生きている間、毎日のように繰り広げられる小さな戦いにずっと勝ち続けるのは、現実的ではない。
一部の天才や尋常ならざる意志を持つものとて同じだろう。
私は師匠に、「1勝9敗でいいと思えるかどうかだ」と教わった。
どんなに血を流しても切られてもいいが、最後に一発の攻撃で完全に倒してしまえばいい。
スタートラインに立ってしまったら、その先はまさに運であり、負けたとしても運が悪かったと思えばよい。
そして、すぐに立ち上がることだ。
未来から流れ続ける時間を体感できるようになったら、もはや過去などどうでもいいとはっきり認識できる。