「とと姉ちゃん」第151回~とと姉は、社員にとっても「とと姉ちゃん」の巻 | 日々のダダ漏れ

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「とと姉ちゃん」 第151
第26週 「花山、常子に礼を言う」
とと姉は、社員にとっても「とと姉ちゃん」の巻


水田) 80万部を超えました!

「あなたの暮し」は、右肩上がりに
売り上げを伸ばしていました。

その一方で、花山は心筋梗塞で倒れ、
休む事が多くなっていました。そして…


**********

昭和四十九年 四月

常子) 10年ほど前から、私たちの編集会議に
    は、テスターさんを含めて、雑誌作りに
    関わって下さっている方全てに参加して
    頂いています。「あなたの暮し」の読者は、
    どのような方ですか? 扇田さん。
扇田) どのような…。多くは女性ですね。
常子) では、具体的にはどのような方かしら。
    島倉さん。
島倉) はい。我々の想定する読者は、
    主に主婦です。
常子) では、主婦というのは、どんな方?
     木立さん。
木立) え~っと…。
    結婚して、家庭に入ってる、人…です。
康恵) ちょっと待ちなよ。
    その言いぐさじゃ、働いてる女は、
    主婦じゃないって事かい?
木立) あっ、そう言われると、あの…。
常子) フフフ。つまり、主婦の在り方も、随分
    多様化してきている訳です。女は結婚
    して家庭に入る。それが当たり前だとさ
    れていたような風潮は、今後ますます
    変わっていくでしょう。そんな中で、私た
    ちの雑誌も変わっていかなければなら
    ないと思っています。
緑) 変わる、といいますと?
常子) 働く女性に役立つ、そのような女性の
    参考になるような企画を掲載した雑誌
    を作るという事です。それと同時に、こ
    の会社自体も、女性が働きやすい場所
    に変わっていかなければならないと思
    います。そこで、希望する方は、ご自宅
    でも働けるようにしたいと思います。
社員) 自宅?
社員) 自宅でですか?
社員) 出社しなくていいという事ですか?
常子) もちろん、可能な日は出社して頂きま
    すが、例えば急にお子さんの看病をし
    なければならなくなったような日は、家
    での作業だけで済むようにします。

(ざわめき)
常子) 取材内容の整理や、原稿の執筆、
    校正などは、家でも進められると思
    うんです。
扇田) できる事はできると思いますけども…。
常子) 10人いれば、10とおりの暮らしがあり
    ます。「あなたの暮し」は、それぞれの暮
    らしを尊重して働けるような場所を整え、
    遅くとも、10月までには開始したいと思っ
    ています。
社員) 10月?
社員) すぐじゃないですか。
常子) 初めての取り組みですし、仕事に混乱
    が生じないようにはしますが、皆さん、
    何か問題がありましたら、是非、遠慮な
    くおっしゃって下さい。


**********

花山) 「あなたの暮し」はそれぞれの暮しを
    尊重する。いい提案じゃないか。
常子) 花山さんにそうおっしゃって頂けると…。
花山) 私も私なりに応えを出さねばならんな。
    お先に失礼するよ。
常子) さようなら。


花山もまた、「あなたの暮し」のこれからに、
必要なものを見いだそうとしていたのです。


**********

鞠子) よっちゃんから聞いたわ。
常子) ん?
鞠子) 社員さんのために、
    勤務体制見直そうとしてるって。
常子) うん…まだまだ、手始めという感じだけ
    どね。社内整備をしたところで、全ての
    問題が解決するとは思わないし、働く女
    性やお母さんたちを取り巻く問題は、も
    っとず~っと根が深いと思うから。でもと
    りあえずは、できることから始めないと、
    何も変わらないと思うから。
鞠子) フフフ
常子) ん?
鞠子) とと姉は、社員にとってもやっぱり、
    「とと姉ちゃん」なのね。
常子) そういう性分なだけよ。
鞠子) とともきっと驚いてるわよ。「幼かった
    常子がこんなに立派になって」って。
常子) そうかなあ…。

**********

電・常子) 常子です。
      今日はいらっしゃらないんですか?
      心配していたところだったんですよ。
電・花山) 今取材で、広島にきてる。
電・常子) 広島? 何の取材ですか?
電・花山) それはまとまってから伝えるよ。
電・常子) ですが、今のお体では地方での
      取材は無茶です。
電・花山) 心配ない。4日後に帰る。では。
電・常子) あっ、ちょっと…。
たまき) 花山さん、
     広島にいらっしゃるんですか?
常子) 何かの取材らしいのだけれど…。
美子) 何かしら…。


**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


「あなたの暮し」の会議とは…みんなで話し合う
というより、社長が決定事項を社員に伝達する
場にしか見えないのはなぜ? 答えは…社長が
常子だから。常子さまだから~! 社員一人一
人に問いかけるていで、実は何の相談もしてい
ない。考えるきっかけとなったはずの寿美子さ
んにすら。自分が考えたことは間違いがないと
思っている、女帝常子さまだから~。ホーホホ。

…っていうか、もっと言っちゃうと、働く女性のた
めに勤務体制を見直す話というのも、実はただ、
鞠子にこう言わせたかっただけなのが見え見え。

とと姉は、社員にとってもやっぱり、
「とと姉ちゃん」なのね。

はいはい。そうでしょうとも。きっとそうだよね…。
あくまで常子が「とと姉ちゃん」であることを強調
し続けないとね。このドラマの唯一無二のアイデ
ンティティーなのだから。脚本家が、モチーフとし
て採用した元ネタ…そして、それがたぶんこのド
ラマを駄目にした原因なんだろうと思うけどねw

半年間壮大にやらかしてくれた脚本家が、今日
の「スタジオパークからこんにちは」に出演する
ようなのだけれど…果たして何を語ってくれるの
か…。追記したくなるような発言があれば、追記
します。私には全くわからなかったけど…どこが
面白いつもりで書いたのか教えてもらえるかも。

「追記」
あまりに浮かれている脚本家の姿にドン引き…。
さすがベテラン女優らしく終始笑顔だったけれど、
檀さんが脚本に呆れかえっている気持ちは伝わ
ってきた。黙殺されてしまったけれど、「最初の頃、
よく白い息がそういえば夏のシーンで出てました
けどね」と、さりげなくツッコんでくれたのが嬉しい。
役者さんたちも大変だよね。西田のバカヤロ~!
とは言えないしね。脚本家さんが、リアル裸の王
様のようで…何だか痛々しくさえ思えてきたよ…。


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