エリックを探して(Looking For Eric) | 映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

ペップトーク(Pep Talk)とは人を元気にする短いスピーチで、コーチングの最後のスキルとも言われているそうです。映画に出てくるペップトークを通して、みなさんにもペップトークを知っていただければ幸いです。

この作品はtuttiさんのブログ「Cielo arancione」の記事リストで発見して(オイラのサッカー映画鑑賞リストのネタ元はほとんどがこの方のブログ)随分前から長い間観たいと思っていました。

1990年代初頭のマンチェスター・ユナイテッド復活の中心選手で、ベッカムも憧れていたというカリスマ・プレイヤーのエリック・カントナが俳優兼プロデューサーとして制作した作品なので、サッカー・ファン必見の映画です。

なおかつ、テーマが30年間も上手くいかなかった夫婦の恋愛やその親子関係だったりするので・・・ご夫婦でも親子でも楽しめます。

特に息子に対する父親の愛情は◎です。

エリックを探して [DVD]
スティーヴ・エヴェッツ
アミューズソフトエンタテインメント


ペップトーク度 (最高★×5) :★★★☆☆
映画オススメ度 (最高★×5) :★★★★☆

【ストーリーと背景】

マンチェスター・ユナイテッドのサポーターで冴えない郵便配達員の「エリック」は、30年前に別れた妻に今も未練がある。

彼女の元から逃げ出した自分の言い訳をきちんと彼女に伝えたいと思いながら時間が過ぎて行き30年も経ってしまった。

その悩みを尊敬するマンチェスター・ユナイテッドの「エリック」・カントナ(二人のエリックがでてきて解りにくいので、サポーターの方のエリックはそのままエリック、エリック・カントナはカントナと表記しますね。)のポスターにかたりかけていたら、なんと本人が現われて、エリックに恋愛指南を始める。

エリックの息子が、ヤクザの問題に巻き込まれて、命まで狙われるハメになったり、元妻と娘まで事件に巻き込まれたりするのを、カントナの指導によりひとつひとつ解決していくのだが・・・。

【ペップトークの見所】

なんだか、見始めたときから不思議な映画でした。

コメディなんだか、ファンタジーなんだか、ラブロマンスなんだかわからないまま刻々と話が流れて行き、突然バイオレンス・アクションになったかと思うとヒューマン・ドラマになったり・・・で、観終わってとっても爽快感が残る、ある意味究極のエンタテインメントでした。

で、ペップトークではないのですが・・・・

二人のエリックの会話で、元気が湧いてくるシーンがありました。

Chapter:065 0:548’37”~

このシーンでは「仲間はどんな時でも信用するもんだ。それができなきゃ負けだ」
といってエリックを励まします。

この作品は、結構こういった手法が多用されていて、カントナの名シュート・シーンをマンUサポーターのエリックが思い出しながら、二人でその試合・そのシーンを語ったり、カントナが解説したり、エリックがそのときの感動を熱く伝えたり・・・

なので、エリック・カントナって選手のことをあまり知らなかったオイラですが、どんだけ素晴らしい選手だったかが良くわかりましたし、その選手が自分で企画・制作し出演している映画にも関わらず、嫌味なく素直に楽しむことができました。

あと、ストーリーの中で、フランス人のカントナがエリックに対しての指導・指南でフランス語の格言を多用するのですが、そのうちのひとつ

Chapter:06 0:56’37”~

「最も高貴な復讐は許すである」
元妻とうまくいかないエリックにこんな言葉を投げかけます。





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