ごちそうさん(109)~あだ名はゴンボウ、鉄筋、シナモンスティック | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ごちそうさん 第109回
「貧すればうどんす」
~あだ名はゴンボウ、鉄筋、シナモンスティック


悠太郎) 竹元さん。西門です。失礼します。
     すいません。お忙しいところ。
竹元) 全く忙しくはないが、
    貴様と会いたいほどではないな。
悠太郎) 花園町の駅舎の件ですが、結論から申し
     上げますと、鉄筋は手配できませんでした。
     工期を考えても、これ以上時間をとるのは不
     可能です。
竹元) それで?
悠太郎) 頂いた設計図はこちらですが、駅舎の中2
     階を、全面撤廃したいと思います。
     中2階部分を省略し、地上からホームに直結
     する形をとると、鉄筋が、確保されている量で
     賄えます。何卒、ご承諾願えれば。
竹元) ほら穴じゃないか。こんなもん!
    ほら穴を、電車が走ってるだけじゃないか!

**********

悠太郎) 米英と戦争が始まれば、空襲の恐れも十
     分にあります。そうなった時、地下鉄の駅舎
     は、防空壕の役割を果たす可能性がありま
     す。必要なのは強度です。この現実の中で、
     守るべきは人命です。
竹元) 今後…
    地下鉄事業から私の名前を外してくれ。
悠太郎) 上に報告します。
     竹元さん。今まで、お世話になりました。


**********

源太) ごちそうさんでした。
め以子) はい。……大丈夫?
源太) 大丈夫…な、気がする。
め以子・泰介・活男) よかった~。
源太) おおきに。おおきに!
泰介) あっ、そうや、お母ちゃん。
    予選、再開される事に決まったんや。
め以子) ほな、カツ制度、再開させんとね。
泰介) ホンマやな。
源太) カツ制度?
活男) 勝っていくごとに、カツの中身が、豪華になっ
    てって、最後には、牛カツになんねん。
源太) おお。ほなそれ、わしが何とかしたるわ。
泰介) えっ?
め以子) ホンマに?
源太) こんなに面倒みてもろといて、当り前やがな。
め以子) うわ~おおきに。源ちゃん。


**********

め以子) すいません。
     あの…どうしたんですか?
大村) 何や、鉄筋が足らんから、設計変更するて、
    竹元さんに言いに行ったらしゅうて。
め以子) それで、何であんなに…。
大村) それが、
    竹元さんの設計、跡形もないようなもんやった
    らしいから、絶縁言い渡されたらしいわ。
め以子) 絶縁?
大村) ああ。
藤井) せやから竹筋使うたらよかったのに。
大村) アホか。あんなもん使うたら危のうてしゃあな
    いやろ。まあ、言うてしまえば、人命を守るため
    に、竹元さんを切り捨てたんやなあ。ほんでも、
    何やかんや言うてもあいつは、竹元さんに心酔
    してたから、辛かった思うわ。
    まあ、やさしゅうしてやってな。
め以子) はい。ホンマに、すいませんでした。
大村) いやいやいや…。

**********

(回想)
悠太郎) 気持ちええでしょう。竹元さんの造る駅は。
    夢を叶えるために、一番大切な事は、才能や
    根性ではなく、生き残る事です。

め以子) はよ終わったらええのにな。こんなん。

**********

源太) 肉、いつ持ってきたらええねん。
め以子) あ…確かめとくわ。
源太) わかったら、早目に言いに来てな。
め以子) うん。…えっ?
源太) そろそろ、
    おねえちゃんのとこにも、顔出したいし。
め以子) 人多すぎて、うち、居にくい?
源太) 逆や。居心地ええから、
    ずっと、おりとうなってまうんや。
め以子) …そう。


**********

め以子) 大丈夫? 2人とも。
悠太郎) 大丈夫。
源太) 大丈夫や。
め以子) いってらっしゃい。
     悠太郎さん、お弁当…。


(外でへたりこんでいる悠太郎と源太)

**********

悠太郎) うちの妻に、
     あだ名つけるとしたら、何にしますか?
源太) ゴンボウ。
悠太郎) ひどないですか?
源太) ほなお前、何てつけんねん。
悠太郎) 鉄筋、ですかね。
源太) そっちの方がひどないか?
悠太郎) 僕には、
     どちらもなくてはならないもんなんですが。
源太) ひょっとしてそれ、牽制球投げとんのか?
め以子) ちょっと、出てくるさかい。
     おとなしゅうしとってや。


**********

め以子) という訳で…
     ニンニクの、梅肉エキスあえです。
竹元) 何が、という訳だ?
め以子) 私、義理の姉とかなり、こじれたんですけ
     ど、時間がたつと、多少、こう…丸くなる部分
     が、あるいいますか、逆に、時間が必要いい
     ますか。
竹元) …で、なぜそれがニンニクになるんだ?
め以子) 竹元さんには、それまでお元気でいて頂き
     たいやないですか。せやから、お許しを頂く
     ために、まずは、竹元さんに長生きしてもら
     わな、あかんやないですか。
竹元) 奥。つまり貴様は、
    わしが年寄りだと言いたいのか。
め以子) ああ、いいえ。
竹元) 去れ! このシナモンスティックめ!
め以子) シ…シナモンスティック?
竹元) ニッキ棒の事だ! 添え物のくせに、やたらと
    自己主張の激しいところがそっくりだ!
    出しゃばりすぎなんだ!
め以子) あっ、え…竹元さん! 竹元さん?
     竹元さ…あ~!ちょっと何なんですか、もう!
     こ、これは欲しいんですか?

ホントに、相変わらずよくわかんない人だね。

**********

め以子) 何やってんの?
悠太郎) 迎え酒です。アハハ。
     ホンマ、頭いた治りますねえ。
源太) こっちももう、何や…すいすい食えるわ!
    ハハハハハ。最初から、酒飲んどった方がよ
    かったんちゃうか? ハハハ。
悠太郎) ホンマですよ。あんな大騒ぎせんで。ハハ。
め以子) 出てけ。出てけ。
     この、アホ、ボケ、カス!
源太) えっ? えっ?
悠太郎) いやいや…
     それは言い過ぎとちゃいますか?
め以子) あんたもや!
悠太郎) 何ですか? ちょっと…。
め以子) 人が心配して…もう! 通天閣、もう!
悠太郎) 痛い!
源太) ほな、わし、帰るな。
め以子) アホ!
悠太郎) 源太さん! えっ…。
め以子) ええ加減にせいや。もう毎回毎回! もう!

**********

かくして、
源太は、店に復帰することになり…
泰介は、順調に勝ち上がり・・・

(祈りを捧げるようなふ久の姿)

活男) 何やってんの?
ふ久) 見えへん力で呼び寄せてる。
泰介) ただいま戻りました。どうぞ。
諸岡) こんにちは!
活男) お帰りなさい…。


**********

め以子) お待たせしました。
     皆さんお待ちかねの、牛カツです。
一同) おお~!
静) 薄っ!
め以子) 結構、いける思いますよ。
一同) いただきます!
泰介) う~ん!
諸岡) う~ん!
希子) 下味ついてるんですね。
め以子) うん。
活男) ソースのうても、食べられるやろ?
希子) うん。
泰介) もっとどうぞ。
諸岡) すまんな。

**********

悠太郎) 泰介はいつか、甲子園に行くて、決めたら
     しいですよ。僕もいつか、また、竹元さんと仕
     事できますかね?
め以子) ああ…どうでしょうねえ?
     はよ、終わったらええですね。戦争。
悠太郎) そうですねえ。


め以子の願いもむなしく、
日本が、太平洋戦争に突入したのは、
この年の、暮れのことでございました。

**********

毎度毎度の事とはわかってても、毎週毎週、週明
けに感じる、先週の大騒ぎは何だったんだ感がハ
ンパない。もう考えるのもアホらしいというか、脱力
しすぎて何も言えねえ…。繫がりや意味を考えず
に観るのが、このドラマを楽しく観るコツなんだろう、
きっと…。考えちゃダメだ! 考えちゃダメなんだ!

源太と悠太郎が仲良く寝ている図に笑って、竹元と
め以子のやりとりに笑い、迎え酒で盛り上がる2人
がめ以子に怒られる図に笑って、ふ久が見えない
力で祈る姿に笑って、「ゴンボウ」「鉄筋」「シナモン
スティック」というあだ名に笑う。ホームコメディ、大
笑いの巻のつもりなんだろうな。全く笑えないけど。

竹元の、「添え物のくせに、やたらと自己主張の激
しいところがそっくりだ! 出しゃばりすぎなんだ!」
というセリフも、的確だけど、そういう風に描いてお
いて、そう何度も言わせるセンスに、もう、ウンザリ。

同郷の幼なじみとしての情愛はあるだろうけど、女
としてめ以子を好きなようには見えない源太に、い
つまでも焼きもちを焼く悠太郎もウザい。め以子が
もう少しマシな女なら、源太が実は…という設定も
支持するところだけど、今や、そうと思いたくもない。
源太役の人が、め以子に対しては、「無償の愛」と
解釈していると言っていたのだけれど、しょうもない
幼なじみを、しゃあないなあって感じで見守るような、
妹みたいな身内愛なんだろうと思うし、それで十分。
め以子を好きになる様な変態は悠太郎1人でいい。

試合の復活と共に、恥ずかしげもなく西門家に食べ
にやってくる諸岡も残念な男だし、ふ久もますます、
キャラが変な女になっていくし、牛カツの牛肉調達
のために源太の面倒を見ていたとしか思えない展
開だし。本当に、先週のお話は、あの騒ぎは何だっ
たのか…。まぼろし? 白昼夢? キツネに憑りつか
れていたのは、視聴者の方だったのかもね(自虐)。

ホントに、相変わらずよくわかんない人だね…じゃ
なくて、相変わらずよくわかんない話だね、ですよ。
正しいナレーションは! もう、全部夢でいいよ…w


「ごちそうさん」関連ブログはこちらから↓
「ごちそうさん」関連ブログリスト