日々量産される(書物とは言い難い)ビジネス書や自己啓発書の類には、「約束の時間を守ることは最低限のビジネスマナーで人間の基本である」とか「時間を守らないという一点で相手の時間=命を軽視していると言っても過言ではない」などとまことしやかに説く。
しかし、私には、とても実践者の発言とは思えない。
もちろん対人関係の意識もあるのだが、それ以前に、スケジューリングしている内容・中身に対して、強い想いを持っているのであれば、遅くとも30分前には当該地点に自然に身体が着いている。そこから先は先方の迷惑にならないように、相手に応じて時間を調整して、10分前か、5分前か、1分前か、訪問のタイミングを決める、というのが通常ではなかろうか?
要は、形式・マナー以前の問題であり、時間に遅れるということは、その案件は、その人物(自分の場合も含めて)にとってたいして重要なことではない、いや、まったく重要ではないと本心で判断しているということに他ならない。
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