相も変わらず、振り込め詐欺が横行しているようですね。当クリニックにもそのような封書が届いたことがありますが、不遜かつ低劣な所業ですよね。
本当に人が良い方(悪く言えばナイーブな方)は、杜撰であるが有効なこの手口にあっさり騙されてしまうようですね。騙される方が悪いなどと無神経なことを放言する輩もいますが、そういうのを「盗人猛々しい」と日本では言います。
急いでお金を払わないと大変なことになるという事態は、少なくとも日本ではありえないでしょう。
逆に、急いでお金を払ったとしたら「こんな簡単にお金が取れるなら、もっと・・・」という風に、強欲で人に対する敬意という概念がない犯罪者は考えます。
簡単に言うと、急いで契約させよう、早くお金を出させようとする輩は、ほぼ100%詐欺犯です。さっさと帰って頂くなり、電話を切った方が得策です。
最近は、お役所の役人を装った犯罪者も増えているようですね。犯罪とその防衛手段というのは、いたちごっこだとはよく言いますが、ここまで悪辣になると始末に負えませんね。
私などは、役所の「方から」来たという人には、その人に身分証を提示させて、名前、所属、役職をメモした上、その役所に電話をかけて存在確認をするようにしています。しかし場合によっては、そこまで相手に調べられることを前提として準備しているプロもいますので難しいことですね。