MARK BEER - PRETTY | MUDAMUDA DAM

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この7インチシングルは僕が24歳の時、今池の元円盤屋のTさんが経営してたgreatesthits(グレイテストヒッツ)で購入した。
PARANOIA TRAINの日々-MARK BEER - PRETTY

「Mark beer Pretty」

現在は今池店は無くなってしまったがネットで検索したら大須店の方は健在で何故かホッとした。


レコード......音楽に本当に詳しかったTさん元気かな?


僕はMARK BEER(マーク・ビア)の事は全く知らなくてジャケットがPUNKっぽい印象だったら購入動機だったと思う。

当時、Tさんのお店のロゴをデザインしたのが元円盤屋のK.Hちゃんで、当時出来たばかりの頃は名芸のI.H君やS.S君、元円盤屋のS君もレコード売りにきたんじゃないのかな?

Tさんがお店ができたばかりの時に言ってた言葉は

「お前達、身内でとっかえひっかえになってる現状が続いてる」


ってできたばかりの時に言ってたのが印象的だった。

僕はThe Whoの珍しいアルバムを2枚売った。ついでに僕の趣味では無かったブランキーとコーネリアスもそのレコードも売り、飾ってあった恐らくTさんのキングクリムゾンの名作アルバムとジミヘンの2枚譲って貰った。

確かキングクリムゾンの時は実に微妙な顔をされ、フーを売るときは

「お前、これを手放すっていう意味分かってるのか?」

と、念を押された記憶がある。恐らくモッズ大好きな人間であれば魂も売るような行為だったんだろう。


とくかくTさんは喋りやすく、本当に音楽が好きな事が伝わる人で僕より当然年上の人だ。

詳細が思い出せないのは、試聴をさせて貰えた筈だけどそこが思い出せない。

Tさんの性格なら試聴OKだったと思う。

近隣にはP-CAN FUDGE(ピーカンファッジ)があり、そこは試聴を店員に一言伝えたらできたのは覚えてる。


僕がTさんのお店で迷ってたのは当時音を全く聴いたことが無かったMC5の7インチシングルも売っていて、迷った僕はこのマーク・ビアの方を購入した。
PARANOIA TRAINの日々-MARK BEER - PRETTY

僕はこのマーク・ビアで情報共有を誰ともした事がない。


あれ、半年前?いや一年以上前なのかな?

この曲をまさか藤原ヒロシさんがハニカムBLOGでUPしてたのには驚いた。


藤原ヒロシさんの音楽ジャンルはソウルやR&B、ダブ、フォーク、昔ならハウスというイメージがあって僕はギトギトかポップスとかヒロシさんから見たら全くカテゴリーが違う音の聴き方をしてた。

その藤原ヒロシさんがこの曲をUPして、そこまで詳細は無かったけど恐らくリアルタイムに聴いてたんだろうね。
PARANOIA TRAINの日々-MARK BEER - PRETTY

これが7インチシングルの表紙の裏。

1981年って僕はまだ小学生だから、リアルタイムでなくても僕よりこの音と早く出会ってることは間違いない。

しかもこれ邦盤で7インチサイズの表紙に折り目があるので表現が変だけどライナーは2枚分になってる。
PARANOIA TRAINの日々-MARK BEER - PRETTY

ライナーには、この7インチを発売する前に自らのレーベル「Wasted Records」から発売してるって書いてある。

ライナーの抜粋。

ラフ・トレード契約以前のレコードは、ロンドンの地下道での弾き語りで得たお金でリリースしてきたという彼のサウンドは、やはりイギリス人らしいシニカルなもので、イギリスのポップミュージックのにひねった伝統を今日的に良く処理し、自分のものにしている。


要するにお金持ちではなくギリギリ的なところに真実味が増すような印象を感じる。

よく見ると右下にはPUNKのCRASSの7インチシングルが紹介されてるね。


こちらが左側になる歌詞のライナー。
PARANOIA TRAINの日々-MARK BEER - PRETTY

ライナーの歌詞より下の広告掲載のアーティストに目が行く。

まさかのTHE POP GROUP(ザ・ポップ・グループ)の7インチシングルが2枚掲載。


やはり癖のあるアーティストが類は友を呼ぶ以前の誤字るいは智を呼ぶには気を付けてと)様なメンツだね。


お金持ちよりアーティスト思考が強い匂いがプンプンする。

.....僕は小銭でも欲しいけど.....


レコードSIDE1
PARANOIA TRAINの日々-MARK BEER - PRETTY

SIDE1に名曲「PRETTY」が収録されてる。
PARANOIA TRAINの日々-MARK BEER - PRETTY

こちらが裏面のSIDE2
PARANOIA TRAINの日々-MARK BEER - PRETTY

SIDE2はインストでダブバージョン。
PARANOIA TRAINの日々-MARK BEER - PRETTY

SIDE2はPUNKのTHE CLASHの後期アルバムっぽいサウンド。更に音が少ない感じで不思議と落ち着く。


$12345

MARK BEER - PRETTY

懐かしいな。そして異常に落ち着く。

YOUTUBEで聴くと音が抑えてあるけど、初めて聞いた時はミキサーのイコライザー部分が最大でクリアーになってるのか?と疑ったくらい始まる最初の数秒間は音質が割れた様な始まり方をする。

自宅で先ほど何年ぶりに聴いたSIDE2は検索してもUPされてなかった。

これも同じ彼の曲なのかな。

Mark Beer - The Man Man Man


このチープな楽曲で歌うマーク・ビアはどこかMoney Mark(マニー・マーク)のファーストとも接点ある気がする。

チープな電子楽器がゲームウオッチと同じで時計のチクタクの音のリズムというか反復運動が精神的に落ち着くのかな。


TVで流れる音は本人達以上の音質がエンジニアにより加工されてる。

加工された音が蔓延してると、その反動で手動や自主製作に近い音は凄く耳に残るね。


加工された音も好きだけど加工するのであればズバ抜けたクオリティでないと感動しない。


ここ最近になって実感するのは音が少ないアーティスト達の音は逆に耳に残る傾向があるわ。

Joy Division(ジョイ・ディヴィジョン)も先のTHE POP GROUP(ザ・ポップ・グループ)やThe Cure(ザ・キュアー)、The Jesus and Mary Chain(ジーザス&メリーチェイン)の初期やPIL(ピル)も同じで80年代初期の音はかなり冒険心が強い音が多い。

普通に聴いてたら一般受けは絶望的なのに、そこに情熱を注ぐのは現在のアブストラクトのカテゴリーの媒体っぽいね。


Tricky(トリッキー)も後半は音楽というよりノイズとポエムの様なイメージが強かった。


偶然の出会いは実は必然だった様な気がする。



あと僕のサブBLOG「SUPER BARBARIAN的な日常生活」も宜しくです。
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以上。


ベリサンキュ。