「ひよっこ」第86回~時子がみね子の部屋に居候する理由 | 日々のダダ漏れ

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「ひよっこ」 第86回
第15週 「恋、しちゃったのよ」
時子がみね子の部屋に居候する理由

 

 

幸子) みね子、今日はありがどね。

みね子) ううん。

優子) みんなに会えで、うれしかった。

豊子) 私もです。何かほっとしました。

澄子) うまがったし、楽しかったぁ。

  みんな、またな。

時子) うん。みんな頑張ろうね。

みね子) 今度、愛子さんにも来て

   もらって、またやろうね。

一同) うん。

幸子) んだね。じゃ、行ごうか。

  2人とも、またね! ありがどう。

優子) また会おうね。

時子) またね。

みね子) うん、またね。気ぃ付けてね。

時子) 気ぃ付けてね。

幸子) ありがとね!

豊子) 頑張ろうね。ありがとう!

澄子) またね!

 

**********

 

幸子) 楽しかったね。

澄子) あ~小腹減りましたね。

優子) えっ?

豊子) 澄子、早えよ、それ。

(薬局のイチコの後ろに愛子)

 

愛子さん、

どうして隠れてたんでしょうね?

 

**********

 

高子) ご苦労さん。

秀俊) ありがとうございました。

元治) お疲れ!

  高ちゃん、高ちゃん、高ちゃん!

高子) ごきげんよう。

 

**********

 

みね子) みんな元気そうだったね。

時子) ね~。

みね子) まぁ、あんたのことは、

   怒ってあげようかね。

時子) 何がよ?

みね子) ゆっくりでぎんの?

時子) うん!

みね子) そう? 

   じゃ、終ったら私の部屋行ごう。

 

**********

 

愛子) みんな元気そうでよかった。ね?

(イチコに微笑む愛子)

(愛子を見ている高子)

愛子) アハハ! あの、インコ?

  あの…ね! かわいい。

  ハハハ…。どうぞ。

(逃げる愛子)

高子) イチコ、誰だ? 私も知らない。

 

**********

 

時子) へぇ、ここがみね子の部屋かぁ。

みね子) ヘヘヘヘ、何にもないでしょう。

時子) そんなことないよ。

みね子) あるもんはみんなもらいもんだ。

   その鏡台は鈴子さんからだし、この

   机は高子さんからだし。あとね、これ

   は、隣の中華店の、安江さんって人

   がら。みんないい人たちなんだよ。

時子) へえ、そうなんだ。

みね子) そうなの。

時子) お店の人みんな

  いい人たちだったねぇ。

みね子) そうなんだよね…はい、どうぞ。

時子) ありがとうございます。

(お茶を飲む2人)

時子) はぁ~。

みね子) で?

時子) 「で?」って何よ?

みね子) 私のこどは手紙で知らせ

   でるよね。読んでんでしょ?

時子) 読んでるよ。だから、お店の人も、

  近所の人もこのアパートの人のことも、

  間取りまで全部把握してる。

みね子) うん。でもあんたは全然

   知らせでこない。

時子) はい。すみません。

みね子) うん…。

   あっ、時間、大丈夫なの?

時子) うん、大丈夫。

みね子) そう? まっ、あれだったら、

   泊まってってもいいよ。

時子) うん、そうする。

みね子) そう? 泊まる?

時子) うん。しばらく泊まる。

みね子) え…? しばらく!?

時子) お願い、みね子。しばらく泊めて。

  お願い! このとおり!

みね子) いや、いいけどさ…。

   何? 泊まるとごないの?

時子) まぁね。

みね子) 「まぁね」ってどういうこどよ?

時子) そんな心配するほどの

  ことじゃないって。

みね子) するよ! 

   するに決まってんでしょうよ!

   何言ってんの!

時子) わかりました。わかりました。

  説明させて頂きます。

  劇団に入れてもらってさ、最初

  は喫茶店で働いて、そこの寮に

  入れてもらったんだけど。

 

(回想)

時子) いらっしゃいませ。ご注文は?

男性) 困るんだよね。

女性) 迷惑なんだよね。

 

時子) なかなか思ったように自由がきかな

  くて、やめるしかなくてさ。で、住み込み

  でお芝居続けられるアルバイト探してた

  んだけど。これがながながなくてさ。

みね子) うん…。

時子) でね、劇団の先輩の女優さんが、

  紹介してくれたアルバイトがあって。

  そこだと、出たい時にだけ仕事に出て、

  芝居に専念できるっていうからさ。

みね子) へぇ…どんな仕事?

時子) まぁ簡単に言うと、

  キャバレーっつうの?

みね子) へぇ…。えっ!? え~! 

    えっ? えっ? 行ったの?

時子) やめた。

  お母ちゃんが泣くかなと思ってさ。

 

(回想)

時子) どうすっかな~!

 

時子) でさ、最初は、稽古場で寝泊まりさ

  せてもらってたんだけど。それもずっと

  ってわけにはいがなくてねえ。

 

(回想)

時子) どうすっかなあ!

 

時子) まっ、そういうわげよ。

  よろしくね。あっ、結構私、時間不規則

  で、いつ出かけていつ帰ってくるか分

  かんないからさ。あんま気にしなくてい

  いからさ。ね? 私さ、楽しいんだよね、

  今。お芝居の勉強とか、稽古とか、楽し

  いの。何か、自分が開放されてくって

  いうかさ。

 

(回想)

男性) はい! 今日は第2幕後半……。

一同) はい!

時子) それに何から何まで

  書いてあるんですね。

男性) 書き方には随分気を付けた

  つもりですがね。

時子) それを主人に渡してはいけません。

  破いて下さい。

  お金なら私が工面致します!

(芝居の指導を受ける時子)

時子) あっ、はい。はい!

 

時子) 楽しいんだ。前はね、漠然と「女優

  さんになりたい。だからお芝居の勉強も

  しないと」って思ってたんだけど。今は

  違うんだ。お芝居するのが楽しいの。面

  白くてしかたがないの。うちの劇団なん

  て、そんな有名じゃないし、私の役なん

  て小さいけど、楽しいんだ。

みね子) そう…いがったね。

時子) うん。

 

お父さん…。

時子は、キラキラと目が輝いてしました。

 

みね子) その髪型、すんごく似合うね。

時子) そう?

 

うれしいんだけど、何だか、

時子が違う世界の人に

なってしまった気がして。

 

時子) みね子。私が変わってしまって

  寂しいなって思ってるんでしょ。

  私たちの友情はさ、

  変わらないでしょ、絶対! 

  んだっぺ?

みね子) うん。

時子) あっ!

みね子) ん? 何? 何よ?

時子) そうと決まれば。挨拶しない

  とね。アパートの人にもね!

みね子) あぁ…うん…。

(鏡台の前に座る時子)

時子) 借ります。

みね子) でも何でそんな楽しそうな

   顔してんの?

時子) 漫画家さん2人と、えっと、

  早苗さんと、あとみね子の好き

  な島谷さんもね。

みね子) えっ? ちょっと! 

   何言ってんの? 

   そんなこど書いてないでしょうよ。

時子) 書いてなくても

  それくらい分かるわ。

みね子) 何で?

時子) 何でじゃないよ。

  みね子、認めなさい。

みね子) いや、認めなさいって…。

   そんなこど言われてもさ…。

時子) どっち?

みね子) 好きだな、素敵だなと思うけど。

時子) けど何?

みね子) 向こうはどう思ってっか

   わがんないし。

時子) 当たり前じゃないの。そんなの

  確かめればいいじゃないの。

みね子) やだよ。

時子) えっ? 何で?

みね子) だってさ、そんな、おんなじアパ

   ートにいんのに、やだよ。失恋したぐ

   ないよ。失恋しておんなじアパートに

   いんの、嫌でしょ? そうでしょ?

時子) あぁ、なるほど。

みね子) うん。

   だがら、確かめんのとがやめて。

時子) 分かった。

みね子) うん。

時子) 見れば分かるよ、きっと。みね子

  を見てる目でさ。私には分かる。

  私に任せなさい!

みね子) 何を?

時子) よし、行ごう!

みね子) 行くって…えっ? 

   ちょっと待って、時子!

   ちょっと待って! あっ!

(足の小指をぶつけるみね子) 

みね子) 時子、待って…。

 

**********

 

(ノック)

時子) 失礼します。

(3号室の扉を開ける時子)

時子) あ~あっちだったか…。

  失礼しました!

 

**********

 

祐二) 何や? 今の。

啓輔) 分からんけど、何かすんごく…。

  期待外れやった感じやちゃね。

祐二) あぁ。

 

**********

 

(6号室をノックする時子)

みね子) ちょっと、時子…。

時子) あっ、炊事場にいっかもね。

  共同炊事場、1階の。

みね子) えっ!? ちょっと待って!

   時子! 待って!

 

**********

 

祐二) 時子?

啓輔) …って、誰だっけ?

2人) あ~!

 

**********

 

みね子) ちょっと待って!

時子) 早苗さんと、島谷さんですね。

みね子) アハハ…。

島谷) はい。

早苗) もしかして、時子か?

時子) はい。時子です。

  しばらくみね子の部屋で一緒に

  暮らすことになりまして。

早苗) へぇ。

島谷) へぇ、そうなんですか。

時子) そうなんですぅ。

  よろしくお願い致しますぅ。

島谷) はぁ、よろしく。

時子) はい。

(みね子を見て大きく頷く時子)

(事の次第を察知する早苗)

みね子) ハハハ…。

早苗) あっ、じゃ、歓迎会やるか?

  外でパ~ッと。

時子) えっ?

島谷) ん?

早苗) ちょっとね、明るくパッと

  いきたい気分なんだ。

  早苗さんが、おごる。

みね子) 何か、

   いいこどでもあったんですか?

早苗) 嫌なことがあったのよ。

みね子) すみません。

早苗) そうと決まれば…。

  おう、行くぞ。ただ酒だ。

啓輔・祐二) え~!?

早苗) 行くよ! はい、お出かけ~。

(みね子に微笑み、出て行く島谷)

(みね子の背中を叩く時子)

みね子) 痛いって、もう! バカ!

(嬉しそうな時子)

(照れまくるみね子)


**********

乙女寮同窓会、楽しい時間はあっという間。

愛子さんは、ただみんなの様子を見にきた

だけのようで…。さすが乙女寮の母、いや、

お姉さんだね。顔を出さないところがいい。

どうやら次回は呼んでもらえるみたいだしw

 

そしていよいよ、親友時子とみね子の時間。

門限を守れない、大声を出す、劇団あるあ

るで寮にいられなくなったという時子。キャ

バレーの仕事を紹介されたけど、お母ちゃん

が泣くかなと思ってやめたというところが可

愛いね。そういう気持ち、大事だよね。大事

な人が悲しまないか、そこから自分を大切に

しようと思う気持ちが生まれるものだから。

楽しいんだ。

前はね、漠然と「女優さんになりたい。

だからお芝居の勉強もしないと」って

思ってたんだけど。今は違うんだ。

お芝居するのが楽しいの。

面白くてしかたがないの。

 

キラキラした目で話す時子に置いていかれ

るような寂しさを感じるみね子。嬉しくて、

眩しくて、でもちょっとだけ寂しいのよね。

みね子。私が変わってしまって
寂しいなって思ってるんでしょ。
私たちの友情はさ、
変わらないでしょ、絶対! 
んだっぺ?

 

そんなみね子の気持ちを見逃さない時子。

お互い子供の頃から知ってる仲だもんね。

みね子の恋心だって、まるっとお見通しw

ウダウダしているみね子を置いて、島谷の

気持ちを見極めるため走る時子。分かる、

分かる。ついついいらぬお節介ってやつ。

時子の意図をすぐに察知する早苗さんも、

やっぱ女子だね。すっかりみね子応援団。

 

男前な早苗姉さんによる歓迎会で、島谷と

みね子の恋が、動き出しそうなよ・か・ん♪



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