Fly to the moon(5) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

結局、この日も帰ったら夜10時を回っていた。



「おかえりなさい。 ごはんは?」


夏希が言うと、


「ん。 もう食べてきたから。」


高宮はそっけなく言った。




また・・・



夏希はそれが本当なのかどうか怪しんでしまった。



そんな彼女の顔を見て、



「風呂、入る。 今日は早めに寝ようかな、」


ぽんぽんと笑顔で彼女の頭を叩いて、バスルームに行ってしまった。





「もうちょっと涼しくなったよね。  掛け布団1枚増やそうか。」


夏希は高宮のベッドを整えながら言った。



「ん、まだいいよ。」



何だか寝室が片付いていた。



「・・掃除、した?」


頭を拭きながら言うと、夏希はぱああっと明るい顔になり



「わかった?? 今日ねえ、もうここだけで5時間もかけて! すごいでしょ~~~、」


夏希は高宮が座るベッドの横に座った。




5時間も・・・。




こんなに狭い部屋のどこをどうすれば5時間も掃除できるんだろう・・・


そう思ったらおかしくなってきた。




「んじゃ。 おやすみ~~。」


夏希もベッドに潜り込むと、


「ねえ、」


高宮が声をかける。



「え?」



「・・そっちに。 寝ていい?」

ニッコリと笑った。




今日


志藤からあんなことを言われて。



よくよく考えると、そーゆーことも・・・もう1ヶ月もなかった気がする。



と、初めて気がついた。



ベッドに入って彼女を抱きしめた。





彼女に夢中でキスをして、ぎゅっと抱きしめて



さて。


いよいよとなったとき。




「・・あれ・・?」



高宮は小さな声をあげた。



むむ??? 高宮の身体に『異変』か??


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