ストーリー 311 ~あの日とあの日から | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ストーリー 311



11人の漫画家が描く
「あの日」と
「あの日から」のこと


●ストーリー 311とは

東日本大震災から約10ヵ月が経った2012年1月。
漫画にできることは何なのか? そのひとつの答え
として、漫画家・ひうらさとる
新たなプロジェクト
『ストーリー 311』を立ち上げました。

2011年3月11日以降、被災地で起きた多くの悲しい
出来事、厳しい非難生活の中で生まれた家族や地
域とのつながり、
被災を乗り越えて成長していく町
の若者の姿、日本各地か
ら訪れるボランティアと地
元住民とのふれあいなど、現地
ではさまざまなスト
ーリーが生まれています。それらの
ストーリーを漫
画家自らが現地で取材し、漫画に描き残す
ことで
“語り部”的な役割を果たせないだろうか?
そんな気持ちから生まれたプロジェクトです。

この声掛けに、各誌で活躍中の漫画家たちが賛同
し、終結してくれました。

また、この企画提案に賛同した講談社kiss編集部
は、Kissの漫画連載ホームページ 『デジキス』 に
掲載
スペースを設置し、ウェブ漫画として連載。そ
の連載
をまとめて、この単行本を刊行した、この単
行本および
電子書籍は、その印税・著作権料全額
と利益を被災地
復興のために寄付いたします。


プロローグ ひうらさとる
第1話 末次由紀(宮城県南三陸町)
第2話 さちみりほ(宮城県南三陸町)
第3話 上田倫子(宮城県石巻市)
第4話 ひうらさとる(福島県)
第5話 東村アキコ(宮城県南三陸町
第6話 岡本慶子(福島県)
第7話 ななじ眺(福島県)
第8話 樋口橘(宮城県南三陸町)
第9話 うめ(宮城県南三陸町)
第10話 新條まゆ(岩手県大船渡市・大槌町)
第11話 おかざき真里(岩手県陸前高田市)
エピローグ ひうらさとる


**********


最近随分と涙もろくなっているせいもあるけれど、
本を開いた瞬間から、もう涙が溢れてきて困りま
した。漫画家のみなさんの心意気、そして、悩み
迷っただろう心の葛藤と痛みを思うと、それだけ
で泣けてきてしまって。取材をして描かれた漫画
は、大袈裟に涙を誘うようなものではもちろんな
くて、ドラマチックな悲劇として描かれたものはな
く、事実が淡々と描かれていました。そのことが、
それゆえに、漫画家さん達の、伝えたい想い、真
摯な想いが伝わってくるのでした。誤解されてし
まうのではないかと、悩み、躊躇してしまいそうな
とても繊細で難しい問題がたくさんあるから・・・。

それでも、まず、知ること。理解できなくても、そ
こにある想い、事実、現実をただ知ること。そして、
それを伝えること。忘れないこと。考えること。ま
だまだ、足りない、必要なことがたくさんあるから。

漫画の中で描かれた、いろいろな人の立場、環
境による考え方の違いを、何が正解か間違いか
ではなく、それぞれの立ち位置で、それぞれが
見る視線の先は、見えるものは、違うことを、私
たちが「知ること」が大事なんだと思うのです。た
くさんの想い、考えがあるからこそ、みんなでや
れること、助けられること、新しい視点で何かを
生み出すことができるかもしれないと、思うから。

逃げる決断も、残る決断も、みんな理由がある。
原発を残したい人も残したくない人にも、それぞ
れ理由がある。今現在ある不安と、未来の不安、
今生きることと、未来に生きること。どんな未来
を目指すべきなのか、私たちは考え続けなけれ
ばいけない。地震も原発も存在する、この日本
に住んでいる以上、他人事のように思いたくても、
他人事でなくなることは・・・決してないのだから。

漫画を買うことで、読むことで、被災地の「今」を
知り、復興への手助けを少しでもすることができ
る。ぜひ、手にとって、買ってください。読んでく
ださい。他の人に勧めてください。お願いします。


●「デジキス」HP

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