11/29 アイソン彗星 太陽最接近
≪画像 SOHO 太陽・太陽圏観測衛星 NASA/ESA≫
アイソン彗星が太陽に29日最接近する。
その接近の様子はSOHOの観測イメージに写されている。
上記写真の白い丸が太陽の大きさを表す輪郭。
その外縁の青く丸いエリアは
強烈な太陽光をカメラが遮蔽している影。
彗星は太陽になんと120万kmまで接近する。
地球と月の間が約38万4400kmだから、
わずかその三倍分しかない。
したがって彗星は太陽コロナの内部を突き抜けていく。
強烈な太陽熱等にさらされるため、
彗星の核部分にかかるダメージは相当なもので、
分裂の可能性も予想されている。
12月、未明の南東にどんな尾があらわれるか?
※12/1までは、SOHOのHPを参照されたし。
神魂神社と日御碕灯台
***
泉美を苦しめる最大の問題。
それは事故直後の記憶がない事。
いや、思い出したくないだけで、
あのトンネルで何かがあった。
自分は何かをした。
そこで何を見たのか。
何を聞いたのか。
①泉美は一緒に行くはずだった出雲大社に出かけ、
②それから秋鹿町の淳一の実家へ向かう。
③全ての真実を知り、導かれるかのように
最後に向かったところ・・・.
それが揖屋駅の駅員さんに道を聞いた、
黄泉比良坂で、ようやく
「瞬」のラストシーンに繋がるわけです。
黄泉の国への入口。
そこで泉美は奇跡を見る...
この映画のDVD、どうやって借りたらいいもんかな??
***
さてさて、出雲で最後に参拝した神社です。
■神魂神社 (かもすじんじゃ)
島根県松江市大庭町563
【主祭神】伊弉冊(イザナミ)大神
【 配 祀 】伊弉諾(イザナギ)大神
旧暦10月には
伊弉冊大神を偲び八百万神が訪れることから、
「御忌祭」として「神在祭」を斎行する。
・日御崎神社 (出雲市大社町日御碕455)
・朝山神社 (出雲市朝山町1404)
・万九千神社 (出雲市斐川町併川258)
・神原神社 (雲南市加茂町神原1436)
・佐太神社 (松江市鹿島町佐陀宮内73)
・多賀神社 (松江市朝酌町970)
・賣豆紀神社 (松江市雑賀町売豆紀)
以上計八社でも斎行される。
創建は天穂日命(アメノホヒノミコト)、
天照大神とスサノオが誓約をしたときに
右のみずらに巻いた勾玉から成った、
天照大神の第二子であり、
天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)の弟神。
男坂を"登りにくい階段"と評していたのがおもしろい。
厚く緑色に苔むした手水場、
右手の急勾配の石段を登ると
そりかえるくらい近くに本殿が真正面。
屋根から白くまぶしい大空が差し込んで、
拝殿は一瞬モウロウとした大きな壁の様。
■本殿
写真だとこんな風に霞んでしまう。
まともに撮れないのは、
単に光線の具合の為ばかりでは、ないのだろう。
八百万神の集まる、
神高い社なんだから、そうゆーもんだ。
港よしと
百舟(ももぶね)千舟(ちふね)
うち つどいつヽ
[大庭大宮]
手前から
・杵築社
・伊勢社
・熊野社
・御釜宮
そもそもこの神社を創建した天穂日命は、
高天原から釜に乗って
この地に降り立ったという伝説がある。
その御釜を祀っているのなら、と思い、
普段通りに御参りをしていたのだが、
一瞬、私のまわりでを赤い光が走った。
ん?
目を開けてみても誰かかストロボを焚いたわけでもない。
落ち着いて想い起こせば、
なんか大きな赤い火柱と黒い大釜だったような?
だからさ、
神高い社なんだから、そうゆーの、アリですよね、ハハ。
私は至って冷静です... ドックン・ドックン・・・
●ただの穴 (右写真⇒)
隣に「ひもろぎ」があります。
是非ともここはセットで
丁重にお参りすることをおススメしますデス、ハイ。
黄泉の国は日が暮れるのが早い...
んなわけないか...
んじゃ、そろそろ帰ろう。
八重垣神社方面は、大渋滞。
松江から再び出雲市へ。
そうだ、最後の最後に日御碕灯台見てこ。
***
出雲の神様ありがとうございました。
ブログ見てくださった方々にも感謝します。
出雲大社では11月28日に
第二等去出祭が夕刻、御本殿にて斎行です。
その後全国の神様は、散りぢりになって帰っていくのでしょうか。
今度一宮に行ったら、
イズモデモ、ゴクロウ
とかなんとか、おっしゃってくださったら楽しい。
いーつ、帰ってくるのかな~
ではでは...
ラストシーンは黄泉比良坂
【所在地】 島根県松江市揖屋
時間は三時をとうに過ぎていた。
本当ならもっと早い時間帯に来たかった。
でも、
内宮(皇大神宮)別宮、伊佐奈弥宮(いざなみのみや)で、
伊弉冉尊(いざなみのみこと)様に呼ばれたのだから、
きっとだいじょうぶと自分を励ましながらやって来た。
今自分は落ち着いているかといえば、否だ。
思い込みはやめよう。
神様に呼ばれたのには、必ず意味がある。
伊弉冉尊様は破壊と生成のエネルギー。
「感情」を手がかりに奥深くに隠された原因を探り、
必要な事に気づけと、とカードは示していた。
怒りの下には悲しみが、
支配の奥には恐れが、
喜びり下には愛がある。
ばらばらのピースが繋がれば、創造のエネルギーは
想像もつかない豊かさをもたらすでしょう。
精一杯心を込めて大岩に御神酒をかけた。
ホ~ラ、やっぱり大丈夫、ホッ~。
しかしこの妖気漂う黄泉比良坂で
なんと平成21年に、
映画のラストシーンが撮られたんだとさぁ~。(訛り)
磯村一路監督作品 『瞬 (またたき) 』
2010年6月19日公開
[原作] 河原れん
[主演] 北川景子、岡田将生、大塚寧々
[Story] 花屋で働く泉美(北川景子)はある日、
配達に訪れたショッピングモールで、
美大生の淳一(岡田将生)と出会う。
デートと喧嘩を繰り返し、時間と共に深まってゆく2人の絆。
幸福な日々は、このままずっと続くと信じていた。
だがある春の日、バイクに二人乗りして出掛けた花見の帰り、
交通事故という悲劇が襲う。
病院のベッドで目覚める泉美。だがその横に淳一の姿はなく、
1人生き残った泉美は、事故当時の記憶までも失っていた。
あの時何が起こっていたのか・・・。
泉美はクリニックに通う弁護士の真希子(大塚寧々)の協力を得て、
失われた記憶を辿っていく。
しかしそこで浮き彫りになるのは事故現場の凄惨さや
淳一の生々しい傷跡……。
真実を知る恐怖と葛藤しながらも、
封じ込められた記憶を辿っていくと、
そこには彼が最期の一瞬に込めた
愛の軌跡が隠されていた……。
幻冬舎文庫 (¥495)
真実に向き合うには勇気だけじゃ足りない。
わかっちゃいるけど、泣いてやる~
もし、一瞬で運命の選択を迫られたら?
そこに愛する人がいたら、あなたは?
もう一度だけ、会いたい
その時 私に 奇跡が起きていた
島根県松江市東出雲町揖屋字宮山2229
【御祭神】
伊弉冉命 大己貴命 少彦名命 事代主命
【 配祀 】
武御名方命 経津主命
黄泉比良坂から約2キロ。
黄泉を司る神として、伊弉冉命が祀られている。
拝殿に立つと、神鏡に自分の顔が写る。
どこまでも、自分と向き合わなければ..
境内摂社素鵞社(そがのやしろ)
【祭神】素戔嗚尊
御本殿の後ろにあり、現在工事中のため、
フェンスにめぐらされて近づけない。
***
出雲大社は歴史上で、
御祭神が大国主命から素戔嗚尊に
入れ替わったことがあったという。
しかし記紀に国譲りの経緯が明記されていることからして、
現在の状況にもどるのも、必然のような気がする。
ん? もしかして...
ではこの転換した歴史と、
出雲系の開拓者によって創建された、
埼玉県の一宮・氷川神社の御祭神が、素戔嗚尊であることは、
ある程度影響があったのではないだろうか?
む・む・む・む・む?
当時出雲系の開拓者と、九州の大和朝廷が
どのような従属または敵対関係かは、ともかくとして、
未開の開拓地に出雲の氏神を建てるなら、
当然出雲大社の祭神にするのか妥当じゃないのだろうか?
なぜ素戔嗚尊なのだろう。
この疑問の答えは、『玄松子の記憶』 (http://www.genbu.net/ ) の中にあった。
※以下は 斐伊神社 (http://www.genbu.net/data/izumo/hii_title.htm ) より一部引用
■出雲國大原郡 斐伊神社 (島根県雲南市木次町里方字宮崎463)
【御祭神】須佐之男尊 稲田比売命 伊都之尾羽張命
~当地の名称は、「樋」であり、現在の斐伊川も樋川であったが、
地名を二字にする政策により、「伊」が付加され、「斐伊」となった。
孝照天皇三年、当社の分霊は、
遠く武蔵国一宮の氷川神社に奉祀されたという。
当時は、相当の大社であったようだ。
・氷川神社は当時大社だった斐伊神社から勧請された。
・氷川とは樋川だった。
オツムはこれにて快晴。
御本殿の祭神を大国主命に戻した際、
それまで主祭神だった素戔嗚尊を
奥宮として移し祀ったといわれている。
しかし祭神を元に戻すといっても、
簡単な事じゃなかったはずだ。
きっと神様の後押しもあったんだろうねぇ~
神高き処 《出雲大社》
大社内外の駐車場はほぼ満車で、道路は長~い渋滞となっている。
しかし、あちこちに増設した臨時駐車場が少しずつ車を受け入れている。
時間の余裕があれば、そのうちどこかに入れる。
不思議にイライラしない。
テキパキ手信号している係員は、表情がにこやか。
そういえば、
コンビニ、駅員、レンタカー、タクシー...
ここにきてからみんなみんなから、
ハキハキ + 丁寧 ⇒ お・も・て・な・し の心遣い を感じた。
出雲の人たちは、ここが神の町であることを深く誇りにしている気がする。
町全体気持ちがいい。
もしかしてそういう人しか、この町に生まれないとか?
■下り参道
出雲大社に入るには、
祓社(はらいのやしろ)にまず参拝して、
穢れをはらうのが習わしとなっている。
ここで30~60分並んで祓社の順番を待つのもよし、
でも稲佐の浜で、ジャブジャブ手と足を海水に浸して浄化してもらうのと、
さぁーて、どっちがいいか?
私の足元は、
ズボンの裾が上に捲りあげたままの、
素足に靴を履いたイデタチで、内に砂が少しだけ混じってる。
■ムスビの御神像
■拝殿
みたよ、ここ見たことある、何回もテレビで。
太い注連縄、大社造の大屋根。
どこからともなく高見盛がひょいと現れるとか...
大国主命様には千葉の分祀、相模分祀を経て、
ようやく、ようやく出雲に御招き戴いた事を感謝した。
後ろに控える参拝者の邪魔とならぬよう、
拝殿の端で手を合わせたのだが、
私の手は厚く暖かい何かに包まれたことを感じた。
・・・通じてる・・・
人が拝殿に立ち神様に呼びかけるとき、
その波長はピーンと高くなるという。
拝殿は人と神様が繋がる奇跡の場所だ。
たくさん人が押し寄せようと、
神様は一人ひとりの手をとり、そばで耳を傾けている。
人のほうは、どんなにやかましい状況であっても
拝殿に立ったらキチンと住所・名前を名のって挨拶しなきゃ
ここに来る意味なんてない。
ここで出土した太い柱は資料館で閲覧できる。
もう仮説じゃなくなった。
高くそびえる社がかつて本当にあったことを示している。
今年出雲大社は六十年ぶりの遷宮を5月に終えた。
本殿修復中の間、拝殿が御仮殿も併せていた。
今は本殿に入ることも出来るが、
参拝なら拝殿で十分通じる。
本殿の正式参拝は、
人が閑散として落ち着いた時期になってからしたいもの。
境内の西の神楽殿から、
御本殿西側を通って、
裏手にある素鵞社(そがのやしろ)へ向かっていたときのこと。
ぞわ~、 ぞわ~、 ぞわ~~~
いきなりすがすがしい神気を全身に浴びた。
なになに、何なの?
南向きに御本殿は開かれているが、
大神様は西を向いて座している。
あぁ~、そういうことか~
高く聳え立つ御本殿から大神がこちらを向いている、見ている。
ひぇ~、すんごい気。
実は近くの塀に遥拝所が設けられていた。
しかし案内には素鵞社遥拝所とあるではないか?
でも参拝者はやはり皆御本殿に向いている....?
御本殿の後ろ。
なんともいえないすごい迫力。
あまりに神高すぎると、人は「怖さ」を感じてしまうものらしい。