「マッサン」第97回~売れないリンゴジュースと髪の毛の色問題と | 日々のダダ漏れ

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「マッサン」 第97回
第17週 「負うた子に教えられる
売れないリンゴジュースと髪の毛の色問題と


マッサンは、毎日、朝一番に、
同じ敷地にある工場へと出勤していきます。

工員たちを出迎えて、始業の鐘を鳴らす。
これが、社長となったマッサンの、朝の日課です。

操業開始から1か月、
マッサンの会社、北海道果汁では、
順調にリンゴジュースが作られています。

エマは、小学校3年生になりました。
最近、気になる事があるようで…。


**********

1933年(昭和8年) 秋

俊夫) エマお嬢さん、その笑い方、
    エリーさんにそっくりでがんす。
エマ) そっくり?
俊夫) うん。
エマ) エマと、お母さんが?
俊夫) う~ん。そりゃだんだん似てくるもんでがんす。
エマ) じゃあ、エマの髪の毛もいつか
    お母さんみたいに金色になる?
俊夫) …なるんじゃなぁですか。
エマ) 本当?
俊夫) ああ…もう、その…この辺とか、こう…。
エマ) フフフッ!
ハナ) エマ! 早く行かないと遅れるよ!
エマ) は~い、行ってきます!
ハナ) 行ってらっしゃ~い!
    ちょっと、変な事言わねえでくれる?
    エマの髪が金色になる訳ねえべ。
俊夫) そがな事言われても…。
ハナ) いい加減な事ばっかり。
俊夫) へじゃどう言やえかったんじゃ? ああ? 
    「エマお嬢さんとエリーさんは血が繋がっとら
    んけん髪の毛は黒いままでがんす」言やえか
    ったんか?
ハナ) シ~ッ! エマはまだ何も知らないんだからね。

**********

リンゴジュースの在庫はたまる一方。
ジュースでもうけを出すまで、ウイスキーは造らない。
そう出資者と約束を交わしているのですが…。


熊虎) ん? ん? どうだ?
進) こりゃ…ただのリンゴだな。
熊虎) 当たり前だべ。リンゴの汁なんだから。
チエ) 一本30銭はちょっと高くない?
熊虎) 一本に、リンゴ5個分の汁が詰まってんだぞ。
チエ) リンゴ1個が、3銭として、5個で15銭…。
    一本15銭がいいとこでしょう?
進) 一本15銭は安すぎる。
  日本一の余市リンゴの汁だぞ。
熊虎) 手間も暇もかかってるんだから。
チエ) でも30銭は高すぎる。
    うちらには手が出ないよ。
三郎) 異人さんの了見かね。
進) 異人さん?
三郎) こんな汁に30銭も。
    日本人の常識からはかけ離れてる。
    異人の嫁さんが決めたんだろ?
チエ) エリーさんはそんな人じゃないよ。
    あの人はね、日本の事よ~く知ってる。
熊虎) チエの言う通り、エリーはな~んも関係ねえ。
    リンゴジュースを作ると決めたのも、値段を決
    めたのもマッサンだ。
三郎) 裏で操られてるんじゃないですかね? 
    異人のおなごは気が強えって聞いたし。
チエ) エリーさんはそんな人でねえ!
進) けんど、本当に大丈夫か? ウイスキーの里に
  するだなんて偉そうな事言ってたけんど。この汁
  が売れなきゃ、ウイスキーも造れねえんだべ?
熊虎) 大丈夫だ! おらが見込んだ男に間違いは
    ねえ! マッサンは今にきっと、この国に、新
    しいウイスキーの時代をつくってくれるって!

**********

工員たちのお昼の賄い作りは、
エリーとハナの仕事。
家事も抱えながら、2人だけで、
工員全員の食事を作っています。


**********

タケシ) 外国人の娘なのに、
     何でエマの髪は黒いんだ?
エマ) 大人になったら金色になるの!
タケシ・ミツル) え~っ!?
タケシ) うそつけ!
エマ) うそじゃない!
よしえ) 自分の席に帰りなさいよ!


エマのまわりで、
ひと波乱起こりそうです。


**********

昭和6年で、ビールの値段が35銭ぐらいだったらし
いので、リンゴジュース30銭はかなり高いかも~。
チエさんが言うとおり、高すぎるよね。今だって、お
いしいとわかっていても、わざわざ高級リンゴジュー
スは買わないなあ。旅先のおみやげとか、贈りもの
でもらうことはあっても、普段用には買わないと思う。
お金持ち向けに売るしかないよね。最初のウイスキ
ー「白札」のように。ドラマでは、完全スルーしている
けれど、「白札」は当時の輸入ウイスキーと同じぐら
いの値段で売っていた(そもそも庶民向けではない)
のだけれど、値段が高いくせに熟成不足で不味かっ
たというのが売れなかった理由。スモーキーフレー
バーのせいじゃない。だって、すでに本物の輸入ウ
イスキーを知っている人向けに売っていたのだから。
高すぎる値段をつけた「白札」のエピソードは巧妙に
すっとばして、リンゴジュースが高いということだけは
しっかりやるってのが、ホント何だかな~って感じ…。
別に史実通りに描いて問題ないと思うんだけどな~。
なかったことにするほうがよっぽど感じ悪いと思うし。

エマのエピソードも、何で今ごろ?って…。だって、1
年前から学校に通ってるはずだよね。今まで学校に
顔を出したことがなかったのか? エリー。低学年な
のに? エリーならうるさいぐらい顔出しそうなのにw
繫がりを無視してエピソードを発生させるからこうな
るという、マッサンではよくある事ではあるけれど…。
ナレーションの量がどんどん増えている今日この頃。
ウイスキー関係は、ナレーションで済まされる気がw


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