フラッシュの使い方!フラッシュ撮影! | 写真上達プロカメラマン写真撮影テクニックとヒント

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フラッシュの使い方!フラッシュ撮影!

フラッシュの使い方についてご質問をいただいたので、
フラッシュ撮影についてです。

【質問】
今度ホテルで同窓会がありカメラマンになりました。

機材は、ニコンD7000、
タムロン17-50、ニコンSB-700です。

フラッシュを買ってからイマイチ設定がわかりません。

フラッシュのオートで撮ると顔だけ明るくなったり、
基本的に明るすぎます!

全然フラッシュの設定がわからずフラッシュなしで
感度上げた方が綺麗にかんじます。

フラッシュの使い方について、
アドバイスお願いします。

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【回答】
フラッシュの使い方は本当に難しいですよね。
私も、フラッシュについてというか、
光の使い方についてはもっともっと勉強しなければ
ならないと日々感じています

フラッシュの使い方については、
過去の記事もご参照ください
ストロボの使い方!ストロボ撮影方法!
http://ameblo.jp/photojack/entry-11191228622.html


フラッシュ、ストロボ、スピードライトなど、
各社の商品により名称は違いますが、
どれも同じ物です

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まず、機材ですが、ニコンD7000で、
タムロンの17-50です。
17-50は開放値が2.8ですから、
十分明るいレンズですね、確か。

D7000ですので、
ISO感度は2000くらいにしておいていいと思います。

同窓会ですから、スナップ撮影では
それほどおお伸ばしにプリントすることもないでしょうし。

おお延ばしにする予定のあるときだけ、
ISO感度を下げたりしてみても良いですが、
感度を下げて、画質をあげても、
露出がアンダーになるのであれば、
まったく意味がありません。

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次に、フラッシュの設定ですが、
まずフラッシュの設定には、
大きく分けて「TTL」「オート」「マニュアル」などの
モードがあります。

マニュアルは完全な手作業で、
明るさを設定するものですので、
スナップには適していないでしょう。

インタビューや料理撮影、集合写真などでは、
いいと思います。

TTLとはスルーザレンズの略で、
文字通り、レンズを通った光の強さで、
フラッシュの発光量をきめるモードです。
つまり、その場の明るさを考えて、
フラッシュが光を決めてくれるということです

オートは絞りとシャッタースピードで
勝手にカメラが発光量を決めるので、
TTLに比べれば、若干いい加減です。

それが、逆にいいときもありますが・・・
基本的にはTTLを使うことをお勧めします・

今回、基本的に明るすぎるということですから、
TTLにした上で、補正をしてください。

TTLも露出と同じで、
バックが黒かったり、
人以外の部分が暗かったりすると、
フラッシュが明るくしなければと思い、
強めの光を発してしまいます。

だから、人の顔の部分が明るくなってしまったりするのです。

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また、近づいてとる場合には、
同じフラッシュの光でも
それだけ被写体に届く光の強さが変わりますので、
明るくなってしまいます。

フラッシュが強すぎる場合は、
カメラの露出を明るくしてフラッシュの光を弱めるか
フラッシュの補正をマイナスにするか、
少し離れてみることです。

ここで、間違いやすいのが
撮影画像を確認して明るすぎるからと
カメラの露出を暗くする人がいます。

露出を暗くすれば、フラッシュの光は強くなりますので、
逆効果です。
シャッタースピードをぶれない程度に遅くするのがいいでしょう。

それでも、強いならばマニュアルモードでのフラッシュを考えるか、
もしくは、フラッシュの発光する向きを変えてみてください。

たとえば、フラッシュの向きを上に向けて、
天井バウンスにしてみるとか、
周りの壁が白かったら、壁のほうに向けて発光し、
壁バウンスしてみるとかです。

このとき、反射させるものの色には気をつけてください。

赤い壁に反射させれば、赤い光になって
赤い写真になる可能性があります。
天井も同じです。

ただ、バウンス(反射)させるいい壁や天井がない場合、
もしくは天井が高すぎる場合は、
こういった製品もあります。



もっと簡易のディフューザーもおすすめです。
これなら、カメラの内蔵フラッシュにも使えます。


これならば、フラッシュでバウンスしなくても光が和らげられます。

顔だけが明るくなりすぎる原因は、
フラッシュの光が強すぎるのが最大の原因ですので、
フラッシュの光を弱めたり、
フラッシュの光を柔らかい光にすることが大事です。

フラッシュ撮影時にディフューザーなどがない状況ならば、
半透明のビニール袋をフラッシュにかぶせるだけでも
代用できることもあります。

他にも、半透明の紙を発光部にはってみるなど、
いろいろと試してみてください。

以上、フラッシュの使い方でした。

いつでも、ご質問などお待ちしています