二番目の恋」の再放送が始まったので、この機会に、
もう一度ちゃんと記事を書き直そうと思い立ちました。
よろしくおつきあいくださいませ～(*^。^*)
「最後から二番目の恋」
第１話（再放送）
寂しくない大人なんていない
いつか、穏やかで、
心に余裕があるような、
素敵な大人になりたいと思っていた。
でも、
年はとっくに大人になっているはずなのに、
思っていたのとは全然違っていて。
大人になれば、
寂しく思ったりすることなんて、
なくなると思っていたのに。
まったくそんなことはなかった。
でもそれは、私だけではなく、
みんな同じなんだと思う。
不安だし、寂しいけれど、
それを口にはせず、
明るく、笑い飛ばそうとしていた。
それが、
大人になるということなのかもしれない。
でも…。
和平） 寂しくない大人なんていないよ。
つまり、人生ってやつは、
もともと寂しいものなのかもしれない。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
祥子） でも、わかるね。何かさ、自分が部屋入ってく
と、空気変わる感じ？
千明） でしょう。
啓子） しょうがないんじゃない？ 私たちだって若い
頃はさ、45ぐらいの先輩って嫌だったもん。
死ねばばあ。古いんだよてめえ、みたいなね。
言ってたよね、裏でね。
祥子） 言った。
啓子） 言ったね。うん。
千明） 言われてるんだろうね、私たち。
私さ、思ったんだよね。
祥子） うん？
千明） 倒れてさ、病院に運ばれて、
病室で、思ったんだよね。
啓子） 何を？
千明） 私って、家族いないんだなあって。
田舎にはさ、親も兄弟もいるけどさ。家族作ら
なかったんだなあ～私って。そうつくづく思った
んだよねえ。
啓子） 何で連絡してこなかったのよ。
祥子） そうだよ。
千明） だって、ほら。
病気じゃないしさ。でね、思ったわけ。
祥子・啓子） うん？
千明） 鎌倉の古民家で、３人で暮らすっていう話。
啓子） あ～。
祥子） あっ。ハハハ。
千明） 調べたんだけどさ、私暇だったから。ああいう
古民家ってさ、割と安く手に入るみたいよ。
祥子・祥子） うん。へえ～。
千明） それにほら、私たち、昭和の人間じゃない？
だから、落ち着くんだって。
昔住んでた家を思い出すみたいな感じで。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
真平） どうしたの？
千明） ね、ねずみがね、こっちに行こうと。
真平） もう大丈夫。俺がいるから。
千明） いや、だって、ねずみだよ。
真平） 古い家だもん。仕方ないよ。
慣れるって、そのうち。
千明） 無理だって。ねずみなんか…。
真平） じゃあ！ 朝まで一緒にいてあげるよ。
一緒に寝よっ。ずっと抱いててあげるから。
そうすれば怖くないでしょ。
千明） えっ？ それってさあ。
それって、あれですかね？
真平） 何？
千明） うん。それって、だから、すなわちさ、あのう、
するっていう…。いやいやいや、違うよね。
ないない。違う違う…。
真平） 違わないよ。しようよ。千明がしたいなら。
上っていい？ お邪魔しま～す。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
寂しくない大人なんていないよ。
うんうん。そうだね。寂しくない大人なんていない。
大人になれば寂しくなくなるなんてことも…ないし。
むしろ、大人になればなるほど、寂しくなるのかも。
失くした物や人、出来なくなっていくことが増えて、
これが最後かもしれないと覚悟することも増えて。
若い頃、いつかわかるようになるよって、その年に
なってみればわかるようになるよって言われて…。
40代のおばさんは怖かったし、うざいって思ったり
もした。いつか、自分もそうなるとは、なぜか思わ
ないのも若さゆえ。若さの特権をふりかざしていら
れる時は短くて、いつのまにか、昔言われたことが
わかる年齢になっていたりする。ああ、あったね。
うるさいよね～うざいよね～いやだよね～って、昔、
自分が誰かに放った矢が、巡り巡って突き刺さる。
大人になりたかったり、なりたくなかったり。大人に
なりたくてもなれなかったり、なりたくなくてもならざ
るをえなかったり。大人って、思ったよりも面倒で。
どんな大人になりたかったのか、今どんな大人に
なってしまったのか。そして、「大人」とは何なのか。
きっといつかわかる時がくるよって、まだそのいつ
かがわからない人たちにも観てほしい、ドラマです。
●第１話のリアルタイム視聴時のブログ↓
第１話～最後から二番目の恋
「最後から二番目の恋」関連ブログ↓
「最後から二番目の恋」関連ブログリスト
●「最後から二番目の恋」ＨＰ
ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村
最後から二番目の恋 Blu-ray BOX/ポニーキャニオン
- ￥30,456
- Amazon.co.jp
- 最後から二番目の恋 2012秋 [Blu-ray]/ポニーキャニオン
- ￥5,076
- Amazon.co.jp
- She was a boy(解説・歌詞対訳付き)/PLANKTON
- ￥2,592
- Amazon.co.jp