視 界 良 好 -2ページ目

底知れない... part2 ≪富士山本宮浅間大社≫

ぽっかりと穏やかに晴れ渡った心地よい日和の下、

久しぶりにこの神社に詣で。


富士山本宮浅間大社

静岡県富士宮市宮町1-1

【主祭神】木花之佐久夜毘売命

(別称:浅間大神(あさまのおおかみ)


私は木花之佐久夜毘売命様のために、

先日大山阿夫利神社でいただいたばかりの父神のお守りを

境内の小枝にくくりつけた。


しかしー、今になって思い出した。

ここ浅間大社にも相殿にその大山祇神様が祀られていたのだ。

ということは....


姫:「お父様~、今日は戴きものがございましたのよ。お守りです。」

父:「ほうー、なんだか嬉しそうだね。誰からだい。」

姫:「お父様からですわ」

父:「・・・」


こんな会話、もしかしてあの社で・・・ (妄想)



節分のこの日、

先の大相撲で白鳳と優勝決定戦した、あの力士がくるとか。

社務所前の紋付袴の関係者たちがにきにぎしい。


私は2リットルの空のペットボトルを持って

隣の水屋神社へ。



水屋神社 【祭神】 御井神、鳴雷神


榛名神社のおみくじの言葉に、

「清き 水を求めて 旅せよ」と。

あのとき真っ先にココが浮かんだよね。だからた~んと2リットル。


参拝の後、一人のおじさんとすれ違う。

歩きながら唾をペッペッと撒き散らしている。

「汚いな・・・、はて??? 胸騒ぎが・・・


厳島神社 【祭神】 市杵島姫命


男とすれ違った後に目に入ったものが

どこかで見たことのあるようなスクーターとポリタンク。


ああああああ~、あのペッペッ野郎だだだぁ

※いきさつは過去ブログ参照
http://ameblo.jp/peeves/entry-11521009365.html




過去の記憶が蘇り、

"賽銭ドロ"と浮かんだ瞬間に私はバッと男を振り返っていた。

男は水屋神社の前に立つと、そこでなんとペコリと頭を垂れた。


たっ、垂れたぁだと~???


ど~しちゃたんだ?


第一、なんでまたここであいつと再会するこんな偶然って・・・

もう、モゥ、モーー。つらつら、ウラウラと境内を出た。


誰でも、人はやり直せるっていうけれど、

現実には、限界はあるものじゃなかったか?


前回、神は「真実をしっかりと見定めよ」と示された。

それなら今回も、ひとつの真実に違いないのだ。


『限界』という自分で勝手に決めつけたその小さな枠から

おまえは一向に抜け出そうとしないと

神から言われた気がする。


神を、そしてなにより自分をとことん信じる勇気が...


メッセージをいくらたくさん受け取っても、

それを志だけでなく、

実行へと進まなければ

いつまでたっても夢の明日に繋がらない。

あぁ~耳がイタイ、イタイ。


ひょんなところから、

今の自分にぴったりのメッセージに。 ハァ~っ・・・


底知れないね~。撃沈です。


私壊れた ≪河口浅間神社≫


境内に入ってみるまでもなく、

神社の駐車場は満杯で路上まで車が溢れ、

なにやらの騒がしさに気が付いた。


河口浅間神社

山梨県南都留郡富士河口湖町河口1

【祭神】浅間大神


今日は節分

さっき行った浅間大社でも

参拝者に甘酒サービスしてたし。


そっか、そっか~。


節分の御祓いを終えたばかりとみえて

本殿内は人だかり。

そこへ宮司さんが現れ、

とうとつに、ぱらっぱらっと豆を撒いた。


「ありゃ、ありゃ」


思わず一粒拾って、ありがたく食べる。

いつもながら節分の豆は香ばしい。


さて、さてーーーーっと、くるりと

拝殿から振り返ると、

眼下に身長80センチくらいの小動物が群れていた。


とオレンジと緑の帽子を被り

皆、手に手に大きな布袋を下げている。


メガホン持った壇上の人が、

「米寿になった特別の人が撒くんですよ~」ってね、うーん


こいつらに、「米寿」と言ってみたところで、

その「米」という漢字自体、

多分知らないだろーし、

もとより、頭から人の話、聞いてない。


それよりさっさと早く撒けと、

見上げるお顔の、つぶらな目から催促光線?


これからお菓子が撒かれるという

事情は一応理解しているらしい。


まるで池の鯉みたいに、

この小動物たちの

手がいっせいに伸びた・・・


ふ菓子「うまか棒」が宙を飛び???

それを受け止める袋は、頭の上で花開く。しかしー、


撒き手が米寿で、

キャッチャーは小動物という珍妙なバッテリー。


撒かれるお菓子の行方は知れず、

待ち受ける袋の方は「ここに入れるの」と仁王立ち。


ふ菓子は地面におちた。


すると小動物たちは、キャッチを止め、

足元に転がっているふ菓子の

お拾いに作戦を変更。


狭ーいエリアにひしめきながらも、

押し合うことなく腰を屈める。


まわりの大人たちはさらにそこへ

せっせとふ菓子をばらまいていくものだから、

なかなか無くならない。

一人が腰を上げ、私のカメラと視線があう。

私:「いやあ腰痛ですか? 精が出ますな~」 たぶん妄想・・・?


突然ファインダーを覗く目からなぜか涙があふれた。


これから続く未来に、自分の足で大地に立ち、

きっと勇気をもってそれぞれが選択した道を歩んでいくだろう。

時に転んで膝を擦りむくこともある。

仕方が無いことだけれど...


でも、きっと大丈夫だよ。

河口の神様がずっと見守ってくれるさね。


どの子もその大きな袋には、

神様からの贈り物でいっぱいだ。

いいかい、

独り占めしないで、弟・妹にも分けてやれ~


七本杉さんも笑ってる。


みんなホントやさしい。

また泣けてくる。

私、たぶんこわれた。


河口の神様は私にこんなすてきなイベントを

見せてくれた。


最近こういうことが多い。

「永遠のゼロ」や

「かぐや姫の物語」。


男は、ハートチャクラに無関心な生き物。

そこんところの詰りを通してくれてたりして。



千年もの間、見守り続けてくれたことがうれしい。


おっと、

子供に続いて「大人」向けの豆まきもあるらしい。

「大人」だって

あの「色つきの小動物たち」と、いささかも違わない。


みんなで仲良く分け合ってほしいな~

どこか、どこかに <箱根神社>




ソヨソヨと肌寒い風が渡る湖畔...


箱根神社 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根

【祭神】箱根大神

瓊瓊杵尊

彦火火出見尊

木花咲耶姫命


初詣の賑わいは大方過ぎたかの感。


しかし境内には閉店状態の屋台が

参道沿いの暗がりに並んでいる。

その周囲を幾分薄汚れたブルーシートが覆い

安直なロープで縛り付けている。


これで全国を点々と周っているのだろう。

一年で最大の書き入れ時の年末・年始。

いっぱい働いて、たくさん儲けて

今頃大イビキかいていたりして...。

九頭竜神社新宮

白龍神社

白龍は竜神様の親分的存在なんだそう。

その祠の周りを25人近くの参加者が取り囲み、

主催者が気を利かせて頭数を半分に分けて

御参りしようとした時のこと、

『イッショデ カマワン』

『キョウワ トクベツサービスジャ~』

皆、目が点になったり、爆笑したり...


位の高い白龍様ですが、

親しみやすいんです。


九頭竜神社本宮

御眷属様ですので、こちらに来る前の順序として

先に箱根神社主神にご挨拶する必要があります。


駒ケ岳ロープウェー
海抜1327mの駒ケ岳山頂付近は

夏でも涼しいくらいだから、

冬季なら推して知るべし。


厚手のダウンと手袋、これでOK。

けれど、後々わかった、そんな甘くないことを....


日頃行いの良くない人が登ると、

駒ケ岳にガスがかかる伝説、


けれどお日様は雲に隠れているものの、

今日はイケそうな...


途中すれ違うロープウェーがヒューン。

人影、居たっけ?

あれれ????


到着。

ひぇー、箱根元宮が凍ってるぅーーー。








雲が目線より下にどっしり垂れ込めている。

そんな駒ケ岳からの眺望を

神様は残しておいてくれた。


それにしても、ここは冷凍庫並みだ。

耳、いや顔全部、んいや体全体冷たい。




でも冷たかろうが、お金払って来たんだから、

この際、

のっ、登るぞー! (^_^;)  


足元、凍結注意。

コチコチの氷。





箱根元宮

駒ケ岳から神山を拝し、そうして山岳信仰が始まった。

公式HPによれば、

神山を天津神籬(あまつひもろぎ)とし、

駒ヶ岳を天津磐境(あまついわさか)として祭祀した。


鉄筋じゃなけりゃ、じぇーったい吹き飛ばされてる。

ホント、建てた人を尊敬する。

■攝社 駒形神社
【御祭神】

高皇産霊尊
神皇産霊尊


目立たないけれど、絶対のおススメ。

だって・・・なんです。

ひざまずいてのお参りです。

霊峰神山

祈っていたら、暫時お顔を覗かしてくれました。

ここで遥拝しないと、

来た意味なし。


いつか、今年こそ、神山へ登拝してみたい。




なんだか種子島のロケット発射場みたいだ。

ここ山頂にいると遠近感が、

奇妙にど新鮮に目に映る。

そんな思いで、この写真を撮った。


***

箱根園のバスターミナルから、

小田原駅行きに乗る。


※小田原駅に伊豆箱根バス案内所があります。

一日周遊券は料金がおトク。

その際に配布される時刻表をうまく利用すると、

その日の旅行計画がスムーズになります。




電車に乗り込んで振り返ると、今回もまた虹。


虹に限らず、自然の森や木、動物や虫、

人の話し声や、電車の中吊り広告...


どこか、

どこかに、神様からのサインが来ているかもしれません。


サイン探しも旅行の楽しみです。

トンネルの向こう <銭洗弁財天 宇賀福神社 >




銭洗弁財天 宇賀福神社 (ぜにあらいべんてん うがふくじんじゃ)

神奈川県鎌倉市佐助2-25-16

鎌倉駅からの道順がウロ覚えで、

多分"あっちの方"と、

適当に勘を信じて進んでみると、

途中から道しるべが導いてくれた。


そこまでの道中には、

りっばな邸宅が結構建っている。

車庫の車だって個性的ばかりで、

カローラが1台もなかった、つーことは、

ここは大衆ではないのかいかいかい?

***

宇賀福弁財天

ヘビのとぐろの上に人の顔が載っているという、
その見慣れないその御姿に

普通の人は大抵引いてしまいがちだけれど、

でも"神様"です。

何も怖いことはありません。


この石の像に神様が降ります。

銭洗いするより、こっちの御参りをおススメしたい。

上之水神宮

ココでいただいた御水を持ち帰って、

自分の氏神様の境内に撒くことを

水つなぎするといいます。


『○○の神様、ここに上之水神宮の御水を、

神様に感謝をこめて、お繋ぎ致します』


下之水神宮

水はその土地の神様の気を含んでいるという。

だから水つなぎすると、

神様同士がつながりを持つことになるので、

氏神様がより元気になって、

土地力が上がるってなこともアリ。


実際に繋ぐ様子は、

下川友子さんのツアーに参加するとよーくわかります。

***


道路と平行して湘南の海岸線を江ノ島電車が走る。

極楽寺という駅は、

昔、中村雅俊の「俺たちの朝」の舞台となったところ。


カースケ、立派に社会人になれたのかなぁ~

へへ、年がバレる。

あぁ~天女さま~ <江ノ島神社>






江島神社 神奈川県藤沢市江の島2丁目3番8号
http://www.enoshimajinja.or.jp/index.html

【辺津宮】 田寸津比賣命 (たぎつひめのみこと)
【中津宮】 市寸島比賣命 (いちきしまひめのみこと)

【奥津宮】 多紀理比賣命 (たぎりひめのみこと)


景色は風光明媚で その分、

階段のアップダウンは仕方ない。

優雅に徘徊する猫たちを見ていると
こっちの時間の流れまでのんびりしてくる。


「あれれー、天女がいるよ。

衣がふわりと舞ってて、とてもきれいな方。」


この江島神社の参拝から数日後、

私を見るなり 『見える人』からこういわれた。


思い当たることといえば、

奥津宮に描かれていたあの天女様。


 

天女といえばなんとなく浮かんでいるイメージだった。

けれど天女様は"神様"なのでした。私だけか?

そしてその天女様からの御言葉までいただきました。


・私の言葉に喜びが宿っている。
・自分の過去をいつも口に出している。

 過去話は要らない。理由付けしなくていい。



 

靴を脱いで足を海水に浸す。

もちろん、お断りしてから。


海草の貼りついた岩場の上で

日にさらして足を乾かし、

エッコラと、靴下を履いているとき、

私は言いようのない可笑しさをこらえた....




幻想的な岩屋

古来から祈りの場であったようだ。


暗闇のなかに素朴で真剣な気が満ちている。

静かに大切に残したい気持ちに駆られた。





まるでやさしいおじいさんのような竜神様だった。

みんなを包むように見守ってる。


胸に浸み込む。

ジーン~

ジーン~


あー、 来てよかった。

聖地にくるだけで、

人は神気を吸収して晴れやかに元気になれる。

でも今日の私は

自分の心根を見つめた。


うれしいとね、

愉快でしょ。


ならそこから向き合ってもいいじゃないかなって。



 「言」

  二つのものは知性の恥なり。

  語るべきときに黙し

  黙すべきときに語るは。 <江島神社御籤>