アルバム作りをはじめる方に、
「どこから始めたらいいですか?」
と、尋ねられます。
私は、まず、
「現在からはじめて、過去と未来に伸ばす」
とお答えします。
これは、アルバムは、見ることで体験を共有して、コミュニケーションする道具になるからです。
記憶が新しいうちに、記録しておくことが良い。
例えば運動会のかけっこで頑張ったら、アルバムにそのことを書いて、子供と一緒に読むことで、家族で、がんばったよね!と話をして、子供に自信がつく。
それは、子供にとっても、家族にとっても、かけがえのないものです。
次にお勧めするのは、
「産まれたときから」
誕生の、その日のページからアルバムをつくっていくことです。
実は、この、「産まれたときから」ページ作りをしたい、という方が多い。
でも、私が産まれた日から作ることを1番におすすめしないのは、子育ては記憶の上書きの連続で、現在のことはどんどん忘れてしまうからです。
優先順位として、タイムリーなことを記録することを大切にしています。
お子さんが大きい方ほど、産まれた日から作ろうとすると心理的負担が大きい、ということも理由のひとつです。
ママは、子供を産んだ日のことは、忘れません。
10ヶ月、育んで、待って、楽しみにして。。。耐えて。。。
赤ちゃん、という一人の人間を、この世界に送り出した日。
神聖な瞬間がそこにはありました。
子供にとって誕生日であると同時に、その子の母になったあなたの記念日です。
今月、キラママ講座で、「出産」をテーマにしたワークショップをします。
出産の日の写真と、母子手帳を持ってきてください。
と、お願いするつもりです。
デジカメに慣れた今のママに、写真をプリントして持ってきてください、ということは、講座に参加するハードルをひとつ上げてしまうことになります。
それでも、やってきて欲しいです。
できれば、だんなさまと。
できれば、お子さまと。
写真を選ぶことを含めて、ワークショップの一部だと考えています。
母子手帳をお持ちいただくのは、記録のためです。
数字というのは、思った以上にものを言います。
身長、体重、産まれた時間、かかった時間。。。
産まれた場所も、子供は知りたがります。
作っていただくのは、こんなページです。

凝ったことは、しません。
切って貼るだけです。
書く事を大切にしたいと思います。
何年たってたとしてあなたは忘れてません。大丈夫です。
作るうちに、どんどん思い出すはずです。
アルバムを作らないまま、お子さんが大きくなっているママにこそ、参加してほしいと思います。
もしお子さんが、思春期の入口ならば、出産のときのお話は、女としての母を語る切り口になります。
うちの子供達は、7歳と5歳ですが

リビングに置いてあるアルバムを、好きな時に取り出してみています。
上の子は、本当に時間をかけてじっくり、読んでいます。
そんな子供達が一番よく読むのが、自分の産まれたページなんですよ。
写真を準備するとき。
講座の時間。
できたページを家族で見るとき。
その時間を通して
子供が、生まれてきた自分に
ママが、母親としての自分に
誇りが持てますように。
詳細が決まり次第、キラママ代表宮本ミキティのブログにて、告知・申込スタートとなります。
皆さまの参加を、お待ちしております。
長文をお読みくださり、ありがとうございました
