上に上がってしまうと、文句なしの空。
眩しいくらいの青い空は、ぼくのテンションを煽ってくる。
ワーーーーーーーーーって
大声で叫びたかったけど、機内だし、
屋久島を前に強制送還されたら、死んでも死にきれないので
我慢して、おりこうさんにしてみた。
鹿児島からおよそ20分くらいで到着。
屋久島空港は、笑えるくらいに小さい。
歩いて改札口まで行かなきゃならない。
でも、それが良かった。
屋久島の地に足を落とした時、なんともいえぬ感動があった。
「あー、また来れた」って。
飛行機から降りて、そのままそこでしばらく余韻に浸ってると
まわりに人がいなくなった。
これをいいことに、みなが向かってる建物まで
ワーーーーーーーーーーーと
思いっきり叫びながら、全力疾走した。
これで感極まって涙と鼻水たらしてたら、かなりの危ない人だ。
大人なので、その辺の分別は持ち合わせてた。
ただ、
涙と鼻水があろうがなかろうが、
福岡空港だったら、大声で叫びながら走ってるような男は速攻でとりおさえられる。笑
運が良ければ全国ネットで一部始終放映され
一躍スターダムにのしあがれるかもしれない。
ちなみに屋久島空港、手荷物、ぐるぐるまわりませんから。
思いっきり手渡しです。
やたら混雑します。
無事に荷物を受け取り、外に出る。
２度目の屋久島ということで、迷わず楽勝でバスに乗り込む。
が、降りる際には間違って、目的地のひとつ手前で降りてしまった。
重い荷物を持ってるのに、まいったなーと思ったけど
空を見ると、とんでもなく綺麗で。
屋久島がぼくの為にこの空を用意してくれたんだなって嬉しくなって。
また
わーーーーーーーーって
叫びながら走ってみた。
さっきと違うところは、荷物がガチャガチャうるさいのと
まわりに部活かなにかの学生がたくさんいたことか。
そんな事、気にもならなかったけどさ。笑
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