毎日暑い日が続きますね


人もワンコもいかがお過ごしでしょうか?


前回、超スペシャル長文ブログ

トリマーの現状 咬み咬みワンコ


勢いあまり、長々書いてしまいましたが、

大変反響を頂きまして、

たくさんのメッセージ、激励、

いいね、シェアを頂き

本当にありがとうございました


偉そうなことを書いてしまいましたが、

自分への戒めであり、過去への反省でもあり、


まだまだ、自分自身も途上であり、

「まずは、自分から」の思いで頑張ってゆきたいと

思っていますので、よろしくお願いします。


そして今日は、

「道具の使い方、、、私はこう思う」を

書きたいと思います


先日、爪切りに行かれたワンちゃんがサロンで死亡するという

痛ましい事故のニュースを耳にしました


詳しい情報は、自分は見ていませんので、

どちらが悪い、、こうだということは、申せません。


ただペットサロンでは、、

やはり大切なワンコちゃん(命)をお預かりするわけですので、

とても大きなリスクを抱えています


爪きりひとつでもそうです。

たかが爪きり、されど爪きりです


大体の相場、爪切り500円~1000円くらいでしょうか?

まさか、そんなことで、我がワンコがどないかなるなんて、

考えても見ないことでしょうが、


暴れれば、チアノーゼになる子もいるし、

扱いが悪い場合もあるし、発作の場合もあるし、

とにかくリスクは高いです


クッキーママさんも、

優しいトリミングの伝道師和さんのアドバイスも受け、

爪きり2000円にしようかと検討中

(もちろん良い子割引も検討中)


伊達に20年ワンコの爪切ってません

優しく、上手く切れます(笑)


優しいトリミングをしてたおかげで、

自分の子供(人間)を産んだとき、

の爪きり、お風呂は

最初から、めっちゃ上手でした(笑)


勝手に動くのを、押さえつけずに優しく扱う

ワンも人間も一緒でした(笑)


なので、今まで、大人しかった子が、

「他で爪切られて、豹変して咬み犬に」なんて

ざらにあります。


ワンコは賢いので、痛いのは覚えてます。

でも、コミュニーケーションとって、

ちょっとずつ頑張れば、

大丈夫なこともだんだん覚えてくれます


脱線しましたが、やはりトリミングって

リスクが高いです。ちょっとのことが

大きな影響を与えてしまうんですよね。

飼い主さんも、トリマーさんも心して

おかないとダメだな~と思います


そして、とても難しいのは、

ワンちゃんがお話し出来れば良いのですが、、

気分が悪い、心臓が痛い、息苦しい、伝えてくれたら良いですが、

そうはいきません。


いつもおとなしい子なら、なおさらわかりません

パタっと倒れて

人間の目から見て、

急変はあり得るわけです。


人間でもトイレに立ち、、、「脳梗塞、心筋梗塞、」

温度差でなることもありますし、スポーツ中、マラソン中、

健康だと思われていた人が突然死することもあるのです。


なので、ワンコさんたちも同じように、

おうちとは違う環境、空気、ストレスが少なからずかかりますので

そのリスクは必ずあるということを、

飼い主さんには、ご理解頂きたい事柄でもあります


「クッキーママさんとこで死んだら、まあ、こんなん言うたらなんやけど

この子の寿命やからいいのよ」と信頼して下さり、

シニアワンコちゃんを託してくださるお客様がいますが、、、


「いえいえ、無事にお返ししたいです(笑)

いえっ必ずお返しします。死なれたら困ります」と

お話しすることがありますが、


本当に、信頼関係を結ばないと難しいお仕事でもあります


そんな背景があり、10歳以上は新規応相談、お断りなどのサロンが出てくるのです

若くても急死がありますが、年齢を重ねれば、リスクも必然と上がってきます。


元気な子を預けて、、亡くなって帰ってきた

飼い主さんからしたら、恐ろしいことですが、

ありえなくない事なのです。


トリマー人生20年

癲癇(てんかん)おこしたり、発作だったり、亡くなったりと

やはりそういう子も見ました


15歳、初トリミング 

「恐ろしくて恐ろしくて」

ほとんどのトリマーさんはみんなドン引きですが


飼い主さんはあかるーくお電話してこられます。

「うちで洗っていたけれど、大変になってきたので~

シャンプーしてくださーい

うちの子は元気なので大丈夫ですよ~。。」


いえいえ、おうちで大変になってきたのに、

急に見ず知らずのところに預けられ、、ストレス半端ないですよ。と

詳しくお話しすると、だんだんとわかってきてくださるという具合です


飼い主さんは、とても安易にグルーミング、トリミングを

考えておられます。 


命を預かる私たちトリマーは気が気じゃない大問題なんです。

ご説明すると、そうですか、考えます。と電話切られる方もおられますが、

リスクを承知の上で、ご来店されるお客様もおられます


クッキーでは、よっぽどではない限り、お断りはしていませんが、

リスクをきちんとお話しせせて頂いて、お預かりをさせて頂いています

なので、お話は戻り、、


何もなくてもとてもリスクのある命相手のお仕事ですが、

道具の使い方一つとっても、苦痛にも、不安にもなり

死亡にもつながってしまう大変なお仕事をしています。


なので、安心で、負担なく、安全にお仕事することが求められます

そして、それは、心の余裕なくして、出来ない仕事です


そしていよいよ道具のお話です。

まず、よく言われるアームです 

テーブルの上に乗せた時につなぐものです


クッキーママさんのとこは、使っています

テーブルの上に乗せた時の

命綱です。首だったり、胴だったり、タスキがけだったり

「アーム」の名前のとおり、

3本目の手として使っています


飼い主さんの中には、「首絞められて可哀想」と

言われる方もいますが

落下するリスクを考えれば、

私は必要なものと考えています


体高30センチのワンコが

70センチのテーブルの高さから落ちたらどうでしょう

人間で言えば、

150センチの人が、350センチ

マンションの2階から落ちるのと一緒くらいです。


急に雷が鳴ったり、思いもしない事があると

ワンコもどういう動きをするかわかりません。


だからといって首吊りにしたり、

無理やり引っ張って、作業優先にしたり、

その場を離れるようなことがあれば

間違った使い方です。

正しい使い方で、初めて安心が得られます


そして、次に口輪&エリザベスカラーです

飼い主さんは、見た目で、

「口輪なんてされて可哀想」と思う人が多いようですが

それは、間違いです。


口輪は、人も犬も安全に作業できるように使う道具です

まず、口輪は咬む子だけに使うのではありません


ハサミをなめてきたり、ハサミに咬んできたり

シャンプーの泡をひっきりなしに舐める子にも使ったりします

ワンコもケガしないように、するためです。


そしてもちろん咬む子にも使います。

口輪をするだけで落ち着く子がいるのも確かです。

そして、トリマーも安心して作業ができます


「プロなんだから、噛まれても平気でしょ」

なんてことは、ないのです。生身の人間です。

痛いです。手が震えます。


そして、ここからが、本当に大切

トリマーさんの度量になりますが、

「咬めないようにする。人も犬も安全に」

これだけが口輪のメリットなのですが、


ここからが問題。


間違ってる人がまだまだいます。


「咬まれへんから、無理やりなんでもやっちゃおう」という

悪徳トリマーさんは、絶対にブーッ、ダメngです


咬まれないから、無理やりブラッシング

咬まれないから、無理やり抑えて爪きり、

咬まれないから、無理やり毛玉を引きちぎる

咬まれないから、無理やり何でもしちゃう

咬まれないから、我慢しときや。


これでは、ワンコは、何も学習できません

慣れもしないし、咬むこともやめない。


口輪を見せたら咬むようになる、

当たり前ですよね~。口輪したら

嫌なことが始まるって学習してるんですもの。


上手に出来れば、

段々、ワンコもトリミングにも慣れてきて、

口輪外しても大丈夫になる子いますよ。


でも、クッキーママさん

大きな歯が怖くて、1頭だけ口輪する子がいますが

最初は、トリミング後も

隣を歩けないくらい凶暴でしたが、

段々と、手からおやつも食べてくれるようになりました

無理やりしなければね。少しずつでも信頼築けます。


でも、大きな歯が怖いので、

口輪はつけさせてもらってます


とにかく

道具は、上手に使って頂きたい。し、

飼い主さんにも、なぜ使うのかを理解して頂きたいのです。

そして、飼い主さんは、

疑問があればトリマーさんに聞いてくださいね。


トリマーさんには、当たり前でも、

飼い主さんにとっては「なんでっ?」と思うこともあるし、

誤解もあるし、色々です


クッキーママも以前、匿名のお手紙頂きました

信頼が築けてなかったんだと思いますが、


クッキーでは、

薬用シャンプー浸透中。 トリートメント剤浸透中。

シャンプー途中で、待っていてもらうことがあります。


おそらくその状況を見たであろう、飼い主さんが、

「なぜ、濡れたまま放置してるのか?

忙しいか何か知らないけれど、

うちの子も、そうされていると思うと怖い」などと、

匿名でお手紙頂いたことがあります


匿名であったため、お話することもできず、

信頼頂けてなかったんだな、、凹みましたが、


理由なく負担になるようなことはしていないつもりで

いますが、飼い主さんは、不安に思ったんですよね。


わからないことは、是非、メールでもお手紙でも

聞いて欲しいです。是非、お名前を書いて~。

よろしくお願いします。

きちんと個々に対応させて頂きますし、

みなさんが不安に思っているようなことなら

改善、なんで??ということを共有したいとも思っています


人もワンコも安全に負担なく

安心のために頑張りますっ。


あっ、

「アーム使ってないから悪だっ」とかは

ないのですよ。

それぞれのトリマーさんの

考えですのでね。


クッキーママさんは、

あると安心だと思って使っているだけです。

どなたとも闘いません。


またまた、長文読んで頂きありがとうございました


ラブラブ人に優しくワンコにはもっと優しくラブラブ


by クッキーママ