『誓いのキス』を受け入れた。




ありがとう。


隆ちゃん。



あたしは本当に幸せ。



もう

隆ちゃんがそばにいてくれるだけで



幸せ。




何もいらないから。



ずっとずっと


そばにいてね・・・・








「・・おねがいします!」


夏希は斯波にまるで賞状を手渡すかのように、『ソレ』を差し出した。



「え?」


斯波は目をぱちくりさせた。



「コレ・・・。 あの、なんだっけ? ここんとこ・・・」


夏希は次の日、何とか区役所で新しい届けを貰ってきて、今度は二人の名前を無事記入し


証人の欄を指差した。




「・・婚姻、届・・?」


斯波は少し驚いたように言った。



「ハイ。 隆ちゃんが。 式はいずれすることにして。 とりあえず籍入れようって、」


夏希はテレながら言った。



斯波はそれを見て、高宮の気持ちだとか色んなことが頭を巡った。




「・・・一人は斯波さんに。 お願いしたくって、」



屈託ない笑顔で言われて。



斯波的にちょっとヤバい(?)状況になってきた。



病室での『結婚式』を済ませて、二人は籍を入れることになります。 そして、斯波はやっぱり・・??

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