ライティングの基本!光の使い方! | 写真上達プロカメラマン写真撮影テクニックとヒント

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ライティングの基本!光の使い方!

ライティングについてご質問がありましたので、
今回はライティングについて。

光の使い方を完全にマスターすれば
写真をマスターしたようなものです!

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ただ、ライティングをマスターしたからといって、
光について完全にマスターしたことにはなりませんし、
そもそも、光の使い方を完全にマスターするなんて
領域は果たしてあるのかってことすら思えるくらい、
写真撮影において光は複雑でおくが深いです

ただ、そんな光の使い方をちょっとでも
理解し、撮影に役立てていくことが
写真上達の一歩だと思います。

ということで、前置きが長くなりましたが、
ライティングについてです



【質問】
はじめまして。
ブログ、毎回楽しく読ませて頂いています。

写真を撮る際、光は重要といいますが、
自分はなんとなくの感覚でしかライティングをしたことがありません。

そこで、ライティングに関するおすすめの資料というか、
本などありましたら、ぜひとも教えていただきたいです。

撮影対象は、ポートレート、
風景と半々といったところです。

お忙しいとは思いますが、
よろしくお願いします。



【回答】
ライティングについては、プロのカメラマンでも
いろいろな考え方、好みのライティングがありますので、
ライティングの説明を聞いて、もしくは読んで、
それが全てだとは思わないほうが良いです。

そうはいいながらも、
私は私でライティングについて自分の考え方や
方法を書いていきますが・・・

まず、ライティングは、
一灯が基本です!

ライティングの原点、
つまり光の原点は太陽光です。

晴れの日ひとつとっても
順光、逆光、斜光、晴天の日陰、
晴天での屋内、などなど
たくさんのシチュエーションを選べますし、
それにより様々な雰囲気の写真を撮影できます。

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そこから、さらに日中シンクロや
レフを使っての撮影など
いろいろとできることがたくさんありますが、
太陽はひとつです。

ということで、ライティングの基本は
一灯ということです。

でも、プロのカメラマンは複数の光源を使って
ライティングをしてて、
矛盾しているように感じるかもしれません

たとえ多灯撮影をしているときでも、
メインのライト、光というのを意識する必要があるんです

そのメインのライトを中心に、
そのメインのライトを補助したり、より際立たせるために
他のライティングをするという考えが重要なのです

関連過去記事↓
小物撮影のライティング!
http://ameblo.jp/photojack/entry-11100327519.html


ここで、一般の方が良くやる誤解というか失敗が、
一灯が基本だからといって、
カメラについているフラッシュ、ストロボを
使うことです。

カメラについているフラッシュやストロボを
使えば、当然カメラの位置からの光で、
正面からの光になってしまいます。

太陽光など自然でそんな状態は
あまりありませんよね

最初に覚えるライティングの基本は、
斜め45度です。

カメラとは違う位置からの光により、
撮影をしてみてください。

別にストロボを使う必要はありません。

家にある、照明器具や窓からの光で十分です。

何もないならば、懐中電灯やろうそくでも
他の光が少なければ、雰囲気のある写真が撮れるでしょう

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注意するのは、明るい部屋で
普通の強さの照明を斜め45度から使っても、
その照明の影響はほとんどないことです。

これは、外での撮影でも同じです。

晴れの日の日向で、いくらがんばって太陽以外の光で
撮ろうとしても、なかなくうまく行きません

ライティングは一通りではありませんので
ただの基本として覚えてほしいのですが、
ライティングの基本は
被写体向かって左右斜め45度から、
さらに高さも斜め45度からが基本となります。

でも、これはあくまで基本です。

いつもこのライティングではつまらないですし、
被写体によって、撮りたい写真によって、
変えていく必要が有るでしょう。

長くなってきたので、
今回はここまでにします。

次回、ライティングの続きです。