前回が「DCTL SHIRT」の件について書いたので、今回は過去のアイテム。
以前BLOGで紹介したときは簡素だったので.....
過去の関連記事。
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PEEL&LIFT DCTL SHIRT
約20年前のリプロ・アナーキーシャツ。
制作者はPEEL&LIFTのデザイナー細谷君。
僕が22歳～23歳のときに何度も、何度も、何度も（多分、50回以上懇願）直々にお願いして頂いたANARCHY SHIRT。
以前にも書いたけど、ア・ストア・ロボットではアナーキーシャツは再発一度もしてなくて、僕の記憶では細谷君が製作したアナーキーシャツが1番最初に販売された。
22歳のとき、細谷君主催のイベントがあり、S.Sちゃん、W.M君、僕もレコードも持って参加。
1番最初に行った場所はブッタがあるビル1階にあったCLUBアッパー。
2回目も同じくアッパーで3回目がダコタ。
既にPEEL&LIFTでは定番化したレザー・リスト・ストラップ、六角ブレス（ミニヘキサゴンではない定番モデル）、ミニコーン2重ブレス、そしてこのアナーキーシャツがダブルダッチで販売。
納品前に細谷君宅に行くことになり、大量のホワイトシャツを購入し、家の中にはブリーチされた大量のシャツが部屋一面にあり、まさか1人で製作してると思わなかったら物凄い光景に見えた。
足の踏み場もないくらい大量ブリーチシャツ。
そこで一度だけお手伝いをお願いし、「こんな感じで良いんですか？」と筆を止めた瞬間
さっきまで温厚だったハート様が一気に沸点に達したときの気迫と起爆。
結構、家揺れた。心臓が止まりそうなる。
そのとき僕は思った。
アナーキーシャツは蕎麦職人や寿司職人と立ち位置が同じだと言うことを....
漫画「スーパーくいしん坊」みたいにとんとん拍子にはならない現実を知る。
裏。
本当はもっと良い色だったんだけど、何度も洗濯したことにより色が結構抜けてしまっている。
サイズも細谷君サイズなので、僕が所有する中では1番デカい。
このアナーキーシャツは恐らくこれがモデルなんじゃないのかな。
1993年「HFA」、また1994年「BACK TO CHAOS」の切り抜き。
20年前にオリジナル・アナーキー・シャツ紹介してるのは、このページで初めて知ったよ。
ヒロシさん、この頃からシャツの袖をまくってる。
話し逸れるけど、藤原ヒロシさんは靴紐にしてもアレンジを加えるセンスが毎回凄い。
常に自分らしさを追求し工夫が伝わるアイデアは非常に影響受けるね。
ヴィンテージデニムとリーガルブーツを紹介してる時代だよ。
60年代のウエンブリーシャツをベースって書いてある。
ベースになったシャツはそれぞれなんだね。
襟もラウンドカラーではなく、オリジナルの方も同じく通常襟。
左襟部分にアドラーパッチが付いてないけど、ヒロシさんが所有するオリジナルも付いてない。
スローガンは2度プリント。これのオリジナルも同じく2度プリント。
アドラーエンブレムはシルバー×ブラック。
前回紹介したDCTL SHIRTはゴールド×ブラック。
ちなみにヒロシさんが紹介してるアナーキーシャツはアドラーエンブレム付いてないタイプ。
ブリーチされたパッチに書かれたスローガン。
マルクスパッチ。あれです。
既製品のシャツを使用してるのでボタンは7つ。
ヒロシさんが紹介してるものは6つ。
右袖。
左袖。
袖の部分は約20年経って劣化して汚れたのか、元来これだったのかは分からないけど、本当は全体的にもっと汚れた良い感じに仕上がってた。
ダメージ加工を自然に出せる術があれば手を加えて修正したい。
が、勇気も無ければ失敗する確率が高いので、このまま保管が多分ベスト。
今回、BLOGで紹介するに当たって思い出したんだけど、このブリーチした縞模様は刑務所をモチーフだったのかな？
海外の刑務所で当時イメージあったのはボーダー柄。
初期GOODENOUGHからリリースされた縞模様で青×白の服は囚人服だったはず。
映画パピヨン見て囚人服が縞模様だったので、そこで初めて気が付いたときは年数が結構経ってた。
あ、思い出した。アナーキー・シャツの縞模様は囚人服でも強制収容所に閉じ込められたユダヤ人達が着てる囚人服がモチーフだったと思う。
歴史観と製作されたときの意図を知ると、かなりどぎついシャツは間違いない。
だから名称がアナーキーシャツなんだと......
20年前にこれを製作してる人は細谷君しか浮かばない。
僕の記憶では伏見にあったブラックでも見かけた記憶がないし。
情報が今と全然違う状況で、凝ったものやマニアックなものを製作してたのは凄いよね。
だから現在発売されてるアナーキーシャツは格段にクオリティが高い。
......Mサイズ希望です。
あと僕のサブBLOG「SUPER BARBARIAN的な日常生活」も宜しくです。
以上。
ベリサンキュ。
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