「ひよっこ」第3回~人が暮らしてるとごろは皆いいとごだよ | 日々のダダ漏れ

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「ひよっこ」 第3回
第1週 「お父ちゃんが帰ってくる!」
人が暮らしてるとごろは皆いいとごだよ


おはようございます。
今日も簡単に、おさらいです。

この人、宗男さんは、
みね子の叔父にあたります。
全然似てませんね。
次男なので、少し離れた村に
養子に行きました。


美代子) 宗男さん、どうしたの?
宗男) どうしたのって? どうもしねえよ。
  兄貴が留守なんだから、弟が時々

  様子見に来んの、当たり前だっぺ。
  なっ、みね子!
美代子) ありがとう。うれしいよ。
宗男) いやいや、ハハハハ! 

  おう、これ。
美代子) いつもありがとう。助かる。
胸子) 大したもんじゃねえがらね。
みね子) 危ねえぞ。
進) アハハハ!
茂) 父ちゃん!
実) 何だ?
宗男) 「何だ」って、愛想ねえな、

  本当に。典型的な茨城の男だよ。
   が少ねえくせに口が悪い。
美代子) アハハハハ!
(たたく音)
茂) しかしまあ、
 なんて格好してんだ、おめえ。
宗男) 格好いがっぺ? なぁ?
みね子) う、うん。
茂) 何人だ、一体。
宗男) 何人って、

  茨城県人だっぺよ。なぁ。
ちよ子) なぁ。
進) なぁ。

(笑い声)

お父さん。
宗男おじさんが来てくれました。
ちょっと沈みがちだった我が家が、
パッと、明るくなりました。


宗男) ガオ~!
美代子) 投げない。
みね子) いがったね、あんたら。
    お姉ちゃんおしとやかなレディー
    だからそういうことできないしね。
宗男) ん? 誰のことだ? レディーは

  どこだ? ん? 田舎娘しか発見でき

  ませんが。どうでありますか? 

  千代子隊員、進隊員。
ちよ子) 発見できません!
進) でぎません!
宗男) でぎません。
みね子) 何だこら!
ちよ子) キャ~!
茂) あっちは大丈夫なのか? 嫁さん。
宗男) 嫁さん? あ~…。大丈夫だ。
   大丈夫じゃねえけど、怖いけど、
   大丈夫だぁ。
茂) ハッ。どっちだ。
宗男) んだからよ、父ちゃん。
  大丈夫じゃねえよ。
  んでも、いいんだってば。うん。


ちなみに奥さん、この人です。
(パンチを繰り出す滋子)

**********

宗男) そっかぁ。それでみね子は、何だ

  か東京が嫌いになっちまったんか。
  好きな人を取られっちまうみてぇで。
みね子) う~ん、何だがねえ。
宗男) ふ~ん。
  でもそりゃ東京のせいじゃねえべ。
みね子) ん?
宗男) 俺は、好きだけどな、東京。
みね子) ん?
   宗男さん東京行ったこどあんの?
宗男) ねえ。
みね子) あ?
宗男) ねえけど、いいとごだよ、きっと。
  茨城も好きだけどよ。行ったこどなく

  ても、人が暮らしてるとごろは皆いい

  とごだよ。絶対そうだ。
みね子) うん…。
宗男) それにな、みね子。
みね子) 何?
宗男) 兄貴、お前の父ちゃんさ。
みね子) うん。
宗男) 出稼ぎで東京行ってっけど、
  それを感謝すんのは、いいことだよ。
みね子) うん。
宗男) うん。でもな、かわいそうだとか、
   つらいこどばっかしなんだとか、
   思っちゃダメだ。
みね子) 何で?
宗男) そりゃ確かにな、兄貴だって、おめ

  えら家族とこごで畑やっていたいだろう

  し、寂しいとは思うよ、一人でさ。でも

  兄貴は、やだやだと思ってやってねえ

  ど。そんな男じゃねえよ、兄貴は。自分

  が頑張って働ぐこどで、それが家族の

  ためになんだ。んだからやってんだ。

  それを、かわいそうだとか、思っちゃ

  ダメだ。そりゃ父ちゃんに失礼っても

  んだっぺ。わがっか?
みね子) (頷く)


**********

実) 稲刈りには帰るんですか?
男) はい、そんたに考えてます。
実) 私も帰ります。もうすぐですね。
男) はい。
実) きれいだろうなぁ、今頃田んぼは。
男) んだねえ。

(サイレン)
男) おい、まだ食ってんのか、おい!
  サイレン、サイレン!


**********

宗男) んだからよ、
  帰ってくんだっぺ? 稲刈り。
みね子) うん。
宗男) でも、どうせすぐ、戻んだっぺ?
  そんとぎ、悲しい別れにしちゃダメだ。
  笑って、「頑張って下さい」っつって、
  送り出してやれ。なっ、みね子。ちび
  らは仕方ねえけど、おめえはもう大人
  なんだがら。そうしろ。わがったか?
みね子) わがった。
宗男) よし! うん! いっぺえしゃ

  べったから、喉渇いちまった。
みね子・宗男) フフフ!

(お茶を飲む二人)
みね子) 宗男さんは、
   何でいづもそんなに笑ってんの?
宗男) 何でだと思う?
みね子) ん?
宗男) バカだからではねえぞ。
みね子) そんなこど思ってねえよ。
宗男) 本当かぁ?
みね子) うん…うん…。
宗男) 俺は、決めたんだ。
  笑って生きるってな。
みね子) 何で?
宗男) う~ん…。もうちっと大人に
  なったら教えてやっから。
みね子) え~! 何だそれ! 今大人

   なんだからって言ったくせに!
宗男) 言ったか? そんなこど。
みね子) 言ったっぺよ。全くもう…。

(お茶を飲む二人)
宗男) あ~!

(宗男の背中に大きな傷)

お父さん、いつか言ってましたよね。
宗男さんは、戦争から帰ってきて、
人が変わったんだって。


宗男) さ~て、働くか~!

子供の頃は、おとなしくて、
いつもお父さんの後ろに、黙って
くっついてるような弟だったって。


**********

美代子) 気を付けてね。
宗男) はいよ。
みね子) また来てね!
宗男) はいよ! バ~イ! バイバイ!
ちよ子) 進、行こう!
宗男) バイバイ!
ちよ子) 待って~!
進) また来てね~!
ちよ子) また来てね~!
みね子) 何だか寂しいね、帰っちゃうと。
美代子) そうだねえ。
みね子) でも、もうすぐだもんね、
   お父ちゃん。
美代子) だね。
みね子) 何食べたいかね?
   何作んの? お母ちゃん。
美代子) 別に…。いつもど変わんないよ。
みね子) え~うっそだぁ! お父ちゃん

   帰ってくる時、晩はごちそうでしょ?
   もう考えてんでしょ。
   決めてんでしょ~!
美代子) もう~。あんた、
   親冷やかしてどうすんの!
   もう、バカな子だね、ほんとに!
   ほら、進、ちよ子!
ちよ子) 待って~!
進) 待って!


**********

(簡易宿舎の一室で荷造りをしている実)
(顔をほころばせ、
 新品のズックを鞄にしまう実)

**********

そしていよいよ、実お父さんが
帰ってくる日になりました。


美代子) ♪ドドンパ ドドンパ
    ドドンパがあたしの胸に 
みね子) おはよう。
美代子) おはよう! 早いね。
みね子) 何か起きてしまった。フフフ…。

(台所の美代子を見るみね子)
みね子) あ…。
美代子) えっ? どした?
みね子) ううん、何でもねえ。
美代子) そっけ?


お父さん。
お母さんは一番お気に入りで、
大切にしてるきれいなブラウスを
着ています。そして、
ほんのり、お化粧など、
ほどこしているようであります。


(みね子の視線が気になる美代子)
美代子) 何?
みね子) エヘヘ!
美代子) フフフ!
ちよ子) あ~進~!


**********

(布団のシーツをはがすみね子)
みね子) 本当にもう!
   お父ちゃんに怒ってもらうからね。
進) え~!
みね子) 「え~」じゃねえよ、もう!


**********

(布団を干し、おねしょの形を見るみね子)
みね子) あれ? これ、茨城の形に
   似てんじゃね? ほれ。

(一緒に見る進)
みね子) この辺が奥茨城で、
   で、この辺が水戸で。なっ?
進) うん。
みね子) 「うん」じゃねえよ、もう!
   本当に。
茂) お~! ハハハ!
みね子) あ~もう、じいちゃん、見て。
茂) 男なら、世界地図ぐれえ
 描がねばな、ヘヘヘ!
みね子) 何言ってんの、じいちゃん!
   世界地図ってどんななっちまう
   のうよ、布団はぁ!
茂) おめだってちっちぇ頃は

 よくしてたぞ。
みね子) 何でそれ今言う!?


**********

みね子) ♪ふるえちゃうけど
   やっぱり待っている それは~


**********

(みね子を待っている時子)
時子) (牛に)行ってくるね。
(自転車のベル)
みね子) ♪夜をこがして 胸をこがして
   はじけるリズム

(自転車のベル)
みね子) ♪ドドンパ ドドンパ ドドンパが  
   時子~! おはよう!
時子) そんなにうれしいか、

  毎朝会うのに。おはよう! 

  早いね、今日。
みね子) 何か起きちゃって。
時子) お父ちゃん帰ってくっからか?
みね子) 子供みてえで恥ずかしいけどよ。
時子) そんなことない。
みね子) ヘヘヘ!


**********

二郎) お~みね子!
  父ちゃん今日、帰ってくんのか?
みね子) うん!
次郎) ハハハハハ!


**********

ここは東京・赤坂の街です。
赤坂は東京のど真ん中。
それでも、一歩路地を入ると、
こんな商店街があるんですね。


子供) あ~! 飛行機雲だ!

オリンピックを前に、
飛行機で五輪を描く練習をしていました。


(空に飛行機雲の輪っか)

**********

(商店街の路地に入り、小さな祠
 に向かい、手を合わせる実)

**********

秀俊) 先輩、元治先輩。
元治) あ?
秀俊) もうすぐ開店です。
  もうちょっと早くお願いします。
元治) あぁ?
省吾) あ~いい天気だ。
  ヒデ、今日予約何組だ?
秀俊) 5組様です。
省吾) スープ多めに準備しとけよ。
秀俊) はい!
元治) おいヒデ! 遅えよ、お前!
  ちんたらやってんじゃねえよ!
省吾) さっ、今日も頑張って働くか。
秀俊) はい!


**********

(洋食屋の料理のサンプルを見ている実)
実) へえ~。マカロ…ニグラ…タン?
 ニグラタン?
鈴子) いらっしゃいませ。
  もう、大丈夫ですよ。
  よろしかったら、どうぞ。
実) あっ、いや、でも…。
 あっ、いい匂いだぁ。
鈴子) でしょう? さっ、どうぞ。
実) あ…。
鈴子) どうぞ。
実) 食べてみっかな。


**********

アロハシャツにマッシュルームカットの、変な
おじさん枠担当宗男さんは、言う事は至極真
っ当だった! 宗男さんの中の人、最近再放
送の「奇跡の人」を見たばかりなので、個人
的にかなり親近感を持っているというか、私
の中ではかなり期待している人物だったりす
る。変なおじさんというより、いい意味でバカ
でロックな、実は意外と深い人物として描か
れていくのではないかなあと。「とと」のおじさ
んより、ずっと好感が持てるし、安心できる!

 

 

行ったこどなくても、人が暮らしてる

 

 

とごろは皆いいとごだよ。絶対そうだ。

人が暮らしてるとごろは皆いいとごだと言い
きれる言葉の裏に、戦争で体験しただろう、
壮絶な過去を感じさせつつ、あくまで明るく
笑う宗男さんが、もうすでにかなり好きかも。
イケメンではなくっても、心がイケメンという
か、ハートのいいバカは好きなんだよねえ。
(いや…バカと決めつけちゃ…ダメだ!w)

 

俺は、決めたんだ。

 

笑って生きるってな。

いいねえ。ロックだねえ。この先谷田部家に
何があっても、彼が笑顔を運んでくれそうだ。

お父ちゃんが帰って来る。家族がみんなウ
キウキしてる。早起きしたり、オシャレしたり、
おねしょしちゃったり、思わず歌を歌ったり…
家族のお父ちゃんへの愛情にほっこりする。

ホント、いいなあ。こういうのが見たかった。
こういう人たちに会いたかったんだよ~!!

美代子とみね子が口ずさんでいた歌に馴染
みがなくて一緒に歌えなかったのが残念で。
…というわけで、探してみました!

東京ドドンパ娘(渡辺マリ)


これで、一緒に歌えるね! ♪ドドンパ~


お父ちゃんは赤坂で夏ばっぱに遭遇! やっぱり
まだ、私の中では夏ばっぱが消えてくれなくてw
ゆっくりと、夏ばっぱから鈴子さんに、変換中~♪


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